「この世（宇宙）のすべては、すで決定してしまっている」という「決定論」にどのような感想をお持ちですか

小松英一郎・川端裕人著の「宇宙の始まり、そして終わり」を興味深く読んでいます。小松英一郎は宇宙研究者です。その本には下のような説明がしてあります。
この内容は完全に定説になっているどうか分かりませんが、ここまで踏み込んだ説明に出会ったのは初めてですので、このカテでも紹介します。

＜「僕たちは宇宙が始まった瞬間、もうここに生まれることがすでに決まっていた。それは量子論の法則に従ってランダムに選ばれたものだということです。
中略
僕たちの起源は宇宙が始まって１０のマイナス３６秒後の時点での量子ゆらぎだと。すべてはそこで決定されていた。どこに銀河ができるか、どこに天の川ができるか、どこに太陽系ができるかも全部決まっていたというわけですね。」

上記を少し補足します。ビッグバンという言葉は敢えて回避します。
量子ゆらぎ（ランダム、気まぐれ）によって小さな宇宙は生まれました。
次に、この宇宙は、次第に拡大しました。量子ゆらぎは働いています。
宇宙が生まれてから１０のマイナス３６秒後の時点で、インフレーションという大拡大がありました。この間も量子ゆらぎが働いていました。
このインフレーションが一段落した以降は、ニュートン力学と相対性理論が働き、未来までもすべて決定された。
すなわち＜すべてはそこで決定されていた。どこに銀河ができるか、どこに天の川ができるか、どこに太陽系ができるかも全部決まっていたというわけですね。」

哲学カテ参加の皆さんは、「この世（宇宙）のすべては、宇宙が生まれてから１０のマイナス３６秒後に起きたインフレ―ション以降は、すで決定してしまっている」という「決定論」にどのような感想をお持ちですか？
１． 否定する。（主にどこが？）
２．一考に値する.（どこが？）
３．納得する

No.7 回答者： karin_september 回答日時： 2021/04/23 03:38

これは物理学の問題では無く哲学です。

証明できません。
つまり、物理学の衣をまとった哲学。しかし、証明されれば哲学から物理学に変身します。(哲学とは神と言う言葉を使わない宗教)
>僕たちは宇宙が始まった瞬間･･･法則に従ってランダムに･･･
ランダムと言っている時点で、決定と結果に因果関係は証明出来ません。
素数の発生法則が数学的に証明できていない事と一緒です。
もちろん。出来るかも知れません。出来ると信じて発信しています。
決定論教です。教祖はこの方ですね。入信しますか？

仮に、証明できれば、神はこの世から居なくなります。
貴方は、明日のご飯は米ですか、パンですか？
決定論信者なら、明日は米、明後日はパン、その次は米･･･決定してます。
しかし、その様な事は決まっていません。貴方が好きに選んだ結果です。

宇宙の始まりと、明日のご飯の間には、決定論は通用しますか？
宇宙の始まりと、惑星の発生位置位までは、証明できるのでしょうか？
先ずは、ランダムと素数の法則が解き明かされればでしょうが･･･
でも、ランダムとは法則性が無いと意味で、決定の法則と矛盾します。

思うに、宇宙の始まりから、明日のご飯の法則は出来上がりません。
それは、神様が貴方にこっそりと見せた、レシピに一番影響されていると思いますが････

結果、私は否定します。
証明出来ていないから、これは飽くまでも予測・見解です。
読み物としては面白いと思います。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
誤解されていらっしゃるかもしれませんので、ご説明いたします。
ランダムが終わった後、すなわち量子ゆらぎが終わった後から、決定論に入ります。

お礼日時：2021/04/23 18:39

No.6 回答者： something2013 回答日時： 2021/04/22 20:41

１

・・・・と、言うように考えるのは勝手ですが、
それが正しいという証拠が無い。

宇宙の始まりも推測、終わりも推測。

でも推測が正しい、と言う証拠は？

ただの詐欺師の領域だろう。

この回答へのお礼

この推論より確かな推論が出るまで、この推論が正しいでしょう。

お礼日時：2021/04/23 08:49

No.5 回答者： ムカリン 回答日時： 2021/04/22 19:28

オマケです

全ての物質かマクロの物理法則に従っておりかつ物理法則が未来永劫絶対であるならば物質の振る舞いは予め決定されます。但し物質の振る舞いが予め決定されようと正確に予測し得ない振る舞いがあることから正確なに予測する事は厳密言えば科学的に不可能です

この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。

お礼日時：2021/04/23 08:47

No.4 回答者： ムカリン 回答日時： 2021/04/22 19:19

重ね合わせがマクロの世界で起きうる事が物理的に示唆されています。

重ね合わせがマクロで起きているならば未来は取りうる全ての状態（世界）が重ね合わさっておりどの状態（世界）が決定されるかは決定するまで決まらない。
上記を物理学では否定し得ない事から「宇宙は予め決定されている」と物理学で断定しえません。
加えて言えば「物理法則」が「絶対的な法則」であるとは証明されてもいません。何故なら「物理法則自体」が「ゆらぎ」の影響を物理的に受けてはいる可能性を物理的に否定し得ないからです。
よって宇宙が決定的か非決定的かのどちらであるかについては物理学者の間で意見か別れています

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
ご指摘を頂いた二つの事項について、不勉強のせいで知りませんでしたので、これから調べます。
＜重ね合わせ＞と＜「絶対的な法則」であるとは証明されてもいません＞

お礼日時：2021/04/23 08:46

No.3 回答者： 汽笛 回答日時： 2021/04/22 19:15

だからなんなのだ？

それがどうしたのだ？

・・と、云う事ですね。

決定論を超え高に主張するなら“予測論”にまで、踏み込んでこそ意義が生じるのでは？

そうでなければ興味が湧きません。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
＜“予測論”＞については、「決定されるけど予測不能」と書いてあります。原理的には予測はできるが、”初期値をすべて知ることができないから、実際問題として予測は不可能”だそうです。
決定論の方の評価は如何ですか？

お礼日時：2021/04/23 08:31

No.2 回答者： GOMΛFU 回答日時： 2021/04/22 19:15

１． 否定する。

（乗が抜けているから）

この回答へのお礼

申し訳ありません。
秒が抜けていました。
秒を書き込んで訂正した後は、どのような感想ですか？

お礼日時：2021/04/23 00:10

No.1 回答者： ひなげしのはな 回答日時： 2021/04/22 18:26

貴重な意見として承り、

今後の検討課題と致します。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。

お礼日時：2021/04/22 18:27