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勉強不足で申し訳ありませんが、物質の紫外吸収について教えて頂けませんか?本には多重結合を持った化合物中を、紫外と可視領域の電磁波が通過すると電子の励起が起こって光が吸収される、とあるのですが、この説明からは単結合しか持たない物質は吸収を示さないのでは?と考えてしまうのですが間違いありませんか?二重結合を持たない化合物ではどんなものでも、最大吸収などは取れないものなのでしょうか?またそれならば、金属イオンの紫外吸収などはどういうことなのでしょう?ご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

遅くなりまして申し訳ありません。

過去に見たページを探し出せなくなって。(T T
>>この説明からは単結合しか持たない物質は吸収を示さないのでは?
そんなことはありません。しかし通常の紫外可視分光光度計では波長で200nm~700nm程度までしか測定できません。それより波長の短い(エネルギーの高い)領域では空気中の酸素、窒素、水、などなどが光を吸収してしまうため「真空紫外」領域用の分光光度計が必要になります。このような装置では実際に真空中で測定を行います。すると単結合の電子が励起される吸収が測定できます。
>>金属イオンの紫外吸収などはどういうことなのでしょう?
添付URLをご覧下さい。宝石屋さんのHPですが親切なものですねー。
遷移金属の発色はこんな風にして説明されています。またこの発色が遷移金属の特徴でもあります。このような軌道混成が遷移金属が化学合成の触媒として広く用いられる理由の基本にもなっています。

参考URL:http://homepage3.nifty.com/such/shumi/shumi2/col …
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この回答へのお礼

わざわざありがとうございました。真空紫外用の分光光度計というのは知りませんでした。またご紹介のHPも、私にもなんとか理解できる内容で大変分かりやすかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/25 20:13

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