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ないで(広辞苑)
(成立未詳。助動詞ナイの連用形とする説、助動詞ナイに助詞テが付いたものとする説などがある)

「ないで」が「成立未詳」の場合「ください」は動詞ですか?補助動詞ですか?

質問者からの補足コメント

  • 「ないで」は各辞書でどのように考えられていますか?

      補足日時:2021/10/04 11:01

A 回答 (4件)

#3です。



>「と」の質問に答えてくださったのですが「これ自体は活用しません」の意味が分かりません。「わかった」の「た」が活用しないのですか?

なるほど。
おっしゃりたいことはよくわかります。

「これ自体」というのは「発話内容そのもの」という意味です。

『「わかった」と返事をください』

この文における「わかった」は発話内容自体ですよね。
「と」は「その発話内容そのもの」を受けているわけです。
これは話者によって規定されている表現なので活用(変化)はしません。
仮に、

『「わかりました」と返事をください』

と話者が言った場合であれば、「わかりました」が発話内容になる。
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この回答へのお礼

何となくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2021/10/05 19:48

>「ないで」が「成立未詳」の場合「ください」は動詞ですか?補助動詞ですか?



補助動詞です。
「補助動詞」とは、
動詞のうち,本来の意味・用法の独立性が薄れ,述語の下に付いて,もっぱら付属的に用いられるようになったもの。(大辞林)
https://sakura-paris.org/dict/%E5%A4%A7%E8%BE%9E …
のこと。

「くださる(ください)」本来の意味は「(物などを)与える」の尊敬語です。
(居酒屋などで)
・おでんの大根をください。
のように使う場合。
・おでんの大根を(私に)与えなさい。
の尊敬表現になる。

「書かないでください」の場合は、「(物などを)与える」という本来の用法が薄れ、「書かないで」という動作に付属する形で補助的に用いられているため補助動詞と呼びます。
「ないで」が「「成立未詳」かどうかとは関係ありません。
「成立未詳」とは、どのようにしてできたかよくわかっていない、という意味。

>「ないで」は各辞書でどのように考えられていますか?

どの辞書も見ても広辞苑とほぼ同じ立場のようです。大差ありません。
《助動詞ナイの連用形とする説、助動詞ナイに助詞テが付いたものとする説などがある》
という考え方。
ただ、〘連語〙に区分している辞書は、《助動詞ナイに助詞テが付いたもの》という考え方を重視しており、(広辞苑のように)そうでない場合は《助動詞ナイの連用形》という考え方を重視する傾向が強い、ということは言えそうです。
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この回答へのお礼

「わかった」は《発話の内容》であり、これ自体は活用しません。
その意味で「(体言に)準ずる」と言えます。

「と」の質問に答えてくださったのですが「これ自体は活用しません」の意味が分かりません。「わかった」の「た」が活用しないのですか?
もう少し説明をお願いいたします。

お礼日時:2021/10/05 03:21

ください【下さい】は、動詞〘「下さる」の命令形〙です。



補助動詞などという動詞はありません。語は意義を表すもので、補助などという機能を本質とするものではありません。

なお、
《「…て[で]下さい」「お[ご]…下さい」の形で》尊敬 Aに…てくれと要望・懇願することについて、Aを高める。
「頑張って━」
「私に構わないで━」
「どうかあの子の幸せを祈ってやって━」
「先生、こちらにお掛け━」
「ご依頼の件よろしくご検討━」
【明鏡国語辞典】

です。
https://sakura-paris.org/dict/%E6%98%8E%E9%8F%A1 …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2021/10/05 19:49

「ないで」にはいくつかの説があります。



『日本国語大辞典補注』
(1)成立については、まだ定説がない。「ない」は打消の助動詞と見られるが、「で」は助詞か断定の助動詞の連用形か、決めかねる。また、接続の点からの疑問もあるが、近世には「帰らないければ」「多いで」などの表現もあるので、通行の文法では律しきれない。一方、古くから見られる「なくて」との関係、「書かいで」「読まいで」などの「いで」との関係もありそうであるが明らかでない。品詞分類上の扱いについては、全体を接続助詞とするもの、打消の助動詞の連用形とするものなどがある。

(2)打消の連用・接続表現として、ほかに「ずに」「なくて」がある。「いる・おく」その他の動詞に続く用法は「ずに」と同じ。「よい」「しょうがない」「こまる」などに続く用法は「なくて」と同じ。一般に「は」「も」などを伴って条件句を作ることも同様。「くれる・くださる・ほしい」などに続く用法は、「ないで」だけにある。なお、「ならない」「(は)いけない」「(は)だめ」に続く場合には、普通「ずに」「ないで」は用いない。

『日本国語大辞典』簡略版解説
(語構成未詳。→補注(1))
① 打消の中止法または連用修飾に用いる。「は」「も」などを伴って、条件を示す場合もある。
※雑兵物語(1683頃)上「火縄のはさけ様がわるければ、火もうつらないで立消も有もんだ」
② (「いい」「くれ」「ほしい」など)補助用言を続けて用いる。
※洒落本・角雞卵(1784か)居続の契約「よしなよ。そんなにつづけてのまねへでもいいわな」
※人情本・英対暖語(1838)二「気味がわるふございますから、後はお咄し遊ばさなひでも宜ござゐますヨ」
[補注](1)成立については、まだ定説がない。「ない」は打消の助動詞と見られるが、「で」は助詞か断定の助動詞の連用形か、決めかねる。また、接続の点からの疑問もあるが、近世には「帰らないければ」「多いで」などの表現もあるので、通行の文法では律しきれない。一方、古くから見られる「なくて」との関係、「書かいで」「読まいで」などの「いで」との関係もありそうであるが明らかでない。品詞分類上の扱いについては、全体を接続助詞とするもの、打消の助動詞の連用形とするものなどがある。
(2)打消の連用・接続表現として、ほかに「ずに」「なくて」がある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

『デジタル大辞泉「ないで」の解説』
ない‐で
[連語]
1 打消しの意を含んで下に続く意を表す。「仕事もしないでぶらぶらしている」
「逆上(のぼせ)―至極よいお薬でございます」〈滑・浮世風呂・二〉
2 (「ないでください」「ないでほしい」などの形で)打消しの希望、婉曲な禁止を表す。「この中へは、入らないでください」「勝手に使わないでほしい」
3 (「ないでいい」などの形で)ある動作をしないことを許可・認容する意を表す。「君は忙しいから出かけないでいい」→なくて
[補説]「ないで」については、打消しの助動詞「ない」に、助詞「で」、あるいは断定の助動詞「だ」の連用形「で」が付いて成ったとする説などがあり、いまだ定説をみない。また、「ないで」全体を接続助詞などとする扱いもある。2は、「お母さん、もうどこにも行かないで」のように文末に用いられることもある。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2021/10/05 19:49

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