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日米の空母を見ていますと、エレベーターが甲板の真ん中にあったり、エレベーターが故障時や爆撃を受けると損傷が大きくなる様な?甲板を広くできそうですが、船横幅を広げていないのはなぜですか?

A 回答 (8件)

№5のお礼について


①敵空母に着艦間違い
色々考えられます。
・ビーコンよりも目視を重視。薄暮で見えにくく勘違い。
・全機にビーコン受信機が行き渡っていた訳ではない。日本海軍の場合、小型の単座戦闘機には装着されないことも多かったかもしれません。米軍も似たような状況だったのでしょうか。
②ミッドウェー海戦の索敵
米軍は暗号解読で日本海軍機動部隊がミッドウェーに向かう可能性を知ると、ペンタゴンは慎重に構えましたが、太平洋艦隊司令部はこの情報の可能性が極めて高いと判断。太平洋艦隊司令長官のニミッツ提督は迷うことなく、指揮下にあった全空母3隻に全滅覚悟でミッドウェーへの急行を命じます。その中にはサンゴ海海戦で飛行甲板に直撃弾を受けて修理中のヨークタウンも含まれており、応急修理をしながらのミッドウェーへの進撃でした。
日本海軍は、暗号が解読されたことも、ニミッツが即座に急行を命じたことも、珊瑚海海戦で直撃弾を受けたヨークタウンが参戦するとは思わず、ハワイ~ミッドウェー間に潜水艦隊の哨戒ラインを引けば十分という目論見でした。哨戒機を飛ばしたのは念のためということだったかもしれません。
要するに、ニミッツの果断・迅速な指令が日本側の想像を遥かに上回り、潜水艦隊の哨戒ラインが完成する前に米機動部隊がすり抜けてしまったことになります。ミッドウェー敗戦はここで決まったとも云えるくらいだろうと思っています。
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この回答へのお礼

米国も賭けだったんですね。

お礼日時:2020/09/13 17:22

舷側エレベータが普及したのは、アングルドデッキがイギリスによって実用化され、カタパルトを使って、発着艦を同時に行えるようになってからです。

中央にエレベーターがあるとカタパルトの邪魔になるし、アングルドデッキ部分に干渉するので、エレベーターはオフセットせざるを得ません。
軽空母に改造予定のいずも型は中央エレベーターと舷側エレベーターが一基ずつです。現状はヘリ空母ですから、滑走の必要が無いので中央でも問題はありませんが、軽空母化してF35Bを運用するとなると話は変わってきます。F35をVTOL(垂直離陸)で運用するならいいですが、VTOLでの発艦は最大離陸重量に大きな制限を受けるため、兵装や航続距離が小さくなります。ハリアーでもそうですが、短距離滑走して離陸するSTOL運用なら、この制限がかなり緩和されるので、実際はSTOL運用になるはずで、アメリカ海兵隊も強襲揚陸艦でのF35Bの運用はSTOLで行うとしています。その場合、中央エレベーターの使用は制限されることになります。なお、現在のアメリカ球強襲揚陸艦のエレベーターは飛行甲板からはみ出した場所にあります。
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>エレベーターが甲板の真ん中にあったり


エレベータが中央にあるのは、横方向からの攻撃に強くなるからかと。
当時は砲撃戦や魚雷による攻撃も想定する必要がありますから、舷側面の防御も重視していたのでしょう。
舷側エレベータ部分は装甲を実質張れなくなってしまいますし、
現代の技術ほど信頼性高く、水密構造を維持できるとは思えません。
そうすると船体側面に自ら浸水に弱い構造を作っていることになってしまいます。

あと、エレベータが舷側にあると、例えば悪天候によって船の横揺れをうけると海水が侵入する可能性があること。
これは船の横幅を広げるとなお、問題になっていくでしょう。
高いところに設置すればよいのですが、そうすると船全体の重心が上がるため、復元性に影響が出てしまいます。

また、舷側エレベータだと、運用時に滑走路を妨げないことのほかに、
海側に張り出す分には飛行機のサイズの制限がなくなることがメリットになるけど、
第2次大戦当時はまだ艦載機側のエンジン出力が弱いため、飛行機を大きくするメリットを受けにくかったのだと思います。

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>甲板を広くできそうですが、船横幅を広げていないのはなぜですか?
甲板の横幅を広くすると、それを支えるために船本体部分の横幅も広げなければなりません。
そうすると抵抗が増えるため、船の速度を出すことができないからです。

そして、船の速度は、船自体の移動性能(逃げ足)だけでなく、
艦載機の性能にも左右するため、いたずらに船の速度を落とす選択はしにくいのです。

なぜ、逃げ足だけでなく、「艦載機の性能」にも影響を与えるのか。
質問者さんは飛行機に乗ったことはありますか?(旅客機でもなんでもいいです。)
複数回乗ったことがあるなら、離陸するとき、着陸するとき、滑走路への侵入方向がたびたび違うことはありませんでしたか?
(たとえば、行きは北方向に向かって加速して離陸したけど、帰りは逆方向から入って着陸した、など)

実は飛行機はよほどの事情がない限りは、
必ず向かい風になるように発進、離陸し、向かい風になるように侵入し、着陸します。(管制官もそのように誘導します。)

なぜか。

向かい風によって揚力を稼ぎ、安全に離着陸するためです。

飛行機の羽根は、羽根に対して向かってくる風を受けることで揚力(浮く力)を得ます。
そして揚力の強さは向かい風のスピード(対気速度)に比例します。
向かい風ならば飛行機自体のスピードに向かい風分の風速がプラスされるので、揚力が強くなります。
その結果、より重いものを浮かせることができ、また、より早く離陸できるようになります。
逆に追い風だと、飛行機自体のスピードを追い風によって殺される形になってしまうため、
揚力が弱くなり、離陸距離が長くなってしまいます。(つまり滑走路を長くする必要がある)
また、着陸時だと揚力が減って降下速度が速くなってしまうため事故のもとになります。

さて、空母は艦載機を離発艦させるとき、風に向かって船を進行させます。
これにより、「天気による風の力」+「船の速度分」の風(合成風力という)を
艦上で受けることで艦載機を短距離で発艦させるのです。
船の速度が落ちてしまうと合成風力が減ってしまうため、艦載機の設計や運用にも影響が出てしまうのです。
具体的には、
重たい兵器や爆弾を搭載したまま発艦できなくなってしまいます。(着艦時は兵器を使用した後なので軽くなるから影響は少ない)
爆弾搭載を優先するために燃料積載量を制限する方法も考えられますが、当然航続距離は短くなってしまうでしょう。
ひどければ、そもそも運用(離陸も着陸も)できないことになってしまいます。

そういった影響があるため、
当時の技術力で「艦載機に搭載できるエンジン出力(加速性能)」と「空母の速度」とのバランスによって
あの設計になっているということです。

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>しかし、敵部隊に補足される前に素早く撤退については、飛び立たものを、空母に戻さないと、海に落ちます。
航空機と空母の速度を考えれば、航空機の航続距離がものをいうのが当然といえます。
そして航空機を空母に戻さないと、というのもその通り。
でも、
>空母は航空機を迎えに全力で相手空母付近に迎えに行くことになっているはずです。
とはならないと思います。よほどのことがない限りは。
なぜか。
空母と航空機の製造コスト、戦略的重要性、そして運用方法を考えれば、
敵中に空母を突っ込ませることはあり得ません。
そもそも敵の攻撃下で着艦をさせること自体、無防備をさらす行為なのでできません。
上にも書いたように、航空機着艦(収容)時は空母は合成風力の確保のため風に向かって移動をし続けねばならず、
船側の操縦による回避行動を著しく制限されます。
しかも、空母は近接戦闘兵器を基本的に持たないため、護衛の駆逐艦や巡洋艦が随行しています。

そのような艦隊に対して不用意に上のような行動を行えば、敵側からすれば格好の的になりかねないのです。

なので、空母はあくまでも敵の攻撃射程外にとどまります。
足が速い、小回りも効く艦載機の方から動いてもらった方がいろいろと合理的なのです。

>ビーコンで位置がわかるのは現代でしょう?当時は間違えて敵空母に着艦しそうになったとか。
第2次大戦時にはすでに電波による誘導方法が導入されていました。
参考→http://www.yokohamaradiomuseum.com/navy3.html
(1式空3号無線帰投方位測定機がそれですね。)
もちろん、作戦行動中の電波発信は自分の位置をさらす行為ですから、相応に運用を制限されていたとは思います。(いわゆる無線封鎖)
そういう時は作戦開始時に合流地点をあらかじめ定めておくような運用だったと推測できます。
そういった状態ならば、敵空母に着艦しそうになったのもあり得ない話ではないと思います。
(合流地点に行ったら偶然似たような形の敵空母がいた、とかね)

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>基本的にこちらが、空母見つけた時には、相手も見つけているはずです。
>ですので航空機の航続距離の違いが大きく左右しますが、こちら空母も攻撃は受けるはずです。
それはどうでしょう?個人的には違和感というか語弊を感じます。
上の文章に時間と情報の非対称性の概念がないからです。
「見つける」にしてもレベルというものがあります。

当時の艦載機の航続距離はだいたい1200km。(戦闘機と攻撃機で結構違いますが、まあおおむね。)
作戦行動半径を300kmとすれば、移動の往復で600km。余りは600km分。
残りの燃料に余裕をもつとして、実質の作戦行動が取れるのは400km、
経済巡航速度(一番燃費がいい速度)が350km/hとすれば時間にして1時間程度の偵察行動が可能です。

たとえば、この偵察機が300km先の遠方で洋上の敵空母を発見したとしました。
敵空母はこの偵察機の母艦を発見したといえるでしょうか?
敵には発見された段階では「数百kmの海域の範囲内、に空母がいるのだろう」という情報しかわかりません。

偵察機は敵の位置を母艦に無線で打電し、知らせます。
でも母艦は打電を受け取るだけで、返答することはないでしょう。
「敵を発見した」の連絡の後に、自分の位置を敵に知らせる可能性がある行為はするはずがないからです。
もちろん、偵察機からの打電だけでは、敵空母が母艦の位置を知ることはできません。
電波の逆探知はあくまでも電波の発信位置を特定する技術であり、母艦の位置がわかるのは母艦自身が電波を発信した場合のみです。

>こちら空母も攻撃は受けるはずです。
いずれはそうなるかもしれません。
たとえば、敵空母も偵察機や戦闘機を発艦、偵察機の帰る方向を追わせることで母艦の位置を知ろうとするでしょう。
(偵察機もいつかは燃料切れになるため、母艦に帰投しなければなりませんので。)
でも、距離的に離れているのですから、敵がこちらの空母の正確な位置を特定できるのは早くとも数十分後です。
空母の大きさは約250m程度ですが、「海上の数百㎞範囲」からみれば、小さな小さな的にすぎません。
しかも、こちらの空母は動き続けるわけですから、発見はより困難になっていくでしょう。
当然位置を特定しようとしてくるのは想定できますから、偵察機も燃料がもつまでは母艦に直接帰るようなことはせず、時間を稼ぐでしょう。
その間に味方空母は戦闘機を発艦、直掩に上げ、敵の偵察機を妨害・撃墜することも可能です。
この時間の差、「こちらは敵空母の位置がわかる。相手はこちらの位置は正確に把握できていない。」は戦場では大きな差となりえるのです。

以上、参考まで。
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この回答へのお礼

なるほど

お礼日時:2020/09/13 17:26

№4のお礼について


①ビーコン
帝国海軍が東京-ソウル間のビーコン送受信に成功したのは1930年。日本はレーダーの先駆けとなる八木アンテナの開発国です。今のGPSなどとはレベルが違いますが、1930年頃のこの分野では、日本は欧米に負けない技術を持っていました。太平洋戦争勃発の10年以上前には日本では航空支援装置としてのビーコンの核心技術を手に入れていたわけです。開戦前には当然艦載機部隊にビーコン受信機が装着されていました。ビーコンの送信範囲まで辿り着けば空母に帰れる仕組みです。
太平洋戦争開始時点では、米海軍も同様の装置を持っていました。

②「基本的にこちらが、空母見つけた時には、相手も見つけているはずです」
何を根拠に言っているのですか?互いに哨戒機や潜水艦で索敵しているわけです。こちらの索敵が敵艦隊を見つけたからと云って、同時に敵の索敵がこちらを見つける、そんなことがどうして言えますか?
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この回答へのお礼

ビーコンについては知らなかったです。なぜお互い敵空母に着艦間違い、が起こったのでしょうか?相手と同時に空母は見つけれないですが、索敵をある程度の間隔で飛ばしているでしょう。ミッドウェイ海戦も索敵が雲の下を飛行していれば、発見できたでしょう。

お礼日時:2020/09/13 00:14

お礼について(なるほど。

しかし、敵部隊に補足される前に素早く撤退については、飛び立たものを、空母に戻さないと、海に落ちます)

航空機はビーコンで空母の位置が分かる。そして航空機の方が空母より遥かに速いので戻れるに決まっている。その辺は航空機の航続距離を考えながら発艦海域を決めているわけです。そもそも素早く撤退とは艦載機収容後が原則でしょう。その辺は常識的な話と思い省略しました。
とはいえ、太平洋戦争マリアナ沖海戦では、米機動部隊は日本機動部隊への攻撃が、航続距離ギリギリで着艦は夜間になるにも関わらず、艦載機を出撃させたこともあります。是非は兎も角、攻撃型空母機動部隊司令官の面目躍如というところでしょうか。
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この回答へのお礼

ビーコンで位置がわかるのは現代でしょう?当時は間違えて敵空母に着艦しそうになったとか。基本的にこちらが、空母見つけた時には、相手も見つけているはずです。ですので航空機の航続距離の違いが大きく左右しますが、こちら空母も攻撃は受けるはずです。

お礼日時:2020/09/12 20:58

>>敵部隊に補足される前に素早く撤退については、飛び立たものを、空母に戻さないと、海に落ちます。



「敵部隊に補足される前に」といっても、こっちが敵部隊の補足に手間取ることもある。
で、見つけた時は遠くて、攻撃機が向かっても帰るだけの燃料が無い可能性が高いとか、たとえ空母に戻れても夜間になって着艦が極めて困難ってこともあります。
であっても、攻撃のチャンスとなれば、米軍は攻撃機を発進させる決断をしていますね。
パイロットはそれを知りながらも攻撃に向かう・・・。
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この回答へのお礼

そうですね。航空機の航続距離が大きく左右します。空母は航空機を迎えに全力で相手空母付近に迎えに行くことになっているはずです。

お礼日時:2020/09/12 21:02

エレベータが中央にあったり、船腹幅を狭くしたい理由;


空母とその護衛艦隊を「機動部隊」という。「機動」とは素早く動くという意味だ。
空母は敵基地や敵艦隊を攻撃する「攻撃型」の艦艇だ。守備力は極めて弱い。ゆえに、素早く移動・攻撃して、敵部隊に補足される前に素早く撤退する必要がある。ゆえに、空母には高速性が求められる。
船腹を広げれば、移動時の海水摩擦が増え、その分だけ速力が落ちることになる。ゆえに船腹は必要最小限にしたい。
エレベーターが中央にあるのも、艦載機の移動を素早くするためだ。

空母は、防御力を犠牲にした攻撃に特化した戦艦だ。護衛は、より高速な護衛艦隊に任せて運用する。正しく「攻撃は最大の防御なり」の思想に特化した艦艇だ。
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この回答へのお礼

なるほど。しかし、敵部隊に補足される前に素早く撤退については、飛び立たものを、空母に戻さないと、海に落ちます。

お礼日時:2020/09/12 09:26

運用上の便利さを考えたら、甲板の脇ではなくで、真ん中のほうが使いやすく、作るのも簡単ってことでそうなったのでしょうね。


幅を広げるってのもあるかもしれませんが、そうなると船体の幅が広がったりするから、建造上の問題が発生したのでは?
ちなみに、飛行甲板って初期は、木製でしたから、エレベータだけじゃあなくても、爆弾が落ちれば、損傷は大きかったでしょうね。
沖縄沖でエンタープライズに神風特攻を、ほんとうに神業的なゼロ戦の操縦技術で成功させて戦闘不能に追い込んだ時の突入先は前部エレベータでしたからね。
それがエンタープライズ最後の戦いとなり、本国に戻って修理するしかなかった・・・。
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この回答へのお礼

そういえば最近の日本の準空母も同じように、真ん中にエレベーターついてますね。

お礼日時:2020/09/12 09:28

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