モテ期を経験した方いらっしゃいますか?

急ぎでお願いします!沙石集の現代語訳をお願いします!


故荘厳坊の法印は、やんごとなく貴き聞え有し上人也。鎌倉の大臣殿、御帰依重くして、師弟の礼を存じ給へり。
法印慈悲深き人にて、訴訟人の欺き申す事あれば、 「御許し候へ」と申されけり。彼の申さるる事、一事も背き給はず、やすやすとぞ叶ひける。
さて、彼も此も申しければ、常には申し入れられけるを、「世間のやうは、一人悦べども、一人は欺く事也。御いろひな候そ。ただ仰せをば違へじと思ひ給ふれば、此ればかりは承はりぬ。自今以後は御口入れ有るべからず」と仰られけるを、 「承はり候ひぬ」とは申して、あながちに嘆き申す人あれば、心よわく、「此ればかり、此ればかり」と、度々に申されける程に、以ての外に大きなる事に、いろひ申されける時、「度々申して候ふに、御承引なくて、御いろひ候ふ事、心えられ侍らず。国を政つ法、偏頗無き事にて候ふ者を、自今以後は、永く申し承はり候まじ」と、あららかに御返事ありければ、恐れ入りて退出せられぬ。
其後、音信不通して、七十余日におよびぬ。
大臣殿、夜半計りに、俄に寿福寺へ入御あり。御共の人、僅に両三人ぞありける。人これを知らず。門を批くに、「たそ」と問へば、「御所にて入らせ給ふ」と云ふ。法印驚きて入れ奉る。
大臣殿、左右無く法印の足を取て頂戴して、泣々仰せられけるは、「師こそ弟子をば勘当する事にて侍るに、御弟子として勘当し奉りたる罪障、いかにして懺悔し候ふべき。申したる事を違へじと、百日が程は申し承はらじと思ひ給へつれども、忍びかねて参りたる」とて、はらはらと泣き給ひければ、法印も涙をながして、「御勘当かぶるも然るべき事。又か御許し候も然るべき事にこそ」とて、遥に御物語ありけり。此事は彼の寺の老僧かたり侍き。

A 回答 (1件)

ここは『教えて』とは銘打ちつつも、このような『もろに答えを教えて』に対応するところではありません。

    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報