こんなに魅する人に会ったことがありますか？

Question

以前、西郷について同じ傾向の質問をしております。

司馬遼太郎が西郷隆盛について記載しています。
なお、郷中（ごじゅう）とは、薩摩藩の武士階級子弟の教育法で、青少年のクラブのようなものです。西郷（後世の大西郷でなく）の二十歳前後のころ、郷中の頭を務めていました。

＜郷中頭の用事と言えば、宰領しているだけで、べつに大した実務はない。行事のときに賞品を出すくらいのものであった。しかし賞品というものは出し手によっては有難いという機微がある。おなじ角力大会でも、西郷からいちいち賞品をわたされると、ただごとでなくうれしいという機微が、たれの思いにもあった。西郷というのは、そういう人であったらしい。＞と。

質問は、西郷のように人を魅する（機微を持った）人格に会ったことがありまｄか？

livetolive · Accepted Answer

無いです。
仕事で経営層に近い人ほどスゴイと思う人はいましたが、それでも私利私欲はあるし、業界でのトップクラスを目指す程度で、西郷さんは全く次元が違い天命の人だったのではないかと思います。

明治維新を境に旧時代と新時代に分けるなら、西郷さんは完璧な旧時代の人です。写真を怖がってもいたようで、それなのに新時代を見据えて世界の中の日本の現状というのを直感的に理解して、政治的に今やるべきことをわかっていた人だと思います。
海外に行ったこともないのに、弟から海外情勢を聞いただけで世界の動きまで把握していることがスゴイと思います。
しかし、現代人にも海外に行って目新しい物を導入したり目新しい知識をひけらかす奴がいますが、そういう奴ほど、世界的な視点はないと感じることが多く、後あと貧乏くじを引いて尻拭いが大変な経験もしています。

西郷さんは、コテコテの武闘派で江戸総攻撃前に勝海舟と出合って考え方がガラリと変わったように思います。江戸城無血開城後に郷里に帰ったのは自分の役目は終わって、これからのことは若い人たちに任せるべきだと思っていたからではないかと思います。
　それは、留守政府の時の急進的な矢継ぎ早の改革の際に、西郷さんが若い連中に思う存分好きにさせていたことからも、うかがい知ることができます。そして、また、大混乱の施策もあったはずなのに表立って不満があがっていないのは、西郷さんがトップにいたからではないかと思います。

朝鮮に対する開国談判だけは自分がやらねばと思っていたようですが、岩倉と大久保に潰されて後あと歴史をでっち上げられてもいます。この件について、ウィキには「自殺願望」というアホな記述もありますが、彼は近しい人に自分の覚悟を言っているだけで相当な自信はあったと思います。知識だけの奴は、このようなトンでもないことを言いだすので、コワい、コワい。

ciaopolpo2 · Answer

若いころ、”翔ぶが如く”と読んだことがありました。目が黒ダイヤのようであった。鐘のような人で、大きくつけば大きく響く、小さくつけば、小さく響くので評価にぶれがあった、と書かれていたのを覚えています。

個人的には、西南戦争を起こした謀反人であるのにもかかわらず、上野のお山に今でも銅像が残っており、民衆に慕われているのは、理屈に合わない。おっしゃる通り、魅力的な、稀有の人だったんだと思います。

私心がなく、人望があり、他の人(例えば大久保)ではだめだが、この人が言い出せば、皆が納得する、というような、時代のために天が送ってくれた人なんだろうなぁ、と思います。

インディラ・ガンジーや鄧小平あたりが心に浮かびます。

天に愛される、ということは、人に愛される、というのと同じでしょうか。

joypeet · Answer

即宗院で西郷さんが戊辰戦争で亡くなった人達の碑を作り、孝明天皇を祀る泉涌寺に向かって建てらたと言うことを聞いて、少し調べました。
勝るとも劣らない方には数人お目にかかったことがあります。

こんなに魅する人に会ったことがありますか？

無いです。

若いころ、”翔ぶが如く”と読んだことがありました。

即宗院で西郷さんが戊辰戦争で亡くなった人達の碑を作り、孝明天皇を祀る泉涌寺に向かって建てらたと言うことを聞いて、少し調べました。

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