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完全競争市場において、売り手に対する従量税を課すと、需要曲線は右にシフトするが、供給曲線は変化しないのは正しいですか?それとも誤りですか?

A 回答 (2件)

No1で示したように、従量税の効果を見るときは、供給曲線をシフトさせる方法と需要曲線をシフトさせる方法の2つある。

どちらを選んでもよいが、両方を同時にシフトさせてはいけない(笑)。上の文章では需要曲線をシフトさせる方法を選んでいるが、問題はこのとき需要曲線は右に(上方に)シフトするのか、それとも左に(下方に)シフトするのか、ということ。回答No1をよく読んでください、どちらにシフトするか明らかでしょう。
あなたへの練習問題として従量税ではなく、消費税のように従価税だったら、どうなるか、需要・供給曲線のグラフはどうなる?税ではなく、補助金だったらどうなる(従量補助金、従価補助金)?トライしてみてください。
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この回答へのお礼

答えは、いいえですね!

お礼日時:2021/06/24 14:03

この問題(従量税の経済効果)は何度も回答しているので、調べると見つけて、そこから引用することができるが、面倒なのでまた書いてみる。

いま、
Ps=売り手が(税を国庫に納めたあとで)受け取る価格
Pb=買い手が支払う価格
とする(添え字のsとbはそれぞれsellerとbuyerの頭文字)。従量税がないときは、
Ps=Pb
が成り立つ。いま、t=財1単位当たりの従量税とする(たとえば、ガソリン税だったら、1リットルあたり53.1円というふうに)。すると
均衡において
Ps + t = Pb                    (*)
が成り立つ。買い手が支払った価格PbはPsだけ売り手の懐にはいり、残りは国庫に納められるのでこの式が成り立つ。あるいはtを右辺に移項して
Ps = Pb - t                    (**)
と書いてもよい。
(*)は右上がりの供給曲線がtだけ上方に(左側に)シフトし、それと元のままの需要曲線との交点で買い手の支払い価格Pbが定まることを示している。
(**)はそのままの供給曲線と、下方に(左側に)tだけシフトした需要曲線との交点で、売り手の受け取り価格Psが定まる。
どちらも同じ結果になる。価格を縦軸に、数量を横軸にとって、右上がりの供給曲線と右下がりの需要曲線を描き、上で言ったことを確かめてください。
以上から、質問のステートメントは正しい、それとも間違っている?いまや、自身で判断できるでしょう!
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