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なぜ裁判は過去の判例を重要と考えるのか?
過去の最高裁の判例がどうであろうと、今を生きてる人々や背景で解釈を変える必要のある法律は存在しないの?

過去の最高裁の判例が覆った裁判てあるのでしょうか?

A 回答 (3件)

なにもわかってないな。

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なぜ裁判は過去の判例を重要と考えるのか?


  ↑
第一は、公平です。
過去と現在で、判例が違ったら、不公平に
なります。

第二は、自由です。
過去の判例がこうだったから、ということで
安心して行為をしたら、違法になった。
これでは安心して行動出来ません。
これを、自由を裏面から保障する、といいます。



過去の最高裁の判例がどうであろうと、今を生きてる
人々や背景で解釈を変える必要のある法律は存在しないの?
 ↑
そういう法律はありませんが、
時代と共に、解釈が変わる、という
ことはあります。



過去の最高裁の判例が覆った裁判てあるのでしょうか?
 ↑
いくらでもあります。
枚挙にいとまがありません。



最高裁判所平成29年11月29日大法廷判決は、強制わいせつ罪
(刑法176条)の成否にあたり、
行為者の性的意図を必要としない旨の判例変更を行いました。
最高裁判所昭和45年1月29日第一小法廷判決が、
強制わいせつ罪の成否について、故意以外の主観的要件として
行為者の性的意図を必要としていたことに対し、
この判例を変更したものです。


宮城県岩沼市議会の出席停止をめぐる裁判の上告審判決で
最高裁大法廷(裁判長=大谷直人長官)は25日、
「出席停止について裁判所は常に適否を判断できる」と述べ、
市側の上告を退けた。
議員処分のうち最も重い除名以外は「裁判の対象外」とした
1960年の判例が変わり、
これまでより幅広く司法が判断できるようになる。
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現在の法律は,すべてのことを定めてあるものではありません。

また立法時点において想定される事案について定めることしかできませんので,その施行後に,規定されないことが起きる場合もあります。
それでも法律判断をしなければならない事案もでてきます。そこを埋めるのが,司法をつかさどる裁判所の判断,つまり判決であり,その中でも重要な判断がされた事例,他の事例の参考になるような判決が判例です。
判例は,法律解釈の基準が示されたものなので,法律と同様に重要視されるのです。

時勢の変更により過去に出された判例とは違う判断がされることもあります。最高裁で違憲だと判断され,法律条文が変更された事例もあります。
その一例が,平成25年9月4日に最高裁大法廷で出された次の決定です。

平成24年(ク)第984号,第985号 遺産分割審判に対する抗告棄却決定に対する特別抗告事件 @裁判所ホームページ
 https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/520 …

民法900条4号但書が,「非嫡出子の相続分は嫡出子の相続分の2分の1とする」という規定があり,従前の最高裁の判断(平成7年大法廷決定等)はこれを肯定(憲法14条1項に反するのではないという判断)していたのですが,立法時の時勢の変化からもその規定には現代には合理性がないということで,それまでの判例とは相反する判断として,この規定を違憲だと判示しました。
これを受けて同年12月5日に民法の一部を改正する法律が成立し,非嫡出子の相続分が嫡出子の相続分と同等になりました(同月11日公布・施行)。

民法の一部が改正されました @法務省民事局
 http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00143.html

そういう事案も存在します。
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