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猫の腎不全、造血注射について。今月8日にBUNやクレアチンが高い状態、脱水を緩和するための静脈点滴の際に再度血液検査をした所貧血値が低く(14%)造血ホルモン注射をしたと伝えられました。
その後2週目の注射をしたのですが、だんだん元気が無くなり今は10日ほど食欲もなくずっと寝ています。3日前から何も食べていません。
腎数値が改善されなく尿毒症が酷くなり、貧血値だけが改善する少しく良くなることはありますか?
その時かえって辛いということは無いでしょうか?
そうなると二回目に造血注射をしたことがかえって良くなかったのかと思い質問させていただきました。

A 回答 (1件)

辛いですね…


私の知っている限りで回答させて頂きます。

貧血14%未満は、貧血値でいったら重度になります。
その為、造血剤の処置が必要だったんだと思います。
造血剤を使った事で悪くなったのではなく、造血剤を使っても間に合わない状態。

貧血には再生性貧血と非再生性貧血があります。
非再生性貧血は再生不良貧血とも言われ、赤血球が作られないことで起こります。

慢性腎不全においての貧血は後者。
腎機能が低下したことで、赤血球を作るホルモンが減り、今、赤血球が作られにくい状態になってる。
結果、酸素が運べずフラフラに。食欲もなくなってきます。

造血剤を使って貧血が改善されれば食欲が戻ることもあり、赤血球が増えることで酸素も運べるようになるので猫は楽になるはずなのですが、腎不全で起こる貧血は非再生性貧血。
造血剤や輸血で一旦楽になっても、赤血球自体が通常通り作られないので、早く言えば一時しのぎ的な感じになってしまうのです。

造血剤の処置は猫を楽にする為の物なので、必要だった。心配されなくて大丈夫ですよ。

それから、うちの犬や猫達は…ということで書きますが…
〉腎数値が改善されず尿毒症が酷くなり、貧血だけが改善…

これは逆のが多いです。

機能しなくなった腎臓は回復しない…これはご存知かと思いますが、腎数値は改善することがあります。

実際今、犬の方が慢性腎不全で点滴に通っているのですが、一度ステージ3まで悪くなり、点滴の間隔を短く、また内服薬を追加と言われ、先生に試したい食事があると1ヶ月猶予を頂き試したところ、わずか1ヶ月で正常値まで回復。点滴は週1が2週間に一度になり、内服薬もなしになりました。

慢性腎不全のステージは4段階。その中でも2~3はだいぶ幅があるのでここをいかに維持出来るかが重要との事でしたが、うちは2に程近い3だったんだと思います。ステージ4へ移行してしまうとだいぶ厳しい状態になり回復は難しいです。

一方、貧血…これが改善される事はほとんどなかった。
むしろ、腎機能は数値的に維持出来てるのに、貧血がすすみ悪化。このパターンばかり。

以前いた腎不全猫では、分類でいったらステージ3にも関わらず、貧血が進んだ事で具合が悪くなりましたし、FIP(猫伝染性腹膜炎)の猫も、大元の疾患より貧血が進んだ事で命を落としました。

最初に書きましたが、非再生性貧血は赤血球の再生不良によりおこる貧血です。
腎不全では赤血球を作るホルモンが作られなくなる為に赤血球が増えない。FIPで起こる貧血は赤血球を作っても作っても自ら赤血球を破壊してしまうため貧血がおきます。

どちらも赤血球の再生不良。造血剤や輸血をしても改善がみられるのは一時的になってしまうのです。

うちは、他の元気な猫から輸血をしましたが、回復がみられたのはたった1日でした。
フラフラだった足もしっかりして、食事も出来ました。たった1日だけ元気な姿が見られました。
これが最後の食事だったので、無駄には思いませんが、やはり貧血はそれだけ怖いです。

下記は役に立つかわかりませんが、情報として書きます。
点滴や薬も切り、先生の勧めで酸素ボックスをレンタルしました。レンタル先は、(株)エクセルさん。エクセルはテルコムという会社の代理店で小さな会社ですが、テルコムは全国にあります。猫トイレも収まる中サイズをお願いしたところ、猫なら小サイズの方が良いですよ。酸素も早く充満するからと、レンタル料金の安い小サイズを勧めてくれました。お店は損しちゃうのに…とても良心的でした。
1日千円。15日未満は日数×千円ですが、16日目以降は無料で、月ごとに精算する形です。
酸素ボックスへは自ら好んで入っていったので、多少なり呼吸は楽にしてやれたと思います。

3日前から食べられてないんですね。
辛いですが、お別れの覚悟は必要かもしれません。
亡くす事はもちろんですが、この時間が自分自身、一番苦しかったように思います。

とにかく出来る限り側にいて、声をかけてあげて下さい。あなたの声はしっかり聞こえていますから。

涙がでて来ました。辛いですが、しっかり。
お大事になさって下さい。
「猫の腎不全、造血注射について。今月8日に」の回答画像1
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この回答へのお礼

まんまあるさま、詳しい回答をありがとうございます。

実は私も6年前に猫白血病のコを貧血で亡くしていて貧血が怖いこと、貧血が良くならないことはわかっていました。猫白血病のコは気付いた時には10%でしたが食べることはできて、
その後50日生きてくれて、本当に寝込んだのは3日でした。

猫白血病の貧血にはエリスロポエチンは全く効きませんでしたが、今の腎性貧血猫にはもしかしたら効くかも?と思っていました、そして腎数値も静脈点滴や皮下輸液で少し楽になって食欲も出るかもと期待していましたが今の所様子はずっと同じです、もう10日ほど寝てばかりの状態。
貧血に造血注射はもしかして効いたのかもしれませんが、一時しのぎであれば苦しい時間を延ばすだけだったのではと思っています。

何より食べることもできない姿が辛そうで仕方ないです
長くなりすみません、回答ありがとうございました。

お礼日時:2020/12/24 06:49

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