準・究極の選択

仏様やお墓の花についてですが、知人が宗教によって、真言は「しきび」で法華は「ビショギ」だと言うのですが正しく知りたいのです。花が違うといけないのでしょうか?
また、これをネット検索するにはどういう風に検索すれば出てくるでしょうか?
検索ページを添付して頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

仏花はこうしないとダメ!という「決まり」はないと思います。


ただ、「何となくの慣習」は多々あり、それを「宗教上のルール」だと思い込んでいる方も多々おられます。本来、和やかな場であるべきお参りの時にそういう人に色々言われて揉めたくなければ、思い込みの激しい口うるさい人に従っておくのが無難でしょう。

なお、シキビ(=シキミ)やビショギ(=ヒサカキ、シバ)をしばしば墓花に添える(一番背が高くなるように背景側に入れるのは、以下のような理由からみたいです。

①そもそも土葬だった時代は、そこに遺体が埋まっている目印として木枝などを挿した。その際、野生動物や犬などが掘り返して遺体を荒らすのを防ぐ意味で、特に毒性の強い「シキミ」が選ばれやすかったという。それがだんだんと「魔除け」「邪気払い」「浄化」などの意味に転じていったと考えられる。

②お墓の向こう側(死者の世界、あの世)とこっちがわ(生者の世界、この世)の境界を樹木のような大きな(背の高い)植物によってハッキリ立てて「さかいめ」をしっかりつける意味で、ヒサカキ(ビショギ、シバとも言う)も好まれる。ヒサカキは、サカキによく似ているけど一回り小さい木のことで、サカキの語源自体が「境(さかい)の木」であるという説もある。

③常緑樹(紅葉しない葉っぱ)を入れるのは、長期間供えっぱなしでも枯れた感じになりにくい、見た目に美しい状態が長く続くため

④シキビ(シキミ)は常緑樹であるだけでなく柑橘系の香りがあり、死者は食べ物を食べない代わりに香りを食べる、という古い言い伝えを踏まえて、特に墓花に相応しいとされている

なお、シキミだろうとシバだろうと、あくまでも添え物です。仏花のメインは一般的には菊花になると思います。

菊も、やはり丈夫で長持ちする花であることや、日本では菊は特に「高貴な花」とされていることも関係して(天皇家は「菊の紋」ですね)、先祖参り(墓参り)や仏壇用に好まれるようです。

仏教が特に高貴な花と見なすのは蓮の花ですから、日本の習俗で菊をお供えするのは日本独自の文化でしょうね。

枯れにくいという利点があり、色鮮やかで安価なので、仏花に好まれるのは他に、スターチス、カーネーション、ヒペリカム(花では無くて赤い実の状態のもの)、などが挙げられると思います。

百合は花粉がつくとか、花びらが結構派手に散るとかの、お墓周りや仏壇周りの掃除をするときに問題になる特長があるので、仏花に使わない人も多いですが、百合は香り高く、大輪の花を咲かせて豪華で高貴な印象を与えるので、重要な法事の時には百合を入れる人も多いです。

バラのように棘のある花、つる性の花は、一般的には墓花や仏花にするのを避けるべきとも言われてもいますが、それも宗教上の理由ではなく、墓や仏壇の清掃をする人、隣近所のお墓の持ち主のことを思いやった場合、棘がある花の始末をする時ウッカリけがをしたら気の毒だし、隣近所にぐねぐね伸びたりするだらしない感じの植物を入れるのは何か、無神経な印象になりますよね。だから、よっぽど個人がそういう植物を好んでいるとかの理由がない限りは、うかつに入れるべきでない。ということだと思います。

ルールに見えるものには、普通の衛生観念や、近隣の人への思いやりやエチケットが根底にある、ということです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ご回答を読んで、何かスゴオイと思ったのと同時に私の数行の質問に対して身も知らない私にこんなに回答して頂き本当に有り難く思いました。たしかに菊、スターチスやカーネーション、豪華な花になるとユリを混ぜて売っていました。そのような花が選ばれるにも衛生面や長持ち、後の処理を考えての事なんだなと初め知る事も出来ました。日本の風習はかなりややこしく思っていましたが背景にはそうなった色んな意味があっての事なのですね。沢山の人は何となくのルールとしてしか認識していないと思います。
ただ静物さんがご指摘のように本来は親戚の方々が集まって和やかな場である筈のお参りがしきたりしきたりによってそちらの方にばかり重点が置かれるのは本末転倒してしまって供養になりませんよね。
でも静物さんの文章を読んで今まで分からなかった事にかなりスッキリ感を感じています。色々調べても頂いたんだと思います。本当にありがとうございます。(*^^*)

お礼日時:2021/03/21 11:10

仏花は 何でもよい 心こめて供えれば

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この回答へのお礼

なるほどですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2021/03/20 13:31

宗教ではなく、宗派によって、ですね。


「宗教」というのなら、全部「仏教」ですから。
そして、佛、釈尊はお墓とか花とか何も決めていないはずです。

墓とか葬式とか供花などを決めたのは後世の人達が決めたルールでしかないです。
ルールだから宗派により違っていても仕方ないし、約束事は従うのが義理です。

厳密にいいか悪いかは、お寺に聞いた方がいいです。
大事なのは、その寺の責任者である和尚さんがなんというか、です。
和尚さんが「これ」ということを、「いや、そうじゃない」と反論してみてもしようがないです。

検索するのなら、「真言宗 花」などで検索すれば、それっぽいサイトが出ると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
そうですね、和尚さんに聞いてみるのが一番正解だと思いました。それに従っていれば一番周りの人も納得も行きますしね。
検索の仕方も載せて頂きありがとうございました。
(^ ^)

お礼日時:2021/03/21 11:15

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