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もう2度とリトラクタブルヘッドライトが復活する事はないですか?サーキットなどの専用道路のみで走れる車として復活、安全性基準をクリアする、など

A 回答 (10件)

自動車の歴史上、リトラクタブルライトはその時代時代で色々な理由があって採用されましたが・・・御質問は’60~70年代のスーパーカー・スポーツカーに使われていたヤツですよね?


 とすると、あの時代のリトラクタブルは、法規上の切実な事情があって採用されていました。

 当時のUSには、ヘッドライトに①高さ ②レンズの寸法と材質と枚数・・・の2つの法規がありました。

 空気抵抗を減ずる為に低いノーズとしたスーパーカーやスポーツカーでは、USに輸出する為には①そのままヘッドライトをノーズ先端に埋め込むと低過ぎ、②高い位置に埋め込んで透明なカバーを装着することも出来ませんでした。(レンズが2枚となるため。)

 当時、単一市場では圧倒的に大きいUS自動車市場を無視して新型車を作ることが出来ないのは、欧州や日本の自動車メーカーでは当然でした。そこで採用されたのが、ヘッドライトが高い位置に飛び出すリトラクタブルライトです。あの時代のリトラクタブルライトが、どれも違和感のある高い位置に『取って付けた様に』ピョコンと飛び出すのは、法規対策の為でした。

 このUSの法規が始まった当初、明確な対策をしたのがフェラーリ365GTB/4『デイトナ』と、トヨタ200GTです。
 フェラーリ・デイトナは、欧州仕様だと尖ったノーズの一部がプレクシグラス(透明のプラスチック)になっており、奥まったところに丸目4灯を配した『レーシングカーの様なスゴ味のある』フロントマスクでしたが、これは新たなUS法規で禁止された『レンズ複数枚』に該当し、US向けとしてプレクシグラス部分を『電動で開くマブタ』に変えました。
 トヨタ2000GTは、本来はラジエタグリル左右の2灯がヘッドライトでしたが、これはUS法規の『ヘッドライト高』に抵触し、特徴的なD形のカバーを持つリトラクタブルライトをワザワザ装備しました。(そのため初期型では、ラジエタグリル左右の2灯とリトラクタブルの2灯は、『ヘッドライト規格の同じ直径』の丸目でしたが、後期型ではラジエタグリル左右の2灯は補助灯に徹し、リトラクタブルよりも直径が小さい丸目となったため、『顔つき』の印象がガラッと変わりました。)

 その後’80年代の後半になり、上記のUS法規の②が緩和され、またその頃『日中でもヘッドライトON』の国が出始め、リトラクタブルライトの意味が消失した為、リトラクタブルライトが減っていきました。(リトラクタブルライトは、確かに構造上衝突安全性の面で不利ですが、しかしリトラクタブルの存在意義が消失したのは、衝突安全性が問題となるよりも前です。)
 US市場ではシボレー・コルベットとロータス・エスプリを最後に、リトラクタブルライトのクルマは販売されていません。

・・・っという様な経緯で絶滅したリトラクタブルライトですが、

>もう2度とリトラクタブルヘッドライトが復活する事はないですか?

 今や世界最大の自動車市場は中国であり、その後はインド市場が世界最大になるとも予想されています。そういう国がかつてのUSの様にヘッドライトに細かい法規を付けて来たら、またリトラクタブルが復活する可能性はあります。
 ただ安全上の問題から『ヘッドライト常時ON』の国も増えており(『ヘッドライト常時ON』の法規を作った最初の国の一つカナダでは、『ヘッドライト常時ON』で事故が60%も減ったというデータもあります)、そういう法規が先行したら、リトラクタブルは不要(というか邪魔)となるでしょう。

>サーキットなどの専用道路のみで走れる車として復活

 『専用道路のみで走れる車』をレーシングカーとするなら、それはまずありません。
 24時間レースもある耐久用マシンならヘッドライトが必要ですが、’70年代当時から、リトラクタブルを出すと『空力的に問題が多い』と自動車技術者から指摘されており、特にフェラーリやランボルギーニなどの300km/h級マシンにリトラクタブルは『あり得ない』と言われ続けていました。(この話を見ても、リトラクタブルは『性能ダウンがあっても、法規の為に必要だった』ということが判ります。)
 速く走ることを唯一の目的とするレーシングカーにリトラクタブルが使われることは、過去にも未来にもあり得ません。

・・・ワタシ自身はリトラクタブルが結構スキなので、無くなってしまったのはちょっと残念です。(人生で最初に買った新車は、当時発売されたばかりのパルサーEXA=1500㏄クラス初のリトラクタブル車でした。歳がバレますね。また今も、2灯ずつペアになった巨大なヘッドライトユニットがグワッ!っと立ち上がるペッタンコのクルマに乗っています。低いクルマはリトラクタブルですよ、やはり。)
 またヘッドライトを立ち上げた姿も、全体の形状は流線形なのにヘッドライトだけデメキンの様に飛び出していた’50年代のスポーツカーの様で、ちょっとカコ(*゜∀゜)ィィ!とさえ思います。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。やはりそれ相応の理由があって消えていったのですね。自分もリトラクタブルヘッドライトは好きなので復活を願っています。

お礼日時:2020/08/06 00:17

昔々、私をスキーに連れてってST165セリカに、乗っていましたが、ライトが、上がっていると、でっかいコーナーポールみたいなもので、見切りが良くなり、運転しやすかったですね。

一台のクルマで、二つの顔というのも〇でしたが、対人衝突のショック軽減で、ボンネットの低さ制限が、ある時代では、無理かな~!プレリュードなど、旧車の価値は、上がるかもです。
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この回答へのお礼

リトラクタブルヘッドライトの車はどれも値上がりを続けていますよね。あんな高いもの誰が買うんでしょう(苦笑)

お礼日時:2020/08/05 21:33

№7です。


デザイン面でリトラクタブルライト?

収納時は確かにスタイリッシュでデザインも秀逸です。
しかしポップアップしたらデザイン台無し、非常にダサいスタイルになります。
512BBでもカウンタックも同様でした。
他の方も言及していますが
丸か四角の規定形のヘッドランプアッセンブリーしかなかった頃ならではのアイデアです。
異形ヘッドランプが当たりまえとなり、LED採用で極薄形状も可能となった現在では無用です。

かつてのレース用車両ではポップアップ機能を殺して嵌め殺しにするのが定番でした。
埋め込みにしてアクリル板でカバーしたほうが空力的に有利との思考からでした。
私が今でも秀逸なデザインと考えるのはポルシェ924カレラGTとその派生モデルです。
ありきたりのリトラクタブルライトを搭載したベースモデルが924GT。
ル・マン出場車はライトを埋め込みにしカバーレンズで覆うエクステリアに生まれ変わりました。
これをさらにチューンナップした924カレラGTS、GTRはベースモデルからライトは埋め込みでした。
あれらのエクステリアデザインは今でも十分に通用すると個人的に考えています。
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お聞きしたい。


リトラクタブルヘッドライトが復活して欲しい理由はなんですか?

今となっては子供騙しと言ってもよいギミックです。
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この回答へのお礼

デザインですね。

お礼日時:2020/08/05 15:06

基本的に規格品のライトユニット用ですしね


格納時の雨水対策でホンダとかはわざわざハロゲンのシールドビームにしていたぐらい(汗)
ledが主流になると余計に出てきづらいでしょう
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リンカーンコンチネンタルのような70年代のアメ車のフルサイズのセダンやクーペ、ステーションワゴンに多かったライトユニットがくるっと前後反転するような方式なら、出っ張ることはありませんから、今でも可能ですが、フルサイズのセダンやステーションワゴンがほぼ絶滅ですからね。


サーキットではリトラクタブルユニットがデッドウェイトだし、空気抵抗の増加につながるのであり得ません。

あっ、自転車なら、復活あるかも。
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そもそもアレは丸形や四角のライトしかない時代にどうにかかっこよくしようと苦肉の策でライトを隠したものなので…



樹脂レンズやLEDが発明された現在ではデザインの自由度が増して無用の長物になったので復活は難しいです。

可動部が増えてコストも掛かる上に信頼性も落ちるので欲しがる人がいるかっていうと…
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ない。

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サーキットだと


車の端、重心から遠いところに
ヘットライト上下のアクチュエータが不要重量だから
まず採用されることはない
結局、今、LEDとかで小さいライトで十分な光量が得られるがなくなった原因だし
ライトON時のcd値悪化のほうが痛いから採用したくないしです
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突起がなくなればいいんだったら、ライトハウスの中でライトを回転させることだってできます。


実用的な意味は殆どないだろうけど、カーデザイナーの誰かが考えていると思います。
だって規制規制で車のデザインがどんどんダサくなっていくんだもん
それを良しとするようなヤワなデザイナーばかりじゃないでしょう。
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