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医療用のX線フィルムは両面乳化剤が原則ですが、これには何か理由があるのでしょうか?コントラストをつけやすくするためなんでしょうか?教えてください。
お願いします。

A 回答 (2件)

x線フィルムができる流れを考えると分り易いと思います。


人体を通過したX線が増感紙にぶつかり吸収されて光を発光する。
その光がフィルムを感光する。という原理からレントゲンフィルムがなりたっています。
人体を通過するX線は当然、増感紙やフィルムも透過する能力を持っています。
透過されては意味がなくなります。吸収させて発光させることに意味があるのです。
吸収させる方法次のような方法があります。
1.増感紙の厚さを厚くする
2.増感紙を2枚にして両面からフィルムを挟む
3.増感紙の原子番号を大きくして吸収しやすくする、、、、などなどです。
いままでの事は、余談になりますが、
X線フィルムは両面乳化剤が原則というのは、上に書きました
2.増感紙を2枚にして両面からフィルムを挟むを考えているからです。
フィルムの前面と後面の両方に乳剤があり、それぞれに専用の増感紙で挟んでいるという事です。
その目的はX線を効率よく光に変換する為です。
コントラストとは無関係です。
片面の増感紙や片面乳剤というのも存在します。
それは、鮮鋭度を上げるためです。

参考になりましたでしょうか?
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レントゲン使用歴20年程度ですが、増感紙を用いて蛍光をフィルムに焼き付け、少ない線量でも撮影できるようにするためだと思います。



ブレンデを使用して極力乱反射したものをフィルムに到達させないようにしている分、直接フィルムに到達するものも減りますし、フィルターを通して軟エックス線もカットしていますので、その分、増感紙を用いるのが普通だと思います。カセッテにもその使用した増感紙の種類が記載されていると思いますが、増感紙の側の記録も残す為に効率よく撮影できるようにするためだと思います。

詳しくは大学で実習でやっただけだし、成績は放射線医学はCでしたので、別の理由があるかも知れません。

骨はノンブレンデで撮ることもありますが、少ない線量で高率に感光させるのには両面がいいのでは無いのでしょうか。肉眼で大部分は判断しますので、コンピューター解析で見るなら片側でも十分だと思います。
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