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ゴッドファーザー見終わったばかりなんですがめっちゃモヤモヤしています。

洋画が好きで、今まで沢山の映画を古いものから新しいものまで見てきたのですが、イマイチこの映画の良さが分かりませんでした。

クソ映画だったとか、内容の無い映画だった、というわけではありません。

あの美しい影の使い方、暗い画面作りはとても芸術的でした。自分は『ブレードランナー』や『LAコンフィデンシャル』が大好きです。そのため、ハードボイルドな世界観が肌に合わなかったという訳では無いのです。また、演出だけでなく、俳優さんの演技や脚本の構成も素晴らしかったように思います。人物たちの一筋縄ではいかない関係や、彼らの複雑な心境を上手く表していました。

ただ、その上であの映画が最終的に何を言いたかったのかが理解できません。まだゴッドファーザーの第一作しか見てないし、自分がまだ10代だからなのかも知れませんが、なんとなく「この映画はすごく面白かった!」というハッキリした思いは無く、モヤモヤした気持ちだけが残っています。

悲しいエンドや切ない別れのシーンを見たあとのモヤモヤではなく、なんとも言いきれない納得できなかった時の気持ちです。。。

これは「タクシードライバー」や「時計じかけのオレンジ」「セブン」「ファイトクラブ」を見たあとの感情に似ています。

しかし、これらの映画は観客に与える不快感が分かりやすい作品の代表みたいのものですよね?(褒め言葉です)

個人的に『ゴッドファーザー』という作品はそうでは無かったように感じます。

『ゴッドファーザー』はマフィア間の抗争を描いていても、いたぶるような暴力がメインテーマではない、と感じました。この点が上に挙げた映画たちとは違っているのではないでしょうか。グロテスクな描写があっても、あの長い映像の中では僅かなものだし、絶対に「暴力=観客へのサービス」といった描き方はしていないはずです。

じゃあなぜこんなにモヤモヤするのでしょうか?

もしかしたら『ゴッドファーザー』の世界観は人物の関係の表裏が激しすぎて自分がついていけていないのかもしれません。。

冒頭の結婚式のシーンが長いことから察するに、あの映画が言いたかったのは『恐怖や暴力』よりも『愛憎いりまじる家族の関係性』だったんでしょうか?

だとしたら、なぜそれを、あんなネガティブな描き方で表現したのか?

自分はまだ10代ですが、家族は決して絶対的に幸せなものではないし、どんな親や子にも問題はあるって言うことは、分かります。

でもその「鬱陶しさも持ち合わせた家族愛」や「人間のクズなところ」を『ゴッドファーザー』は褒めたたえているような気がしてなんか嫌です。

特にマイケルが逃亡生活中に浮気しているところ。。。
それが彼のカタギな所と、ちょっとクズな所の矛盾を表現しているのかもしれないけれど、もっとほかのやり方はなかったのか……。

実際に、ソニーは死んでしまったし、コニーは傷ついたままだし、マイケルの奥さんは蚊帳の外に置かれたまま、映画はラストを迎えてしまったし、もうなんやねん、という感じです。

家族愛を描くなら、もっと救いが欲しかった……。例えば他の作品なら、問題のある家族を中心に添えても、もっと、ポジティブな描き方ができたでしょう。

ただ、ドン・コルツォーネ(ゴッドファーザー)が泣いているシーンは良かったです。
ソニーが死に、彼が悲しみに暮れているシーンを見て、ドンはただ冷酷な人間なだけでは無いと理解出来ました。

それに、マイケルが奥さんに「本当にソニーを殺したのか」と聞かれて、嘘をつくシーンも、上手いと思いました。

マイケルはきっと、「奥さんが本当のことを知ったらショックを受けるから」嘘をついたんじゃなくて、「奥さんが本当のことを知ったら面倒くさいから」嘘をついたんでしょうね……。

これは事実だ思います。現に、彼は嘘をついたあと、それをおくびにも出さずに、奥さんを放っておいていますから。部下はさっさと扉を閉めていますし……。

ただ、こうやってマイケルが冷酷非道になっていく姿は、見ていて虚しい……。
マフィアとしては成長なのかもしれないけれど、少なくとも賞賛するべきものじゃないはず…。
とにかくゴッドファーザーを見た後のこのモヤモヤ感はなんなのか、
それが知りたい……。

自分はある知人のおすすめした映画をずっと見てきていて、今まで見た映画はどれも面白かった(幸運だと思う)ゆえに、
なぜなのかとても納得できないでいます……。

A 回答 (7件)

そのモヤモヤの答えがⅡとⅢにあるのではないでしょうか

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まず、第1作しか観ていないなら、道半ばです。

あの映画は、米国現代史の現状を暴き出した、当時としては画期的な大人向けR指定映画であったと同時に、シェイクスピアの時代から延々と語り継がれてきた、人類の白黒付けきれない感情や老いや家族のドロドロを、現代になぞらえて語っています。

とりあえず第3作まで観て、家族を持ったらまた観て、老いたらまた観てみてください。
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この世の中は綺麗ごとだらけでない、時と場合によっては死さえ招くことはある。

でも、この映画を通して、家族>友>愛>お金という人生で重きを置く優先順位を教えてくれました。
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いい感じに受け取れていると思いますよ。


そこがゴッドファーザーの核であり、フランシス・コッポラ監督作品の真骨頂です。次に地獄の黙示録も見てみればいい。同じ感想になります。

で、ゴッドファーザー PART IIを見なきゃなりません。IIが本編みたいなものであり、Iの答え合わせですから。
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すべての観客を感動させ満足させる映画は作れません。


あなたが見た映画すべてに感動し納得することもありません。

それが納得できなくてモヤモヤが残る映画ならその事実を
受けとめ、納得できなかった自分をそのまま受け入れることです。
それができれば、あなたにとって価値ある映画だったと言えるでしょう。

つまりモヤモヤ感をそのままにしておけるかどうかです
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結構は


何だかんだ言っても、
「ヤクザな半端モン」のお話。

ってとこが、
引っ掛かるんぢゃ無いですか?

お門違いかな?
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モヤモヤファザーズ。



ですねッ!
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