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推測の might と could にはsignificantな意味の差がありますか; 学校ではそのことは習いませんでした。

A 回答 (4件)

こんにちは。

私なりの捉え方になりますが。
can は「能力」ということがその元になっている意味だと思います。言ってみれば、手の内に何時でも切ることのできる手札を持っているような状態。だから、つねに「起こりうる」という可能性を持つとともに、手札は切るかもしれないし、切らないかもしれない。起こるかもしれないし、全く起こらないかもしれない。可能性として「ありうる」ということ。
それに対しmay は、何かからライセンスが下りるのを待っている状態。神様や気象など、より大きなものがライセンスをおろしてくれればそうなるだろうという構造的な可能性。その分、恣意性がcanより少なく、大局に支えられた「模様」や状況。そんなふうに捉えてみると、vnvanusさんがコメントされたcanが「一般的」で、may が「個別的」という説明とも符丁が合うように思います。

要するに、canは、そのもの・こと・人が内在的に持っている可能性で、mayはそのもの・こと・人にライセンスを与える世界(構造)が与えている可能性ということです。台風の持つ力がcan、気圧の配置がmayみたいな感じでしょうか?

どちらがより起こりうる可能性が高いかというと、今述べたような可能性の性質の違いから、一律には言えないと思いますが、次のような序列が目安になると思います。左から右へ行くほど起こりうる可能性が高くなります。

could < might < may < can < should < ought to < would < will < must

ただし、説明される方によっては、左の could <〔 might < may 〕の部分を、〔 might < may 〕< could と書かれている方もおられ、このあたりに「推測」の曖昧さが現れているように思いました。
個人的には、could 「そういうこともありうる」を一番可能性の低いランクとして見る上の図式を目安として支持したいと思います。あくまで目安ですので、述べられている事がらと助動詞とのその時々の相性によって、could とmight との%の優劣は入れ替わることがありうると思います。大切なのは両者で述べられる可能性の性質の違いだと思います。

(序列が上のと逆の例として。
is impossible < could not, cannot < won't <
is unlikely that, is probably not < might not, may not < possible that, possibly < might, may < could, can < is likely that, is probable that, is probably < should < would, will < have to (informal), must アルクのサイトより)


以下、例文での考察。

mightの例文と、それをcouldに置き換えてみた文

That might be George at the door.
(ひょっとしたらジョージかもしれない)
That could be George at the door.
(ジョージだってこともありうるぞ)

I was afraid she might have lost her way.
(ひょっとしたら道に迷っているかもしれないと思いました)
I was afraid she could have lost her way.
(道に迷ったってこともありうると思いました)

If she hadn't fallen, she might have won the race.
(あそこで転ばなければ彼女が優勝してたかもしれない)
If she hadn't fallen, she could have won the race.
(あそこで転ばなければ彼女が優勝していた可能性もあったんだ)

With a little more time, I might have been able to solve the problem.
(もうちょっとだけ時間があればあの問題も解けてたかもしれない)
With a little more time, I could have been able to solve the problem.
(もうちょっと時間があればあの問題は解けていた)


could の例文と、それをmightに置き換えてみた文

It could be true.
(その可能性はあるね)
It might be true.
(ひょっとしたらそうかもしれない)

It couldn't be true.
(そんなことはまずありえない)
It might not be true.
(そうではないかもしれない)

He could be telling lies.
(うそを言っているってことも考えられる)
He might be telling lies.
(うそを言っているのかもしれないよ)

You could have been run over by a bus and killed.
(バスにひき殺されていたかもしれないんだよ)
You might have been run over by a bus and killed.
(バスにひき殺されていたかもしれない)
これはちょっとわかりにくいですね。考えてみてください。
    *

That might be George at the door. (1)
(ひょっとしたらジョージかもしれない)
That could be George at the door. (2)
(ジョージだってこともありうるぞ)

この場合の比較だけ考えてみたいと思います。
mightは薄い可能性であるが、そのようなことを期待(あるいは逆の場合も)をこめて「予測」していることになると思います。

それに対しcouldは表向きは「予測」というよりもその「可能性があることを指摘している表現」になると思います。ですから、どこか「一般論」に聞こえる響きを持っているのかもしれませんが、逆に「可能性」という一般的な言い方のヴェールを纏うことで抑えられた感情の色彩が現れることもありますよね。

例えば船が遭難して何日も帰らぬ夫を待っていた夫人が、夜中にほとほとと鳴った扉の音を聞いて"That might be George !"(ジョージかもしれないわ!)と言うと、暖炉のそばにいたお舅さんが"That couldn't!"(そんなはずはない!)と言ったとします。お舅さんのことばには、ことばとは裏腹に、奇跡のような可能性があるかもしれないという期待感が滲んでいるかもしれません。逆に悲しそうに微笑んで、"Yes, that could be George."(そうとも、ジョージだってこともある)と言っていたら逆にほとんど信じていないということになろうかと思うわけです。(It might be snowing tomorrow.と、It could be snowing tomorrow.の比較をしてみてもその感じが推察できると思います。前者が「雪になってるかもしれないね」という予測。後者は「ひょっとしたら雪になってるかもね」という可能性の示唆みたいな感じでは?)

can はそのことがら自身が手札を持っているという「出来る、ありうる」(内在する能力・可能性)、may はライセンスが下りる「ように」と捉えると(You may come in.も、as you may も May the Queen live long! も it might be も)、さまざまの用法についても共通する感覚で捉えられるように思いました。

mayはより大きな存在(神、天、気象、自然、先生…)から与えられるもの、canはそれらからすでに「預かっている」もの。英語の構造にはより大きな存在との約束や距離によって表現されている「意味の配置」を感じることが多いと思います。でも、それは中国語にしても日本語にしても同じ事なのかもしれませんね。天が統べている、あるいは長が統べている、あるいは祖や四季の移ろいが総べている世界観の中に意味の構成が成り立っていくと言う意味で。どう思います?

上記例文は、Yahoo辞書より引用しました。訳例は回答者によるもの。あえて、助動詞を置き換えた場合を考えて見ましたので、「この場合はあまり使わない」と言った例や、訳のニュアンスも解釈が微妙に違う場合もあるかもしれません。ひとつの捉え方としてお受け取りください。

なお、こちらのサイトのご説明、私にはとてもよかったです。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-kite/auxiliaryverb …
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この回答へのお礼

may や can の持つ本来の意味に立ち返って、そこから推測の助動詞の意味を照射するという fields さんの解説にかく為るべし、ぽんと太腿を叩きました。さらに yahoo の辞書を引用しながら、質問者に例文でわからせる手法はまさに、自助努力を促すのを善しとする理想的な教授法でもあります。お陰様でエントロピーという名の不明快で一見無秩序な荒波を、 fields さんの提供した十字尺と四分儀と羅針盤、それにキャラベル船で、日の丸よ高らかに天に見せ付けるがいい!しっかりと海腹をわしと掴み、進んでいけそうです。

お礼日時:2005/01/28 15:50

ソースということですが、一つ挙げれば「英文法解説」(江川泰一郎 金子書房)です。

この書は詳しい上に文法を体系としてとらえていて、非常によいと思います。
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この回答へのお礼

お手間をとって補足していただき感謝します。時間を見つけて読んでみようと思います。
vanvanus さんの名前はラテン語からですか?

お礼日時:2005/01/28 15:52

そうですね。

違いとしてはcouldが一般的な話題をするときで、mightが個別具体的ですね。例えば、私が肺ガンになっているとして、「あなたの病気は致命的かもしれない」と医者が言うとします。このとき、医者がcouldを使えば、「一般に肺ガンで死ぬ可能性がある」ということになり、mightを使えば「君が罹患しているその肺ガンは命取りになるかもしれない」ということになると思います。

この回答への補足

couldが一般的な話題をするときで、mightが個別具体的>>>初めての情報で驚きました。もし差し支えなければソースを教えてもらえないでしょうか。

新しい知見にとても謝情の念でいっぱいでおります。

補足日時:2005/01/25 12:20
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差はあるようです。



詳しくは・・・

このあたりが参考になりませんか?
       ↓
http://www.do-gugan.com/~okuizumi/verb.html

http://www.alc.co.jp/eng/grammar/kaisetsu/gramma …
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