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言語学(語用論)の期末レポートを書くことになったのですが、テーマの立て方がいまいちピンときません。先行研究をなぞるだけでは論文にならないでしょうし、かといって新しい何かを発見できるとも思えません。

暗中模索してひとつ書いてはみたのですが、とても提出できるようなものではありません。あるテーマに関して、語用論の理論を援用できそうな例(本からの引用)を並べ、理論ごとに章立てしたのですが、単なる例の羅列になってしまっています。また、複数の理論で説明できる例もあって、ひとつの章に入れること自体おかしくなっています。かといって、引用している作品もバラバラなので、ひとつずつ挙げて説明していくと、全くまとまりのないものになってしまいそうです。

先行研究の使い方も分かりません。
先行研究(新分野のせいか1冊しか見つかりませんでした)を読んだのですが、その本のいっていることは概ね正しいと感じられました。この場合、「先行研究で○○は~と言っているが、自分はそれに賛成だ」といえばいいのでしょうか。それとも、何かしらイチャモンをつけた方がいいのでしょうか。つまり、先行研究を読んで反論がなければ、テーマに選ばない方がよかったのでしょうか。

A 回答 (1件)

「レポート」というのであれば、この半期(全期)にやったことのレポート(報告)をする文書ですね。


ですから、これまでの流れを整理するだけで概ねOKでしょう。それに疑問点などを加えることになると思います。
ただ、論文であれば、先行研究を踏まえて、何らかの研究結果を論じ出さないといけません。
ここでは、論文であると捉えて回答しておきます。

> 先行研究の使い方も分かりません。
先行研究は、これから書く論文の土台みたいなものです。
ですから、先行研究がしっかりしているかどうかが重要です。
先行研究が新しい分野で、他の先行研究も少ないのであれば、それになぜ賛成するのか、つまり、その研究の正当性を述べる必要があるかもしれません。換言すると、あなたの研究の礎となる研究の礎を固めることです。
一方で、礎を均していく必要があります。
先行研究の全てについて、あなたが賛同しているとは限りませんよね(質問文中では「概ね正しい」と書かれています)。そのため、先行研究の怪しげな部分を削り取って(批判)、足りない部分を足す(補足)する必要があります。
補足は、今回の研究で行うことができるはずですので、実際にはあなた自身が研究(補足)することになるでしょうが、場合によっては、他の先行研究で穴埋めすることもできるでしょう。
そういった手続きを踏んでから、本論を書いていきます。

> 先行研究(新分野のせいか1冊しか見つかりませんで
> した)を読んだのですが、その本のいっていることは
> 概ね正しいと感じられました。この場合、「先行研究
> で○○は~と言っているが、自分はそれに賛成だ」と
> いえばいいのでしょうか。
> それとも、何かしらイチャモンをつけた方がいいので
> しょうか。
概ね先述しました。
無理に「イチャモン」を付ける必要はないと思います。

> 先行研究を読んで反論がなければ、テーマに選ばない
> 方がよかったのでしょうか。
先行研究一本で、その分野は終わり(研究し尽くされた)とは考えにくいので、考えれば、何かあると思います。
また、論文では、多くの場合、最後に今後のテーマを書いています。
そういったことをヒントにして、その分野を広げていくことはできます。
無かったとしても、その先行研究で触れられていない事象を研究することなどができると思います。これ以上は、研究内容を知らないので何ともいえませんが...
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。
とても参考になりました(特に先行研究に関して)。

お礼日時:2005/01/19 10:33

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