プロが教えるわが家の防犯対策術!

トルデシリャス条約と言えば、全盛期のスペインとポルトガルで、ヨーロッパ以外の地球上の土地を東西半分ずつ分割して領土にしてしまおうという条約でしたよね。 当時の教皇が仲裁を引き受けて1494年に調印されました。
https://www.y-history.net/appendix/wh0901-051.html

そして、その条約をもとに、スペインとポルトガルは、中南米やアフリカやアジアの民族部族たちを次々と植民地化して支配していきました。

ただ、ヤフー知恵袋の方で、スペイン史を学んだ方がいるそうなのですが、そこではトルデシリャス条約は一切出てこなかったと語っていました。 
要するにスペインやポルトガルにとって、トルデシリャス条約なんて言うのは、どうでもいい条約だったのだと。 真剣に取り合う価値もない条約だとも。

どうなのでしょう、世界史から見てトルデシリャス条約なんていうのは、ろくに世界史に記載する価値もないほどにどうでもよい条約なのでしょうか?
それとも、スペインとポルトガルが世界各国を植民地支配した根拠になった条約のために、現在のスペインとポルトガルがあまり思い出したくない条約ということですかね?

あるいは、それ以外の視点もあるのかな?

皆さんはどうおもいますかね、世界史やトルデシリャス条約を知っている人など、回答待っていますね。

「トルデシリャス条約って、現在のスペインポ」の質問画像

A 回答 (4件)

トルディシリャス条約はスペイン・ポルトガル両国が共同申請して2007年にユネスコの世界記憶遺産になっています。

どうでも良い条約、思い出したくもない条約だったら、わざわざ二カ国共同で記憶遺産に申請などしません。

世界記憶遺産のスペイン語webページ El Tratado de Tordesillas
http://www.unesco.org/new/es/communication-and-i …

 更に、この条約は18世紀に廃止されるまで200年以上続いていて、スペインの世界覇権時代を象徴するものであるため、近世スペイン政治外交史に出てこないというのなら、おかしな話です。1580年に両国は同君連合となって、実質的にはスペインがポルトガルを併合し、フェリペ二世の下、「太陽の沈まぬ国」となっています。そうした中でスペインの無敵艦隊がイギリス海軍とアルマダの海戦を行って敗れ、海上覇権が、やがてイギリスに移っていくことになるのです。

 Yahoo!知恵袋でスペイン史を学んだという人が、一般教養か専門科目か、大学か大学院か、どのような状況でスペイン史を学んだのか知りませんが、そもそも大学以上の歴史専門分野の講義内容は、概説史でもない限りテーマが狭く限定されているのが普通で、教授が専門としている研究分野の内容になることが殆どです。教授がトリディシリャス条約に特に関心が無ければ講義に出てこないのは当たり前ですし、多少関連している場合でも暗黙の常識事項として言及されないことは普通にあります。
そうしたことすら理解せずに、たまたま自分の受けた講義に出てこなかったから価値がないものだと思い込むのは、あまりにも視野狭窄です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なんと、トルデリシャス条約はスペインとポルトガルが共同で世界記憶遺産に申請して認定されていたんですね! 驚きました。

200年以上も続いた条約であり、世界史的にも重要な役割を担っていたんですね。
たまたま、自身の受けた講義に出て来なかったからと言って、無価値と思い込むはやはり視野狭窄なんでしょうね、すごく納得できました。

ベストアンサーを差し上げますね、またお願いしたいですよ。

お礼日時:2021/05/06 14:28

トルデシリャス条約は厳密に言えば「カスティーリャ」と「ポルトガル」の間で結ばれたからスペイン史に出てこなかったという理屈なのかもしれませんが、トルでシリャス条約は、その後に結ばれたサラゴサ条約とともに、世界史の中では、重要なものです。

ブラジルが南米で唯一ポルトガル語が公用語であったり、フィリピンがスペイン領になったのもこうした条約の影響で、初期の植民地政策に大きな影響を与えましたし、その後の「帝国主義」のスタートになったと考えられる条約でもあります。強いて言えばイベリア半島の国は「17世紀には終わっている」という見方をすれば、どうでもよい条約ということになりますが、そうなれば「スペイン」や「ポルトガル」自体どうでもよい国になってしまいます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ふむふむ、正確には「カスティーリヤ」とポルトガルの間で結ばれたんですね。

でもやっぱり、世界史にとっては重要な条約でもあったようです、回答ありがとです。

お礼日時:2021/05/06 14:22

どうでも良い、条約などと呼べない、独り善がりの物です。


日本が組み込まれていないのが残念です、神風が吹いたかも・・・
    • good
    • 0
この回答へのお礼

どうでもよいとか条約とは呼べないとか独りよがりのものなんですね、回答ありがとです。

お礼日時:2021/05/06 14:22

トルデシリャス条約の意味は、スペインとポルトガルの衝突を事前に回避する為にローマ教皇が地域分けを提唱したというものです。

実際、両国は概ね、それにしたがって進出していきました。が、歴史で教えなくても良いというほど無意味なものではなかったと思いますがね。スペイン史で省略されている事情は、ちょっとわかりかねます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

やはり、歴史で教えなくて良いというほど無意味なものではなかったんですね、回答ありがとです。

お礼日時:2021/05/06 14:23

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!