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普通の易の本では乾為天のように各卦が3文字で表されています。所が易経の原典のような本では同じ卦が乾とだけ表示されています。この他にも天地否が否とだけ現されています。逆に同じ読み方の方が少ないようです。3文字の読み方は日本独自のものなのでしょうか、あるいは時代によって違うとか、誰かが名付けたとかこの卦の名称の違いについて教えてください。
宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

 日本独自のものではなく、明代(14~17世紀)の民歌『劈破玉(へきはぎょく)』においても、この「乾為天」などの呼び方が紹介されているそうです(『易』/本田済/朝日新聞社)。



 本来は「乾」とか「鼎」とか「同人」などだけの呼び方が基本のようですが、それでは64卦もあって覚え難いので、覚えやすいように、昔から慣習的に用いられてきたようです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりました。
なるほど時代背景と意味が良くわかりました。
有難うございました。

お礼日時:2005/03/19 23:41

問いに具体例を記述します。



3文字、或いは4文字で表記しているのは、いわゆるフルネームで、1文字または2文字表記はニックネームだと思えば良いのです。
中国人社会ではわざわざフルネームを使う必要はなくて常識で浸透しているのでが、日本社会に於いては易は社会的に認知されているとは、とうてい思えませんし浸透など全くしていませんからフルネームで表記しなければ易卦の何を表記しているのか判らない為にサービス精神の表れなのでしょう。
それともフルネームで覚えた方が、リズム良く覚え易いのかも知れませんね。
それでも昔の禅僧や天台宗や真言宗の僧侶はフルネームで使ったり、ニックネームで使ったりしていたようです。

上記したように時代によって表記が違う事はなくて、中国の書物で表記がフルネームとニックネームとを使い分けていた場合は純然とした文学上のルールで使え無かった漢字だから別の漢字の表記方法を使っただけの話です。
例えば、否と漢詩、文のルールで、この漢字をルールで使えなければ天地否と表記される事もあるのです。

誰が名付けたのかは全く不明ですし、誰が付けたかの記述があっても中国人の言い伝えは細かな所では実に大まかで当てにはなりません。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりました。
細かい歴史と説明有難うございました。
良くわかりました。

お礼日時:2005/03/19 23:42

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