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第二次安倍政権以降の政界官界のスキャンダルを見るにつけ、何かとつぎのような論評を目にします。

「安倍総理が内閣人事局を立ち上げ、課長以上の人事権を握った。
 官僚は人事権を奪われたことで総理や官邸の意向に沿うような働きをするようになり
 ついには公文書改ざん、国会での虚偽答弁など違法行為をしてでも官邸を守るような
 行動をするようになった。
 そういう官邸の意向に沿う官僚は覚えめでたく出世し、官邸の意向に沿わない官僚は
 あからさまに左遷されたり、自分から辞めるようになった。
 そのためにますます官邸の官僚コントロールの強度が増し、事実上、官僚は全て
 総理大臣の意のままに動き、国家公務員倫理に背く行動やときには違法行為すら
 進んでやるようになった」

内閣人事局ができたことでこれだけの悪影響があるならば、内閣人事局は即刻解体すべきかと思うのですが、あまりそのような意見を聞かない気がします。
与党内から「内閣人事局を廃止、解体せよ」という意見が出ないのはある種当然かもしれませんが、野党や世論(街角インタビューなど)からも「内閣人事局廃止論」は聞かないです。

なぜでしょうか?
上記に挙げたような内閣人事局が及ぼす悪影響を数百倍も上回るような
利点があり、その利点の前には悪影響はかすんでしまって無に等しいのでしょうか?

与党、野党、官界、財界、国民の中で内閣人事局廃止論を唱える人はいますでしょうか?
内閣人事局廃止論者がいないのであれば内閣人事局の利点、メリットは何でしょうか? 
内閣人事局は具体的にどのように国民に好影響を及ぼしたのでしょうか?

A 回答 (5件)

>ということは政権与党が目指す「内閣人事局による官僚コントロールの完成形」ってどんなものでしょうか?



選挙で選ばれた政治家の政策に沿って、官僚が働く、のが完成形でしょう。


>独裁国家でしょうかね? 独裁国家でもまだ足りず、その上をいくものでしょうか?

なんで独裁国家という発想になるのでしょうか?それは質問者様が「選挙で選ばれた政治家=民意が反映された政治」という認識をもっていないからでしょう。

その点に問題がない、とはいいませんが、それは内閣人事局や官僚人事の問題ではなく、日本国民が選挙にちゃんとかかわるかどうか、という問題です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2021/03/01 22:08

#1です。

お礼ありがとうございます。

内閣というか「選挙で選ばれた政治家」が官僚人事に権限を持てないとどうなるか、を書いたものがこちらです。
https://toyokeizai.net/articles/-/3108

安倍政権が「恣意的に使った」という問題はあるにしても、それなら「自民党を野党にする」という選択が国民にあります。しかし、事務次官は選挙を経ていないので、官僚たちが「恣意的」に国を動かすと誰もそれを止められないのが大問題なのです。

だから内閣人事局は必要です。
ただ、今のような内閣人事でもまだ完了をコントロール出来ているとはいえません。

長期政権になり数々の問題点を残した「安倍政権の問題」と「官僚が勝手に国を動かせる」というのは全く別の問題です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>だから内閣人事局は必要です。
ただ、今のような内閣人事でもまだ完了をコントロール出来ているとはいえません。


なるほど、現在の内閣人事局でもまだ甘いんですね。
ということは政権与党が目指す「内閣人事局による官僚コントロールの完成形」ってどんなものでしょうか?
独裁国家でしょうかね? 独裁国家でもまだ足りず、その上をいくものでしょうか?

お礼日時:2021/03/01 19:44

真の問題は、意思決定プロセスが不明確であることと、公文書改竄や虚偽答弁など違法行為の責任を内閣が取らない状態であることだと思います。

ひとまず意志決定プロセスを破棄させないで残すことが重要だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>真の問題は、意思決定プロセスが不明確であることと、公文書改竄や虚偽答弁など違法行為の責任を内閣が取らない状態であることだと思います。

おっしゃるとおり、違法行為が目に余りましたね。
あれほどひどい違法行為が横行しているのに、内閣の誰からも異論を唱えるものや見切りをつけて辞任する者が出ないところを見ると、よほど総理に弱点を握られているか、一緒になって甘い汁を吸っているかのどちらかとしか思えませんね。

お礼日時:2021/03/01 19:42

現行の内閣人事局は廃止すべきです。


結局は官僚を使いこなせないから人事を握って官邸の好き嫌いで支配し、言う事を
聞かせようと言う方式でしょう。
「忖度」と言う言葉が世に広まったのも内閣人事局の影響でしょうね。
だから安倍晋三みたいな能力も無いのに独裁体制を敷くような事を可能にしてしまう。
内閣人事局としての機関は有っても良いが、中身を大幅に見直すべきでしょうね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>結局は官僚を使いこなせないから人事を握って官邸の好き嫌いで支配し、言う事を
聞かせようと言う方式でしょう。

おっしゃるとおり、
「官邸の好きな官僚は厚遇、出世させ、嫌いな官僚は遠ざけ、辞めさせるという人の動かし方」
ですね。人望でついてきてもらうのではなく、恐怖人事で支配する方法ですね。

>「忖度」と言う言葉が世に広まったのも内閣人事局の影響でしょうね。

おっしゃる通り、第二次安倍政権以降にこの忖度という言葉が世に蔓延しましたね。

>だから安倍晋三みたいな能力も無いのに独裁体制を敷くような事を可能にしてしまう。

独裁政治家という言葉がぴったりだったように思います。

>内閣人事局としての機関は有っても良いが、中身を大幅に見直すべきでしょうね。

おっしゃる通り、見直すべきですね

お礼日時:2021/03/01 10:02

内閣人事局は廃止すべきではない、です。



質問者様は内閣人事局ができる前の状況をご存知ないのでしょうか?

内閣人事局ができる前は、内閣という選挙を経た政府があるにも関わらず、政府内の意思決定は事務次官会議で決まるという、議会制民主主義でコントロールできない状態だったのです。

だから「内閣人事局を廃止する」ということは「官僚を議会(内閣)がコントロールできない」という事を意味するわけで、そんな時代に戻りたい、という人はいないわけです。

「官僚は全て 総理大臣の意のままに動き、国家公務員倫理に背く行動やときには違法行為すら進んでやるようになった」

ならその総理大臣や総理大臣を指名した与党を選挙で落選させればいいだけです。それが議会制民主主義です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>内閣人事局ができる前は、内閣という選挙を経た政府があるにも関わらず、政府内の意思決定は事務次官会議で決まるという、議会制民主主義でコントロールできない状態だったのです。

なるほど、事務次官が政府を動かしていて、議会制民主主義は有名無実だったんですね

>だから「内閣人事局を廃止する」ということは「官僚を議会(内閣)がコントロールできない」という事を意味するわけで、そんな時代に戻りたい、という人はいないわけです。

なるほど、そんな時代に戻りたい人はいないんですね

お礼日時:2021/03/01 09:57

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