
石黑浩著の「最後の講義」から興味深く感じた部分を引用します、
アンドロイドとは人間にそっくりなロボットですが、ここでは石黑浩に似せてあります。
注 [・・・]は質問者の補足(蛇足?)です。
<もうひとつ重要なのは、操作する人がアンドロイドの体を自分の体のように思うということなんです。>
<例えば、女性が僕[石黒]のアンドロイドを操作していて、それに僕[生身の石黒]が抱きつくと[女性の]「キャー」って言われるんですよ。
[石黒曰く]「いや、僕[生身の石黒]は自分の体[石黒のアンドロイド]に抱きつきました」
[女性曰く]「いや、私はもう適応しているんだから、これ[アンドロイド]は私の体です」
質問は、車を操作(運転)する人は、ほとんどが車を自分の体とは思わない(少しは思う人がいるかも知れませんが)にもかかわらず、
なぜ、アンドロイドを操作すると、そのアンドロイドを自分の体、と思うのでしょうか?
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
park123がご指摘されている「車を操作する人は操作している車を自分の体をと認識しない点」について
何らかの理由がない限り人は走ろうと思えば走れます。しかしながら車を走らせるにはそれだけでは車は走らせられません。車を走らせるには走らせる為の操作例えばエンジンをかける・アクセルを踏む等をしないと車は走らせられません。
この走られせる為の操作は走ろうと思って走る場合には無いのです。
この操作の有無の違いがあるために人は車を自分の体をとは認識できないのです。
これは人形ロボットにも当てはまります。
仮に自分自身とそっくりな人形ロボットを操作するときその人形ロボットを思う通りに動かす為に必要な操作をしなければ思う通りに動かせ無いとすると、その操作があるためにその人形ロボットが自分自身にそっくりだとしてもその人形ロボットを自分自身の体だとは認識出来ません。
上記を踏まえて
仮に自分自身にそっくりな人形ロボットを思う通りに動かす為に上記の操作が一切不要だとします。
要するに自分自身の体を動かすようにそのロボットがその通りに動かせるのならそのロボットを操作する操縦者の脳には自分自身の体とそのロボットを区別する理由が無くなります。
自分自身の体とそのロボットを区別する理由がないのならそのロボットを自分自身の体とみなしうるのです。
操作しようとするそのロボットを自分自身の体と誤認するのはその為です。
続きます。
ご回答ありがとうございます。
例のアンドロイドは、その操作がかなり楽になっているのですね。思う通り動かしてもそれほど苦労しない、ということなのですね。
<自分自身の体を動かすようにそのロボットがその通りに動かせるのならそのロボットを操作する操縦者の脳には自分自身の体とそのロボットを区別する理由が無くなります。>のですね。ロボットは対象ではなくなり自分の一部に融合してしまうのですね。
最近の技術開発では、あれを掴もうと思っただけで、義手が動いてくれとか(正確な記憶ではありませんが)を、聞いたことがあります。
いい意味で<ロボットを自分自身の体と誤認>することになるのですね。
No.21
- 回答日時:
因みに「概念の変化」が生じないかというと
概念は色々とあります
「人の概念」・「アンドロイドの概念」・「体の概念」等です
今回の質問に当てはめた場合
「人の体」も「ロボットの体」も「体」であることから「体の概念」に照らし合わせて「体」と判断します。
次にその「体」が何の「体」か判断します
「体」に関係する記憶と照らし合わせて判断します。その際その判断が正しいのかを判断する為その判断に関わる概念と照らし合わせて合わば正しと判断します。
今回の場合は「アンドロイド」という記憶情報と「アンドロイドの概念」とが合うので「アンドロイド」と判断します。
では何故「人と誤認」したのか?
その前に「概念」について
「概念」とは簡単に言えば「ものを正しく判断するための判断基準」です
「概念」に「正確性を下げて正解を求める」と言う特徴が有ります。これを「抽象化」といいます
要するに「それっぽいもの」を「それ」と判断するという事です
「人っぽいもの」を「人」と判断するとなります。
要するに「アンドロイドの体」が「人の体ぽかった」から「人の体」と誤認したという事です。
人の顔のような模様を人の顔と感じることと同じです。
ですから「概念の変化」が起きなくても誤認しうるのです
加えて「概念」は正しく判断するため判断基準ですから「誤った判断」をしてしまうような「概念の変化」をせけるのです。
これが「概念の変化」が無いその理由です
度々のご回答ありがとうございます。
1.「概念」とは簡単に言えば「ものを正しく判断するための判断基準」です
2.「概念」に「正確性を下げて正解を求める」と言う特徴が有ります。これを「抽象化」といいます
3.「概念」は正しく判断するため判断基準ですから「誤った判断」をしてしまうような「概念の変化」をせけるのです。
私には縁遠い「概念」のような言葉を、初めて真正面で触れました。
No.20
- 回答日時:
「潜在意識」と「顕在意識」。
体は脳のコントロール下に有ります。
自律と呼ばれ呼吸や心拍においても同じです。
意識するしないにかかわらず生きている限り呼吸や心拍をします。
この意識していないのときの状態を「潜在意識」と言います。
「潜在意識下」で動作等は「意識」していないため「自覚」出来ません。
これは呼吸や心拍でおわかりでしょう。
脳は常に働いていることから「潜在意識下」の脳領域は常に働いているのです。
潜在意識下で脳が右手を上げると判断し指示した場合、その指示は神経を通じて脳から肩付近筋肉伝わり右手を上げるために筋肉を収縮させるのです。
脳から指示なしに右手が勝手に上がることはありせん。
このことは脳が重大な損傷によって機能障害を起こした為に体を思うように動かせないくなる事からも容易にわかることです。
しかしながら潜在意識下即ち意識していないときのの出来事なので「右手を上げる」為の自覚すらが無いのです。
潜在意識下の脳の働きによって自分自身の右手を上げる・アンドロイドの右手をあげさせるどちらも行えますがその際の脳の働きは異なります。
潜在意識下の脳の働きは意識できないためにその働きの違いもまた自覚できないのです。
「わたし」が意識しているのは「顕在意識」であって「潜在意識」でありません
よって「わたし」が潜在意識したでの脳の働きを意識できない自覚できないのは当然ことなのです。
ついでに言えば脳の中で起こっていることは「概念の変化」ではありません。
そもそも脳の働きが同じであっても違っても対象物が自分自身の体もしくはその一部では無いことは承知しているのです。
承知しているのに「自分の体」と同一視しうるのは「誤解」もしくは「みなし」によるからです。
よって脳内では2つの捉え方一つは「対象物が自分の体でないもしくは体の一部では無い」と言う捉え方ともう一つは「対象物が自分の体であるまたは体の一部である」との捉え方(誤解もしくはみなし)です。
このため真反対の捉え方が脳内で混在する状態となるのです
何らかの理由で相反する2つの捉え方の「折り合い」がつけられれば「矛盾」と言う問題は回避できます。
折り合いがつかなければ「矛盾」という問題が生じます。
「脳」は矛盾を嫌う性質があるので「矛盾」という問題を防ごうとすることが有ります。
その方法の一つが「自分の体もしくは自分の体の一部」と誤解しないもしくはみなさないと言う方法です
この方法をとれば上記の矛盾は避けられます。
このことから言える事は必ずしも「操作する人がアンドロイドを自分の体のように思う」とは限らないという事です。
度々のご回答ありがとうございました。
詳細なご説明でした。
<脳内では2つの捉え方一つは「対象物が自分の体でないもしくは体の一部では無い」と言う捉え方ともう一つは「対象物が自分の体であるまたは体の一部である」との捉え方(誤解もしくはみなし)です。>
<折り合いがつかなければ「矛盾」という問題が生じます。>
矛盾の解消するため<「自分の体もしくは自分の体の一部」と誤解しないもしくはみなさないと言う方法です>
そこで、彼女は<自分の体の一部>である、としたのですね。
No.18
- 回答日時:
→No13さん
①~④はムカリンさんからの引用で、
a.~c.はそれぞれに対する私の意見です。
再反論の際に便利であろうと思い記号を振りました。
①
自分自身の右手をあげる場合
何らかの理由で「脳」が「右手をあげる」との判断します
この場合判断した時点で「(自分自身の)右手をあげる」よう支指示を出します。
その指示に従って「右手を上げます」
言い換えると
「右手をあげると判断(指示)」→右手をあげる
a.
これはありえないです。
私は右手をあげようとした場合、ただ右手が上がるのであって、
右手に指示なんて出してないです。
が、論旨は理解できますので、そこは置いておきます。
②
ロボットの操作が容易にできるとしてもその操作の為に「何らかの動作」が必要ならば
脳は上記の手順を踏むしかなくそうであるならば脳は自分自身の体とロボットを区別しなければなりません
ですのでその場合に脳はロボットを自分自身の体と同一視することは本質的は出来ないのです。
b.
ここに矛盾があります。
②が本当なら①もまたそのさい言われる右手は自分の体ではありません。
とはいえ、論旨としては理解できますので、そこは置いておきます。
③
「義手」の場合、自分自身の手を使うようにその「義手」を使えるならば
その自分自身の手に対する処理をそのまま「義手」に適用できるので「義手」
を自分自身のできるので同一視することができます。と言うか脳内ではそうします。
④
「あたかも自分の体のように感じているその感覚が麻痺」したために「自分の体と感じてしまう」事が有ります。
c.
この③・④の仮定は、<「肉体の概念」の変化>として私はうけとめます。
No.16
- 回答日時:
続きです
その前に私の設定と質問文中の設定との違いは
私の設定は「自分にそっくり」
質問文中脳が設定は「自分に似ても似つかぬ他人」です
それを踏まえて
普通に考えれば前回の回答通りかと思います。
しかしながらそれは正しくは無いかもしれません。
と言うのも質問文中の女性が操作しているアンドロイドは女性自身とは「似ても日格ぬ他人」です しかも異性のおじ様?
普通女性は異性のおじ様を自分とそっくりだと言われること自体生理的に嫌がります。
生理的に嫌がってるならいくらそのアンドロイドを思い通り操作出来たとしてもそのアンドロイドを自分の体のように感じること自体嫌がるのです。
だからこそ石黑氏は石黑氏そっくりのアンドロイドに抱きついた時その女性があたかも自分が抱きつかれたような反応に驚いたのでしょう。
それは石黑氏の「いや僕は自分の体に抱きつきました。」とのコメントで現れてます。
石黑氏のそのコメントに対してその女性は「「いや、私はもう適応している」のだからこれは私の体です。」と返しました。
この女性のコメントの「いや、私はもう適応している」がポイントです。
これから察するその女性はその石黑氏にそっくりのアンドロイドは石黑氏のものと認識していたがそのアンドロイドを支配し独占したいがためにそのアンドロイドを~思うように操作出来るようにしそうなった時その思いが強くなりすぎてそのアンドロイドを自分の体と思うようになったんだ時も思われます。
いわゆる「歪んだ愛情」です
この女性は多分彼氏や旦那さんに対してのその女性の思い通り言動をしないと言う理由で彼氏や旦那さんに腹を立てるタイプの女性かと思います。
旅旅のご回答ありがとうございます。
<そのアンドロイドを支配し独占したいがためにそのアンドロイドを~思うように操作出来るようにしそうなった時その思いが強くなりすぎてそのアンドロイドを自分の体と思うようになったんだ時も思われます。>ですね。
<この女性は多分彼氏や旦那さんに対してのその女性の思い通り言動をしないと言う理由で彼氏や旦那さんに腹を立てるタイプの女性かと思います。>ですね。
この女性だけとは思われませんが、<「歪んだ愛情」>を持った人はいますよね。
No.15
- 回答日時:
続きです
容易な操作で常に思い通りにコントロールできるならばその対象物を「自分の体のように使える」と感じる事はあるでしょう。
何故ならば「常に容易に思い通りにコントロールできる」という点で自分自身の体を使うのと対象物を使うのとで共通しているからです。
よってそのような対象物を「あたかも自分の体のように感じる」場合が有ります。
しかしながら「自分の体のように感じる」のと「自分の体と感じる」とは違います。
違うのですが人には「慣れることで感覚が麻痺する」と言う性質が有るため「あたかも自分の体のように感じる経験」を繰り返す事でそのような経験に慣れてしまいその結果そのような感覚が「麻痺」する場合が有ります。
よって「あたかも自分の体のように感じているその感覚が麻痺」したために「自分の体と感じてしまう」事が有ります。
続きます
度々のご回答ありがとうございました。
<容易な操作で常に思い通りにコントロールできるならば>
<「あたかも自分の体のように感じているその感覚が麻痺」したために「自分の体と感じてしまう」>のですね。
今回のアンドロイドも<思い通りにコントロールできる>のでしょうね。
No.13
- 回答日時:
他の回答者さんの私の回答に関する疑問も含めて回答致します。
この問題は「脳の働き」に伴う「認知」の問題です
仮に「右手をあげる」とします
自分自身の右手をあげる場合
何らかの理由で「脳」が「右手をあげる」との判断します
この場合判断した時点で「(自分自身の)右手をあげる」よう支指示を出します。
その指示に従って「右手を上げます」
言い換えると
「右手をあげると判断(指示)」→右手をあげる
となります。
他方ロボットに対してロボットの右手をあげさせる場合
何らかの理由があってロボットのは右手をあげさせると判断をします。
その判断に従ってロボットの右手をあげさせる為に必要な「処理」を判断します。判断した同時にその指示をします。
その指示に従ってその動作をします。
その動作によってロボットが右手をあげる。
となります。
言い換えると
「ロボットの右手をあげさせると判断」→その判断に従ってその為に必要な処理を判断しそれと同時にその指示をする→その指示に従ってその動作をする→その動作によってロボットが右手をあげる
となります。
ロボットに右手をあげさせるには「ロボットの右手をあげさせる」との判断によるものでありその判断は自分自身の右手をあげるときには無い判断なのです。
これは「脳」が自分自身の体と「ロボット」を区別しているからでありだからこそ「自分自身の右手をあげる」場合と「ロボットの右手をあげさせる」場合の「処理」を変えているという事です。
端的に言えば「使い分けている」という事です。
ロボットの操作が容易にできるとしてもその操作の為に「何らかの動作」が必要ならば脳は上記の手順を踏むしかなくそうであるならば脳は自分自身の体とロボットを区別しなければなりません
ですのでその場合に脳はロボットを自分自身の体と同一視することは本質的は出来ないのです。
因みに質問者さんが例示された「義手」の場合、自分自身の手を使うようにその「義手」を使えるならばその自分自身の手に対する処理をそのまま「義手」に適用できるので「義手」を自分自身のできるので同一視することができます。と言うか脳内ではそうします。
続きます
度々のご回答ありがとうございました。
詳細な説明えを頂きました。
人が自分の右手を上げる場合と、ロボットの右手を上げさせる場合とでは、違うところがある、ということですね。
脳内で、前者には上げるという判断が不必要ですが、後者の場合には必要なのですね。
<脳はロボットを自分自身の体と同一視することは本質的は出来ないのです。>ね。
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