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インドの仏教には北伝仏教と 南伝仏教の2つの仏教があると幼い頃に聴いたことがあるのですが具体的には北伝仏教と南伝仏教ってどういった特徴があるですか?

A 回答 (4件)

> インドの仏教には北伝仏教と 南伝仏教の2つの仏教があると幼い頃に聴いたことがあるのです



記憶違い、聞き間違い、言い違い、あるいは説明が間違っているのです。

インドにあった仏教は、北伝仏教でも南伝仏教でもなく、初期仏教/原始仏教/部派仏教/大乗仏教/密教です。
南伝仏教は、スリランカやタイなど東南アジアに伝った仏教で、インドの仏教とは違います。
北伝仏教は、中央アジアや中国、朝鮮、日本に伝った仏教で、インドの仏教とは違います。 多くの場合、中国流に変貌した仏教を北伝仏教と言います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8F%E6%95%99 …

南伝仏教は、現時点で言えば、僧は修行者であって自分が聖者になること目指して煩悩を 滅することを主眼にし、在家信者は僧に食事/布施することや寺院の修復支援などを行って功徳が増えれば良い現世生活やより良い来世になるのを期待している。先祖代々の法事という観念もたぶんない。
北伝仏教は、現時点で言えば、僧は自分が在家信者を救う支援ができるし、役目だと思っていて、在家信者は僧が自分を救う手助けをしてくれると思っている。(昔には、北伝仏教では、国の繁栄や興隆を支える技術のように考えられ、僧はその技術者のように思われていて、権力者のための宗教のようなものになっていた)国家の宗教という立場を失ってからは、死んだ後の個人の救いをメインにする方向に転換し、遺族や死後の救いを求める人への宗教にシフトしていきました。それ以外にも、密教のように呪術的に功利効能を期待する方向の新仏教も盛んになりました。
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ザックリと言うと仏陀を信じ、徳を積もうということは同じ。

だけど、それ以外のアプローチはほとんど正反対。

テラワーダは自分のための修行。坊主になるのは簡単。戒律は厳しいが守れなければ一時的にでも還俗しても構わない。在家は修行僧や寺に対して寄進し、それを以って徳を積む。来世に期待した修行。
マハーヤナは大衆のための修行。坊主になるのは難しい。戒律は緩い(妻帯、飲酒が可能)。戒律違反は特に問題とならない。在家が寄進するのはテラワーダと同じだが、坊主の依頼に基くものが多い。現世に期待した修行。
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北に伝わった仏教は大乗仏教。


南の仏教は上座部仏教。
昔は小乗仏教といわれたが、この呼び方は大乗仏教から見た蔑称で、今は禁止用語になっている。

大乗仏教はその名のとおり「みんなを救うことによって自分も救われる」という派閥。
ざっくりいえば、導きや手取りを通して自らの心も鍛えられる、という論法。

上座部仏教はもともとの呼び方が示す通り「自分自身の鍛錬により自己が高まり、その結果他人も救える」という派閥。
なので自己の鍛錬が先にあり、結果出家などが盛んとなる。

ニワトリたまご論に感じるかもしれないが、しかし「自己」と「衆生」どちらを先にするかによって、修業の方法も導き(布教)の仕方も変わってしまうのである。
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例えばタイみたいな国では 子供が必ず1週間くらい出家する風習があります


これは 出家する事で 自らの平安を図るためです
この形が小乗仏教(南伝仏教)

これに対して
漢訳大蔵経を基礎として
社会全体の安寧を願うのが大乗仏教(北伝仏教)です
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