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目の前にする
ここの「に」はどういう用法ですか

A 回答 (14件中11~14件)

NO.2 の補足です



格助詞は話者の主観を直接に表現する語で、場所や着点などという客体を表す語ではないので注意しましょう。■
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学研国語大辞典では、「に」の本質を、


《動作・作用が存在し、成立し、由来し、おもむくところ(=時間・空間・心理上ノ静止点)をそこと指定し、連用修飾句を作るのに用いる。》
のように解説していますが、数ある辞典の中では、もっとも優れた語釈と思います。
これをもとに若干私見を述べてみます。

『目の前にする』
まずですが、この場合の「する」は、「感じる」「見る」という意味。
《「する」という動作の行われる空間的静止点は「目の前」だ》と位置づけるために格助詞「に」を使っています。
この場合の格助詞「に」は、(「目の前」という)空間的静止点、すなわち(「目の前」という)場所を示すという用法です。

『5時に会議が始まる』
という場合は、
《「始まる」という動作の行われる時間的静止点は「5時」だ》と位置づけるために格助詞「に」を使っています。
この場合の格助詞「に」は、(「5時」という)時間的静止点、すなわち(「5時」という)時刻を示すという用法です。

『同情がやがて愛に替わった』
という場合は、
《「替わった」という動作の行われる心理的静止点は「愛」だ》と位置づけるために格助詞「に」を使っています。
この場合の格助詞「に」は、(「愛」という)心理的静止点、すなわち(「愛」という)感情(心理)を示すという用法です。

「空間的・時間的な位置づけを示す」と言っても構いませんが、学研国語大辞典が記しているとおり、
「空間的・時間的・心理的静止点を示す」のように解釈するほうが本質を捉えやすいでしょう。
さらに本質を絞って端的に表現するならば、

《「に」は着点を表わす》

と言うことができる。
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格助詞「に」は空間的・時間的な位置付けの認識の表現で、場所などという客体を表すものではありません。



この場合は、「する」の対象の空間的な位置を「目の前」と表現しています。

格助詞「に」の意義とは何か-機能主義言語論の混迷
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9186 …

参照。■
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場所を示す格助詞です。


全体としては成句で「誰かまたは何かが間近に迫ること」という意味です。いずれにせよ、「に」は間近な場所を示しています。
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