遺伝子組み換え技術 具体的にどのような作業をしている？

農林水産省の資料を見ました(1ページ目）
http://www.greenjapan.co.jp/idensi.pdf


品種改良の一つの方法として用いられている遺伝子組換え技術とは、次のような技術です。
a. ある生き物から特定のタンパク質に対応する遺伝子をとりだし、
b. 改良しようとする生き物の細胞の中に遺伝子を導入し、
c. 細胞がタンパク質を合成するようになる。
（結果として､細胞はタンパク質がもたらす新たな


この細胞の中に遺伝子を導入というのがあまりイメージできません。
細胞核の中にある既存の染色体を取り出して、新しい染色体を入れるという意味でしょうか？

それとも、塩基配列の一部を変更するということでしょうか？


生命の成り立ち
http://rtcweb.rtc.riken.jp/event/22openhouse/ima …

こちらのページによると人の場合ですが、2mの60塩基対があり1塩基対の直径は2nmです。
この一部の2nmレベルのものを入れ替えているのでしょうか？


前者の場合は何兆個もある細胞の一部の細胞が別のDNAを持つ細胞になり、細胞によってDNAが異なる。
後者の場合はすべての細胞は同じだが、その中のDNAの塩基配列の一部が従来のものと異なる。

という解釈です。

具体的に何をどうしているのかという作業のイメージをしたいのですが、ご存じの方いたら教えていただけますか？

No.2 ベストアンサー 回答者： sandaba 回答日時： 2020/12/20 19:15

具体的に何をどうしているのか知りたいなら、その分野の勉強をきっちりしていただく必要がありますが。

一般に「細胞の中に遺伝子を導入」とは、その遺伝子を含むDNAの断片を細胞に入れるだけです。確率は低いですが、一部の細胞がその外来DNAを自分自身の染色体の中に取り込みます。そのような細胞に由来する個体を選び出して実際に使います。

やり方は多種多様ですが一般にそれぞれの生物種に適したやり方が工夫されています。高圧の電気パルスで細胞膜に穴を開けて培養液中のDNAを取り込ませる電気穿孔法（エレクトロポレーション）とか、ごく細いガラス針を使って直接注入する方法（マイクロインジェクション）とか。植物の場合は私の知る限り、アグロバクテリウムという細菌を使う方法がメジャーです。

この回答へのお礼

ありがとうございます。
・電気穿孔法
・Microinjection
・形質転換
などのキーワードを知ることができました。
これでいろいろ見れそうです！！

お礼日時：2020/12/21 09:00

No.1 回答者： finalbento 回答日時： 2020/12/18 21:17

遺伝子組み換えとは言葉通り遺伝子の塩基配列を組み換える事です。

つまりDNAの一部をハサミ(に相当する酵素か何か)でチョン切って、その間に別のDNAを入れて繋げるわけです。

この回答へのお礼

ありがとうございます。
ということは質問文の後者ですね。
特定の塩基対のみに反応する酵素があるということですね。
ということは試験管とかその中でやってるのでしょうか？

「別のDNAを入れる」とはどのようにでしょうか？
外科手術のように道具で物理的に接合するならわかるのですが、2nmのものを人の作業でつなげるのがイメージができないのです・・・。

お礼日時：2020/12/19 08:34