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日本美術史は日本史や美術の、世界の音楽史は音楽や世界史の授業できちんと学びます。
それに比べて、日本音楽史を高校までに学ぶ機会がほとんどないのはなぜですか?

音楽室には世界の音楽家の肖像画が飾られていますが、日本人のものはあまり見た記憶がありません。
また、公務員の教養試験(主に高校までの学習内容から出題)の参考書を見てみても、日本音楽史に関する記述は皆無です。

前近代の邦楽はそういった分野に比べて社会的関心が低いので取り上げない(ポップスや西洋のクラシックと比べて高く評価されているものは少ないと思います)ということなのでしょうか?

A 回答 (3件)

原因は4つくらい考えられます


1西洋音楽のような記録が残っていない(楽譜も独特なスタイル)
2技術の伝承が経験的で、論理的な学び方がほとんど成立していない(尺八や鼓など)
3音楽研究の方法が明治時代に伝わり「西洋音楽」の研究スタイルで研究がされたため、専門家が育たなかった
4民族音楽全般の価値が評価されたのは、ここ30年くらいでそれまでは、評価が低かった
さらに細かく言えば日本の「音楽」は何かの芸術(踊り・歌舞伎・浄瑠璃・祭り)の盛り上げ役で
その「音楽だけ」を楽しむといったことは、日本ではあまり盛んにはならなかったといった理由が考えられます
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> 前近代の邦楽はそういった分野に比べて社会的関心が低いので取り上げない(ポップスや西洋のクラシックと比べて高く評価されているものは少ないと思います)ということなのでしょうか?



たぶん、違うと思います。 近代の音楽史、現代の音楽史というようなことも、一般には関心を呼ばないと思います。 それは、歴史の他の分野、美術史、服飾史、住居建築史、食生活史、文芸史・文学史、芸能史、宗教史、教育史、行政史、医学史なども、社会的関心を呼ばないのと同様だろうと思います。

音楽の場合、歴史などは関心の対象にはなりにくく、その時代の社会や人々の感性にあう音楽が誰かに演奏されてそれが広まると、多くの人はそれに惹かれて興じ、聞き、歌い、演奏し、踊るという方向に行くので、歴史などは関心の外になるのだと思います。
小説、詩歌、物語、演劇、工芸や絵画、日常生活用品や料理、住居などでも同様だと思います。
経済や政治も、普通は史的観点で興味を持たれることはあまりないです。 ただ、国民教育というとき、読み書き計算、集団行動、計画的行動、科学知識や社会制度の知識の伝達や習得だけでなく、国民国家あるいは国家としての一体意識や政権の正当化・正統化を実現したいということで、歴史教育をしたために、政治史、社会体制史、経済史のようなことをやるのです。
現代だと、国際社会を戦いの場にしないこと、地域や肌の色、職業身分、宗教、貧富などで敵対し合う社会にならないようにすることを教えるため、自然破壊や環境破壊に気をつけて自然との関わりを考えながら生きていかねばならないことを教えるために、というのが、高校の世界史や日本史の教科書のどこかに書かれていると思います。 まあ、実際には、文科省が決めている教育課程に書かれているからやっている、試験や入試に必要だから勉強しているというだけのことになっているのだとは思いますが、、、
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高校生に必要ないか、高校教師に専門家がいないのでは。



自分の高校には音楽がありませんでした、それより実社会で必要な専門教科がたくさんあったからなのかもです。
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