いちばん失敗した人決定戦

2015年に大都市地域特別区設置法に基づき大阪市を廃止して特別区を設置することについての賛否を問う住民投票が行われて、結果的には反対が賛成を僅かに上回りましたが、特別区を設置することでのメリットやデメリットはなんだと思いますか?

A 回答 (2件)

最も簡単に言えば・・。



メリットは、大阪府の稼ぎ頭である大阪市の税収を、大阪府全体で使えると言う点です。
デメリットは逆で、大阪市の税収が、府内全体に散逸してしまいます。

そこで面白い現象が起きてます。
大阪府の稼ぎ頭は大阪市ですが、大阪市内では北部が稼ぎ頭なので、大阪の税金は「北から南に流れる」と言われてます。

従い、大阪北部は税の負担者で、大阪南部は税の受益者なのですが、北部の人にとっての都構想は、損も得もありません。
でもまあ、二重行政の解消なども含め、大阪の北部で稼いだ税金を、大阪府全体の財政健全化や整備のために使うことに、賛成を投じた人が多いです。
あるいは、商業系などでは、キタとミナミはライバル関係とも言えるので、「北から南に流れる」と言う現状を、嫌った部分もあろうかと。

一方、税の受益者的な側面が強い大阪南部の人にとっては、その受益が大阪府全般に散逸してしまうので、デメリットしかありません。

従い、二度の住民投票の結果も、北部は賛成で南部は反対と言う結果が顕著に現れました。
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>特別区を設置することでのメリットやデメリットはなんだと思いますか?



【メリット】
・府と市で分業して公共事業を行う事で、無駄な公共事業がなくなり、その分有意義な税金の投入が可能となる。
・特別区が出来る事で、住民に対するサービスが良くなる。
・特別区が出来る事で、住民の声が行政に届きやすくなる。
・公共交通機関を一元化する事で、効率的な整備が可能となり、それらを利用する住民生活が便利になる。

【デメリット】
・府と市の間での人事調整が行われ、部長や課長の肩書が失われる。
・今まで築いてきた既得権益が失われる。


※今年2020年にも住民投票が行われたが、投票日数日前に毎日新聞等により、『特別区が出来る事で、218億円のお金が必要となる』といったデマ報道がなされ、自民党、民主党、共産党は声を大にして街頭でこれを唱えた。

参考:

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