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阿斗(あと)、劉備の息子劉禅(りゅうぜん)の幼名です。中国語辞典でこれを引くと、「阿斗A Dou」→「ばか者、あほう、ろくでなし」と出ます。
…という説明を見ましたが、これは元々阿斗という言葉に愚か者という意味があったのか?
それとも劉備の息子が蜀を滅亡させて亡国君主になって以降阿斗という単語に愚か者という意味がつくようになったのか?どちらなんでしょうか?

A 回答 (2件)

阿は元々親しみを表す接頭語で、阿爷(おじいちゃん)、阿婆(おばあちゃん)、阿爹(おとうちゃん)のような使い方を現在もします。

これが転じて、阿には「迎合する」とか「偏った」という意味も生まれました。例えば「曲学阿世」は学問を曲げても世にこびへつらうという意味です。

劉備の息子劉禅を阿斗と呼んだのは元々はバカにしたような意味はないです。当時から劉備の息子を蔑むような名前を付けるはずがありません。このころは親しみを込めてそう呼んだのです。阿斗がバカの代名詞のようになったのはその後の業績からです。諸葛孔明が一生懸命補佐してもダメなやつ、面倒見切れないやつということで、後世の意味が生れました。
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もともと阿には人を蔑む意味があったと思います。

まだ呉の国に魯粛が生きていた時代に、若い頃には無学で猪武者だった呂蒙が主君の孫権から学問の必要性を諭され、必死になって勉強した結果、その急激な成長で久々に訪れた魯粛の度肝を抜き、呉下の阿蒙にあらず、と言わしめ、自分の後継者にした。という逸話が残っていますので。
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