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ある単語の説明の中に『農民に土地を授給し』と書いてあるのですが、授給という単語を調べても出てこず類義語の受給は受け取ることなので矛盾が生じてしまいます。これは教材なので間違えてることはないと思うのですが、意味は分かってもこの単語自体理解が出来ません。どなたか授給の意味を教えてください。

A 回答 (2件)

「受給」と「授給」では、全く意味も使い方も違います。



「授給」という言葉は、現在ではふつうは使われません。使うような「社会制度」が現代にはないからです。
「授ける」(さずける)には「目上の者から目下の者に与える」「師が弟子に学問・技芸などを教え伝える」という「上から下へ」という流れの意味があります。学校で行われるのは「授業」ですね。
また「給う」(たまう)は「目上の者から目下の者に与えるの意の尊敬語」です。
ということで、「授給」は「目上の者から目下の者に与える」ことを「下の者から見て尊敬の意味を込めて表現」したことになります。
つまり『農民に土地を授給し』というのは、土地の所有者(大名、領主)から農民に対して「土地を与える」のを、農民の目線で表現しているというような意味、使い方になります。
そういう「上から下へという身分制度に基づく言葉」なので、現在では使われていない用語になっているのだと思います。

一方の「受給」は、「受ける」はふつうに「もらう」の意味、「給」もここでは「給う」というよりは「供給(要求や必要に応じてものをあてがうこと)」や「支給(金銭・物品を払い渡すこと)」の意味であり、「受給」で「配給・給与などをうけること」という意味になっています。「身分制度」や「上から下へ」という意味合いがあまりない内容で現在でも使われているのです。

いずれにせよ「授」は「さずける、あたえる」、「受」は「うける、もらう」という逆の意味ですから、「授給」と「受給」がほぼ正反対の意味になることは漢字からでも分かります。

卒業式などで学校は「卒業証書を授与」し、卒業生は「卒業証書を受領」(もしくは「拝受」)するのです。
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この回答へのお礼

とても分かりやすいですありがとうございます!

お礼日時:2021/06/05 22:47

均田制で、国家が国民に田や荒地を給付するから授給(授け給う)と言うのでしょう。

(上から目線)
授け給うが余ったものは税として取り上げる。

最近は「受給」を使います。(受け取る側から)例:年金を受給
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この回答へのお礼

分かりやすいです!めっちゃ納得しました!ありがとうございます!

お礼日時:2021/06/05 22:46

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