プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

環境学素人です。できる限りわかりやすい説明をお願いします。
1.地球を覆うオゾン層がすべて破壊されるっっていうことはあるんでしょうか?
2.もし、あるならば、その原因はどんなものがありますか?
3.オゾン層がなくなると、地上ではどういったことが起こりますか?
4.オゾン層を通さずに紫外線を直接肌に浴びた場合、人間はどうなりますか?

A 回答 (3件)

簡潔に回答します。


1 ありません。

他の人が書いているように、オゾン層を破壊するのはフロンガスです。しかし、現在ではオゾン層を破壊するタイプのフロンガスは作られていません。

ただし、過去に放出されたフロンガスがまだ大気中に残っているので、今後もオゾン層の破壊は続きますが、全て破壊される、ということは無いでしょう。

3 地上に大量の紫外線が降り注ぐことになります。

人間以外へ及ぼす影響としては、動植物が死滅する可能性があります。他に、光化学スモッグが発生しやすくなります。また、室外にあるプラスチック・ゴム類がもろくなります。

4 重い日焼けを起こすか、皮膚がんになります。また、目も紫外線でやられ、雪目のような網膜障害が発生するでしょう。また、白内障になる人も増えます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます(^-^)。納得です。

お礼日時:2005/03/07 11:00

1と2は、既に解答があるように酸素が一定量以上存在する限りはないですね。

ただ、酸素濃度が下がり、尚かつオゾン破壊物質(フロン、ハロンなど)が増えるとオゾンホールがもっと広がる可能性があります。

をちなみに、代替えフロン(HFC)使うとオゾン層の破壊はほとんどしませんが、その代わり環境に対する温暖化係数は二酸化炭素比で1000倍以上というとてつもない数字が出る物もあり、温暖化に高く寄与することが分かっているため、まもなく利用禁止となる予定で、ノンフロン(イソブタン-可燃性ガスです)を利用するようになるでしょう。

3、4は、人類も含めた生物の致死率は極めて高いと言えます。生命は水の中及び、屋内で紫外線を遮蔽した環境以外では数分と生息できません。これは、極短波の紫外線が地表に到達するためで、現在一般に紫外線と呼ぶものは、UVB、UVAの2つですが、その上にさらに強力で波長の短い紫外線が存在します。UV-Cは極短い波長を持ち、身体の表面に到達すると皮膚を焼きます。こんがりではなく、しっかりと焼いてくれるのが特徴で、皮膚の外側(表面)に作用します。

これが、直接地上に届くのです。通常酸素が現在の濃度およそ15~20%あればたとえオゾンホールができてもこのUV-Aが地表に届くことはありません。なぜなら、波長が短いためすぐに酸素と反応するためです。波長が短いため透過性が弱く屋内にいれば大丈夫なはずです。

しかし、これがなくなれば屋外には出られなくなるでしょう。

ちなみに、紫外線の波長UV-Bは、約10%降り注ぐだけでだいたい1時間程度でしっかりと日焼けするぐらいの強さです。まあ、真夏の海で日光浴をするとこれぐらいの量受けるかそれ以上受けるかもしれません。UV-Bは、発癌性の原因とされここ10~15年で大幅に増加しています。
屋内にはほとんど透過しません。今、昔と違って日光浴が良くないというのは、これが原因です。


UV-Aは、波長が最も長いものです。昔から日焼けの原因となっていたもので、皮膚の内側に作用するのが特徴です。UV-Cが表面であるという点から考えると分かると思いますが、波長が長いと皮膚の内側になります。BはCとAの中間で強さも中間となります。Aは常に大量に降り注いでいますが、皮膚のメラニンによって人はこれからのダメージをできる限り軽減することができます。屋内でも透過してきます。

ちなみに、生命が誕生した水中にはUVが届くことはありません。逆に言えば、UVが届かなくなったから生命は陸上に進出できたのです。今の人間もそれを遺伝として受け継いでいます。
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この回答へのお礼

オゾン層は減ることはあっても、消えてなくなることはないんですね。酸素の働きってすごい。
ありがとうございました(^-^)。

お礼日時:2005/03/07 10:54

オゾン層とは一度壊されるとなくなってしまうものではありません。

紫外線が酸素に当たることによりオゾンが形成されるのです。つまり、常にオゾンはでき続けていることになります。一般にオゾンを破壊するのはフロンガスといわれていますよね。このフロン1個当たり1万個以上のオゾンを破壊してしまいます。つまり、これらのガスはオゾン形成スピードより早くオゾンを破壊してしまうため、オゾン層が減っていってしまうのです。大気中に放出されたフロンは長い年月をかけてオゾン層に達します。地球には磁気がありますのでそれに引かれて極域に集まるのでその部分から崩壊が進むのです。怖い話ですが専門家の方にはもう手遅れという方もいます。また、代替フロンを使うことが増えていますがこれはオゾンを破壊しないガスではなく、分解が早いフロンガスなのでオゾン層に達する前に分解してしまうだろうという予測のもとで使っているはずですよ。
ではオゾン層がなくなるとどういうことになるのでしょうか。答えは紫外線がほぼ100%地表に到達します(オゾン層があれば数%しか届かない)。この紫外線は生物の設計図である遺伝子(DNA)を破壊します。多少の破損であれば修復できるのですが破壊がひどい場合は細胞が死滅しますし(人の肌の場合ケロイド状となる)、修復にミスが起こった場合、細胞は暴走しがん細胞となります。これはすべての生物でいえることなので動物植物から微生物にいたるまで悪影響が出ます。紫外線の届かない海の中でしか生物はまともに生活できなくなるでしょうね。
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この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございます(^-^)。

お礼日時:2005/03/07 10:51

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