数学が好きな人って生きてる価値あるのですか？今の時代数学なんてしょーもないものは流行らないですよ。

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質問者：ヤジュウ
質問日時：2020/11/08 09:06
回答数：9件

数学が好きな人って生きてる価値あるのですか？

今の時代数学なんてしょーもないものは流行らないですよ。

数学なんて無意味で無価値なものを好きなんてどうかしています

補足日時：2020/11/08 09:06
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No.9

回答者：科学の真実
回答日時：2020/11/08 17:24

我々が現代の文明を享受できるのは数学のおかげなのです。

人類が数学を考え出して数学を発展させてきた御蔭で今の文化文明はあるのです。
人間が社会を形成して争う事なく平和に暮らす為に数学は生まれたのです。
狩猟採集で皆で海や川で貝や魚を、山で木の実や茸などが採れた時に公平に分配するには、数の概念が必要です。例えば、5人がいて、10個の貝が採れて分配するなら、貝を１個ずつ、1人1人の前に置いて行きます。1人につき2個配ると調度良く分配できます。また、大瓶に酒が出来ました。皆で分配します。皆が持って来た小さな瓶は大きさがまちまちです。でも、柄杓で1杯ずつ各自の小さい瓶に分けて行き、調度、3杯ずつ分けたら大瓶の酒が無くなったら公平に分けた事になります。こうした事から数や量の概念が生まれたのです。エジプトのナイル川が氾濫した後の農地を公平に氾濫前の様に分けるには、図形や面積、測量などの幾何学に関する概念/知識が必要になります。こうして発展した幾何学の知識があの巨大で複雑な内部構造を持つピラミッドの建設を可能にしたのです。
こうして生まれた代数学や幾何学の知識が集められ整理され「数学」が誕生したのです。数学は、その後、純粋に学問的興味の対象として更に深く研究されて行きます。
GPSを使って現在の位置を正確に知る事が出来るのは、アインシュタインが一般相対性理論を完成させて、加速度が大きいと時間の進みが遅くなる/時間が遅れる事を理論的に解明した御蔭なのです。地球は極半径が約6357km、赤道半径が約6378kmです。我々は地表では地球の重心からこれだけ離れた位置に居て地球の万有引力を受けています。GPS衛星の周回軌道高度は20,200kmで我々よりは地球の重心から随分と離れた位置にいます。なので、GPS衛星に働く地球の万有引力は、地表にいる我々より弱くなります。地球の万有引力に依る重力加速度は地表の方が、GPS衛星に働く地球の万有引力に依る重力加速度より大きいので、我々の時計/時間はGPS衛星の時間/時計よりも遅くなるのです。この僅かな時間の遅れを補正しないとGPSで正確な位置を計算する事は出来ず、位置に大きなズレが生じてしまうのです。これもアインシュタインさんの御蔭です。ところで、アインシュタインさんが特殊相対性理論を完成できたのは、数学の二次方程式の御蔭です。人類が二次方程式を知らない/解く事が出来なかったら特殊相対性理論は生まれなかったのです。一般相対性理論はリーマン幾何学や微分方程式、テンソルなどに関する数学的知識/理解が無いと生まれなかったのです。
こうした数学を人類が生み出して理解し使い熟せたからこそ、我々は蒸気機関やガソリンエンジン、ジェットエンジン、ロケットエンジンのタービン/歯車/ピストンなどをフーリエ解析を使える工学技術者に開発し創ってもらえたのです。貴方の身の回りにあるスマホ、パソコン、エアコン、家電、自動車など殆どの製品や電気ガス水道は優れた工学が生み出し、その工学は相対論/量子論/電磁気学/熱力学などがあって成り立ち、これらの物理学は微分方程式、確率論などの高度な数学があって初めて生み出されたのです。数学が無ければ物理学/化学/地学/天文学/生物学/医学/情報学など基礎科学は生まれず、電子電気工学、内燃機関工学などの殆どの工学は生まれなかったのです。
これでも貴方は、「数学なんて無意味で無価値なもの」と言うのでしょうか？
現代人が数学の知識理解を失ったら数学が生まれる前の原始時代の生活をするしか無いのです。狩猟採取の生活に戻り、分配のたびに争って殺し合いする事になるでしょう。
下記のブログを御覧戴ければ幸いです。数学の初歩の初歩、物理の初歩の初歩だけの非常に解り易い話です。
http://blog.livedoor.jp/satou_hiroshi_4649/archi …