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放射性炭素14法について
この方法って地層の年代測定にも使われるんですか?

A 回答 (3件)

新しい地質の年代測定法としては,一般に利用されています。


AMS(加速器質量分析)法での,年代測定限界はおおよそ5.5万年ですので,新しい(地質的に)地質の年代測定として多用されています。火山灰や腐食土などでの測定が多いようです。シンチレーション法に比較して,微量な試料(炭素)で測定できるので,最近では一般的です。

地質年代測定でよく利用されるK-Ar年代測定の若いほうの検出限界がおおよそ10万年程度(同位体気釈放などで1万年程度まで測定されいる事例はありますが,一般的ではありません)ですので,それより若い年代測定に利用できます。これらの,空白部分にはESRやTLによる年代測定法があります。
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地層に炭素14法を適用する場合の欠点としては、炭素中に含まれる炭素14の割合が非常に少ないことと半減期が短いことにより、すぐに検出限界量以下になってしまうことです。

一般的には最終氷期以後でないと測定できないと考えていいでしょう。
 考古学での年代範囲はほぼこの中におさまりますが、地質学ではほとんどが測定可能な範囲外になります。

 例外的に、比較的新しい時代の地層を調べる場合には使われることがあります。代表的なところでは、長野県野尻湖のナウマン象化石発掘地などがあげられます。
 活火山の活動履歴を調べる上で、年代決定に最初に使われるのは基本的には炭素14法です。たとえば、鬼界カルデラ形成時に放出されたアカホヤ火山灰の年代を決定する時に使われています。その後は、アカホヤ火山灰を見つけることによって、7300年前の地層であることを確定できるようになりました。
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あまり使われないと思いますよ。



炭素14は、生物の体内で新陳代謝しているときには「自然界の比率」で平衡しているものが、生物が死んだあとは「減る一方」であることを利用するものですから、その地層から動植物の遺骸でも出土しない限りは使えないでしょう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84 …


生物に依存しない地層などは、炭素14ではなく、「特定の放射性物質の存在比率」や「宇宙線や自然放射線による固体物質内の損傷」などを利用するのだと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84 …
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