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映画「アメリカン・ビューティー」のシーンについて質問です。

AngelaがLesterに、自分が処女だと告げた途端、Lesterが行為をやめたのは何故だと思いますか?

私は、今まで散々経験者ぶっていた彼女(Lesterは、Janeに対してふしだらな女を装っていたAngelaを知っている)が、実はそうではないことに気づいた。つまり、彼女は行為に対してそれなりに真面目な自分の考え、態度(彼女の、自分に対する美しさに関する考えと関係しているはず)を持っていることに気づいた。だからこそ、人の夫であり、大の大人である自分が、まだ若く将来もある彼女の、大事な初めてを奪うことは、彼女に対して真剣な気持ちを持って真摯に向き合うことを考えていなかったことも踏まえ、控えるべきだと、良識のある大人として判断した、のかなと。

また、この時から同時にLesterは、とても冷静なります。本作のタイトルにあり、おそらくテーマである美しさ。Lesterはこの時、Angelaの(見た目以外の)美しさを感じ取り、何かはっとさせられたのではないかと思います。むしろこちらがメインの理由かも…。

皆さんの意見を聞かせてください。

A 回答 (3件)

仕事にも家庭にも何もかもに対してやけっぱちになっていたレスターが、娘の女友達に一目惚れし、即、厭らしい妄想をするようになったが、大人顔負けの色気むんむんで応じようとしたジェーンが処女であるという告白によって、レスター自身が若かった頃・色んな経験も浅く、浅いからこそ純粋に人生を楽しんでいた自分と当時彼女だった妻のことを思い返し、やけっぱちのまままだ幼い少女を抱こうとしていた自分の愚かさに気づいたんだと思いました。


「俺ってどんだけ馬鹿だよ」と…笑っていたのはレスター自身に対してだと思いました。

記憶違いかもしれませんが、昔の奔放だった奥さんの話(警察ヘリに向かって素っ裸で手を振った?)を持ち出して、奥さんと久しぶりにいい感じになったのに、奥さんが「このソファーは高かったんだから汚したくない」と、その雰囲気をぶち壊しますよね。
でも、レスターはまたヤケクソを起こすのではなく、ある意味開き直って、会社を辞めてマック(?)で働くようになり、そんな仕事でも楽しんでいる様子だし、トレーニングもするようになる。

ただ、マリファナ(?)にも手を出す。

一方、奥さんは相変わらず、アメリカ的成功者ファミリーの理想像を追い求めてやまない。
夫にも娘にもそれを求めるが、叶わずに自分の成功の為に不倫に走り、夫を殺そうとピストルを持つ。

マリファナを調達している娘の彼氏…その父親は、アメリカでは尊敬されるべき海軍将校(?)だった。
だが、その経歴故か、ホモ(バイ)セクシャルでもあり、それを隠すために威厳ある父を演じてきて、その弊害で妻は病んでいる。

少女に手を出す(未遂だが)・マリファナ・ピストル・軍の暗部・不倫・アメリカンドリーム(成功者)…アメリカの代表的な事象を描いている映画でもあり、それらの被害者&加害者でもあるレスターは、正気に戻ってから、幼かった娘の写真を眺めながら愛情を再び感じられるようになった。

私が感じたアメリカンビューティーは、多くの問題を抱えながらも一番大切なものに気付くことだと思いました。
娘も表層的な母親には辟易しており、妻も夫の死を目の当たりにしてクローゼットの夫の服にしがみついて泣き叫ぶし、隣家の妻も自分のことはどうしようもない様子だが、そんなよわい 仕事にも家庭にも何もかもに対してやけっぱちになっていたレスターが、娘の女友達に一目惚れし、即、厭らしい妄想をするようになったが、大人顔負けの色気むんむんで応じようとしたジェーンが処女であるという告白によって、レスター自身が若かった頃・色んな経験も浅く、浅いからこそ純粋に人生を楽しんでいた自分と当時彼女だった妻のことを思い返し、やけっぱちのまままだ幼い少女を抱こうとしていた自分の愚かさに気づいたんだと思いました。
「俺ってどんだけ馬鹿だよ」と…笑っていたのはレスター自身に対してだと思いました。

記憶違いかもしれませんが、昔の奔放だった奥さんの話(警察ヘリに向かって素っ裸で手を振った?)を持ち出して、奥さんと久しぶりにいい感じになったのに、奥さんが「このソファーは高かったんだから汚したくない」と、その雰囲気をぶち壊しますよね。
でも、レスターはまたヤケクソを起こすのではなく、ある意味開き直って、会社を辞めてマック(?)で働くようになり、そんな仕事でも楽しんでいる様子だし、トレーニングもするようになる。

ただ、マリファナ(?)にも手を出す。

一方、奥さんは相変わらず、アメリカ的成功者ファミリーの理想像を追い求めてやまない。
夫にも娘にもそれを求めるが、叶わずに自分の成功の為に不倫に走り、夫を殺そうとピストルを持つ。

マリファナを調達している娘の彼氏…その父親は、アメリカでは尊敬されるべき海軍将校(?)だった。
だが、その経歴故か、ホモ(バイ)セクシャルでもあり、それを隠すために威厳ある父を演じてきて、その弊害で妻は病んでいる。

少女に手を出す(未遂だが)・マリファナ・ピストル・軍の暗部・不倫・アメリカンドリーム(成功者)…アメリカの代表的な事象を描いている映画でもあり、それらの被害者&加害者でもあるレスターは、正気に戻ってから、幼かった娘の写真を眺めながら愛情を感じられるようになった。

私が感じたアメリカンビューティーは、多くの問題を抱えながらも一番大切なものに気付くことだと思いました。
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訂正&追記


手を出そうとしたのはアンジェラでしたね。

隣家の男の子は、アメリカが誇りに思う美しさなどには興味がない(元からなのか熟考の上そう思うようになったのかは不明ですが)。
たぶん、人間が作った美しさは認めていないんだと思います。
だから、ただただ風にあおられて舞うビニール袋を美しいと思ったり、死に顔に見惚れたりするんだと思います。
隣家の女の子に興味を持ったのも、母親の言いなりにならずダサい恰好をし、でも、相手の想いを受け止めようとする気持ち・本来の自分を曝け出そうとする気持ちはあるというところに惹かれたんだと思います。

こういう沢山の事象を、たった二家族で表現しきったところも、この映画が評価されたんじゃないかとも思います。
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この回答へのお礼

沢山のコメントをありがとうございます(*˘ ˘*)
この映画を考える上でとても参考になりました…!

お礼日時:2021/02/22 01:43

PCの調子が悪くて、投稿内容がダブっちゃいました。

すみません。
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