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TOG 2重戦車は超信地旋回できますか?ソースも添えていただければ幸いです。

A 回答 (1件)

的確な回答ではなく、『多分そうだろう』的な話しか出来ませんが、何方も回答されていない様なので。



 しかし・・・これは盲点でした。超どマイナーな戦車を見つけて来ましたね~。もしやWOTをやられているとか?(ワタシはやってませんが。)
 こいつ実は、ワタシも数年かけて定期的に調べているのですが、詳細が出て来ません。Bovington Tank Museumにある実車でも、英語版WikiやMilitary Wikiに書かれている以上のことは掲示されてなく、詳細がよく判りません。

 WOTでは何故か『ソコソコ使える』戦車になってしまっているTOG2ですが、現実はそうではなかった様です。

※まず。
 左右それぞれに駆動モータを持つガス・エレクトリック駆動方式は、ポルシェ・タイガー(エレファント)と同原理のもので、完全信地旋回も超信地旋回も、自由に選択出来るポテンシャル(潜在能力)があります。

※がしかし。
 御存知とは思いますが、TOG2は開発が中途で放棄された試作戦車です。
 放棄された理由を調べると、『速度が遅い』『殆ど向きが変えられない』『戦闘回避行動が取れない』など、要するに戦車に要求される機動力を持たなかったということです。

※このうち『向きが変えられない』というのが重要で、原因としては、

①動力がショボ過ぎ
 60tのタイガーⅠでさえ、690馬力のマイバッハエンジンでは足りなかったぐらいです。80tの車体に500英馬力のTOG2では、どれほど起動トルクに勝るモータでも、満足に駆動出来なかったでしょう。
②長過ぎ
 以前、信地旋回では『履帯や車輪の横剛性が必要』という様な事を述べましたが、全長10mを超えるTOG2では、履帯接地長もその分長く、信地旋回では過大なねじり力が履帯に働き、それがそのまま走行抵抗になります。その過大な走行抵抗に、わずか500馬力の動力で逆らうことが出来たのか?という疑問があります。

・・・などが考えられます。
 これらからすると、仮に機構・制御上は超信地旋回が可能だったとしても、実際には不可能だったのではないか?とも想像されます。(TOG2の開発経過を調べると、『駆動系にはトラブルが無かった』とされていますが、動力がショボく履帯や車輪を破壊するほどの駆動力が発揮出来なかっただけ、と見る事も出来ます。)

 また戦車工学では、超信地旋回はメリット・ブラウン式で初めて実用化されたことになっています。もしTOG2のガス・エレクトリック式が有力なら、開発が止まることは無かったとも考えられます。

 まぁ、少ない情報から推論しただけの話になりますが、『TOG2は超信地旋回が出来なかった』という結論です。

 最後に、『ソース』というほどでもありませんが、TOG2の英語版WikiとMilitary Wikiのページを貼っておきます。日本語Wikiよりは多少詳しく記述されています。更なる調査の『足がかり』にはなるでしょう。
https://en.wikipedia.org/wiki/TOG2
https://military.wikia.org/wiki/TOG2
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