徳川慶喜は、なぜ大政奉還したのですか?

Question

徳川慶喜は、なぜ大政奉還したのですか?

春閑 · Accepted Answer

①幕府内に反慶喜勢力が多く、幕府をまとめきれなかった。
→慶喜自身は有能で有力大名からは良くも悪くも一目置かれていたことは間違いない。しかし、慶喜は御三卿の一橋徳川家に養子に出たとはいえ、本来は将軍になれない水戸徳川家の生まれだ。そこに彼が何度も将軍の有力候補になりながら、なれなかった原因がある。
最後の最後の急場で将軍家茂が急死するという急展開がなければ、幕閣が彼の将軍就任を認めることは無かっただろう。

②元々朝廷寄りだった水戸徳川家。
→水戸徳川家は、最初から勤皇の家だった。家康がそのようにしたという説もある。
徳川が倒れるとしたら、朝廷が諸大名に倒幕の勅令を出すケースだ。それで将軍家が潰されても、勤皇の水戸家だけは存続できるようにしたという説だ。

その真偽は不明だが、水戸家が勤皇思想の家だったことは間違いない。実際に慶喜も勤皇の人だった。だから、勤皇の志を持つ諸大名には人気があった。
そして、朝廷の力を抑えようとしている幕府の主流派が、慶喜を警戒したのもそれが原因だ。

以上を踏まえれば、慶喜の幕末の行動が理解しやすくなる。
彼は、将軍と云う幕府の守護神であるべき職に就いたにもかかわらず、幕府を護ることよりも、国を護ることを優先した。
彼は大政奉還を決断し、幕府を潰したうえで、天皇を頂点とし、将軍家を筆頭とした雄藩連合政権を樹立して日本を近代化を進めようとした。

ところが、慶喜に対する幕府内の信望の薄さから、薩長の策動による幕府の薩長討伐の炎を抑えることが出来ず、心ならずも鳥羽伏見の戦いを迎えてしまった。

そして戦いを優勢に進めながら、錦の御旗の登場で、勤皇の人である慶喜の心は折れてしまった。
最後は主戦論を説く小栗忠順を排し、恭順論の勝海舟に後事を託し、自分は寛永寺に籠って謹慎という形ですべての責任を放棄してしまった。

将軍としては情けないのかもしれないが、そもそも勤皇の人が将軍に就いてはいけなかったということだろう。断り切れずに火中の栗を拾ってしまったのも、結果から考えると、頭は切れても、けっこう気の弱い人物だったのだろうか。

佐波さん · Answer

徳川慶喜は大正2年（76歳）で亡くなりましが、生前は何も語らず、
手記も見つかってません、本当の事は解らないのです。
巷間を騒がしている説は、全部、憶測や推測による物です。
徳川慶喜オタクの、小生は、第2次長州征伐の時に、幕府の力の無さを、
実感したのだと思います、大政奉還すれば、倒幕の口実はなくなります。
大政奉還したとは言えど、幕府の力は強大です、簡単にには潰れません。
処が、鳥羽伏見の戦いで、人数も武器も有利な幕府軍が簡単に負けたので
屋台骨が腐っているのに、気付いて大阪城から江戸に逃げ、後事を、
勝海舟に謹慎生活に入りました。
この謹慎生活をした事が、日本がヨーロッパ列強の餌食にならずに
済みました。
幕府の海軍力に太刀打ち出来る諸藩は有りませんでした、
この海軍力を背景に、勝海舟は西郷隆盛と直談判しました、
西郷隆盛も解っていて、内乱を防ぐ為、勝海舟の要求を飲みました。
薩長に幕府軍は勝てるだろうけれど内乱が必死・・・
徳川慶喜オタクになった所以です。

私の何ら根拠の無い憶測による、説です・・・

先だって、NHKの歴史探偵で渋沢栄一が徳川慶喜に聞き取りを、
した内容が放送されてました。
それによれば、鳥羽伏見の戦いに負けるとは、思っていなかったようです。

1paku · Answer

土佐藩。後藤の提案を受けて。
懲戒免職になる前に自主退職したほうが、格好いい。みたいな感じ。

kantansi · Answer

慶喜が大政奉還をした理由は、討幕派による武力討幕や混乱を防ぐためです。　当時、薩摩や長州は武力で幕府を倒そうとし、会津藩や桑名藩は実力を使ってでも阻止しようとしていました。　「このままでは、無秩序な内戦になってしまう」と考えた慶喜は、「政治を朝廷に返しても実際に国をまとめるためには徳川家は無視できない。　いずれ、徳川家にも協力要請がくるだろう。その時に、天皇のもとで徳川氏主導の政権を作ればいい」と考えたのです。　そして、「大政奉還をした方が良い」と言う、土佐藩主の山内豊信の直接の助言もあり、慶喜は大政を奉還したのです。　ーーーーー　と、学校では習いました。

amabie21 · Answer

薩摩藩と土佐藩の圧力に耐えきれなくなったからでございましょう。
あわよくば自ら政権放棄する事で、後の立場確保を目論んだのでは
ないかと推察致します。

徳川慶喜は、なぜ大政奉還したのですか?

①幕府内に反慶喜勢力が多く、幕府をまとめきれなかった。

徳川慶喜は大正2年（76歳）で亡くなりましが、生前は何も語らず、

土佐藩。

慶喜が大政奉還をした理由は、討幕派による武力討幕や混乱を防ぐためです。

薩摩藩と土佐藩の圧力に耐えきれなくなったからでございましょう。

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