
この歌を初めて聴いたとき、私は心を激しく揺さぶられました。
私は昔から、悲しい、暗い音楽が好きなのですが、この曲は、それらを振り切って、放送禁止レベルだとは思いますが。
音楽ファンの中には、ヴォーカルは楽器演奏には一枚劣る、と言う人もいますが私はヴォーカルが大好きです。要は表現方法の違いということになるでしょう。
ビリー・ホリデイが初めてこの歌を歌い、歌い終わったときにしばしの静寂があって、彼女は「やはり失敗だったか」と思ったそうですが、その後、割れんばかりの喝采を受けたそうです。
色々な言い方ができます。
・音楽とは、何でしょうか?
・音楽を聴いて人は何故心が揺さぶられるのでしょうか?
・その時に人の心の何が揺れるのでしょうか?
などなど、直感的、経験的でなければ答えづらい質問だとは思いますが、様々なものにとらわれずにお答えいただければ嬉しいです。
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
ブルースはシカゴ・メンフィス、ジャズならニューオリンズです。
土地に根付いた、庶民のお楽しみです。恋・苦しみ・ただの愚痴など、庶民の共感を呼びます。ミック・ジャガーはブルースが大好きで、ライブハウスでおじいちゃんと嬉しそうに共演したビデオが残っています。優れたものを聴き分ける耳があるんでしょう。
王侯貴族が作り上げたクラシックとは方向が違っています。欧州でも、民謡には地域性が色濃く残っています。
人の心の中にある、純粋さが揺さぶられる。経験を通して、どんどん分厚くなってゆく皮相の底にある、純粋な悲しみが、揺さぶられて、目を覚ます。
私の場合、親友と呼べる人を何人も亡くしているので、”死んでしまった彼女が、馬に乗って戻ってくる”と言う歌を聴くと、号泣します。しばらく聴いていなかったけれど、今でもダメでした。コメントを見てみると、泣く人多数です。
https://youtu.be/RTQt6lHoMcM?list=PLjRNMBifTNgxQ …
ジャズの即興なんて、つぶやきとか愚痴にすぎない、ってタモリも言っていましたが、その通りでしょう。
しかし、音楽にするとそこに何か尊いものが加わってくるように感じるのは私だけではないでしょう。それを、殊更に高尚なものにしてしまうことは滑稽に思えますし、カッコよさだけを追求すれば、それはもう「別物」だと思います。
ミック・ジャガーはブルースが大好きだったのですね。この歌を聞けば、彼がブルースの魂を愛していることが伝わってくる気がします。
ローリング・ストーンズは好きでしたが、大好きではなかったのです何故か。
でも、ついこの間大好きに突然なったんです。
ビートルズを贔屓する心があったのかなとも思っています。
ブルースやジャズも同じく、ついこの間大好きになりました。何で今頃、と思うのですが、理由はよくわかりません。でも、私に中で何か大きな変化が起きているような気がします。
>経験を通して、どんどん分厚くなってゆく皮相の底にある、純粋な悲しみが、揺さぶられて、目を覚ます。
うむ、「悲しみは大抵美しいものだ」という意味のことを棟方志功が言っていました。
人間、苦しんだり、悲しんだりすると、美しい心が湧いてくるような気がします。
No.16
- 回答日時:
丁寧なお礼をいただきました。
1981年、大昔ですが、シカゴのライブハウスで、マッド・ウォーター(泥水)というブルース・シンガーとサプライズ(?)共演したストーンズです。
歌いだすのは中盤です。1992年に、ミック・ジャガーは、他バンドとソロでアルバムを出しているらしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=xa1hhe6-R1g
私もこれは初耳でした。
ミック・ジャガーは、真にブルースを愛しているんですね、本当に楽しそうです。
彼の歌はレコーディングよりもライブのほうがずっと素晴らしい。才能がズバ抜けているということでしょうね。

No.15
- 回答日時:
お礼をありがとうございます。
(^^)>こんなに褒められると、この人何か企んでいるな、と思いますね(笑)。
それなりに修羅場もくぐっているとも言えるし、ひねくれているとも言えますね
そうなんですよね。にゃんさんはそう考える。甘さがないから一筋縄でいかないのですよね・・・そこが凄いなと。
やはり修羅場は経験しているのですね。ひねくれているという印象はいままで気づきませんでした・・・
このカテは年輩の人生経験豊富な方が多いせいか、すごい方ばかり集まっている特殊さがあり、観察しているとTVより面白いのですよね。
(^^)/
私は少しだけ人より物知りかも知れませんが、ずばり言ってしまうと「知識バカ」なんで悩んでいるのです・・・考えも甘いし浅い。他人にも甘いけれど、自分にも甘い。でも、にゃんさんは甘さがないんです。感じられない。自分にも他人にも厳しいし、自覚されているようにズバズバ本音勝負をしている。そこがすごいなあと。ずるさがない。つけ入る隙もない。正義感が強いゆえにたまにお怒りになることもある。やっぱ、そういう常に本音で勝負するような積み重ねがないと人って成長しないのかなとも・・・?
簡単にはごまかせないし、決して人から騙されることがないタイプだと思います。嫌われたら嫌われたでいいやと考えるタイプじゃないかな?と。いわゆるできる人。きちんと自立した精神を持っている。
キサラギさんもおそらくそういう点をキサラギさんのことだから気づいていて、にゃんさんに弟子入りするように接近し「尊敬している」と仰っていたのでしょう。でも、にゃんさんも若いキサラギさんと知り合えて「光栄です」と仰っていましたよね?てっきり相性が良くうまくいっているのかと。まあ、にゃんさんに認められるほどの凄さがキサラギさんにはありましたよね?
もうお二人の対談が見られないと思うと非常に残念です・・・BIG対談だったのに。
まあ、私もあまり目立ちたくないので、この辺で撤退します・・・
(>,<)/
余計な昔話を申し訳ありませんでした。
以前から、にゃんさんの鋭さのようなものには注目しておりましたので、一度話してみたいと思ったものでして。
どうも、お付き合い頂きありがとうございました。m(..)m

No.14
- 回答日時:
にゃんさん、お礼をありがとうございます。
(^^)/だって、あんなに救いようのない暗い曲を聴いてると気が滅入ってきますよ・・・たしか、黒人がアングロサクソンに殺されて首を吊らされるって曲じゃなかったですかね?それで遠くから見ると、木に変わった果物に見えるって。間違っていたらすみません。m(..)m
にゃんさんはタフですね。うらやましい・・・あと、洞察力と理解力すごいですよね?ずば抜けてますよね?このカテでも。
本質をすぐ見抜きますよね?どうしたら、私もにゃんさんみたいになれるのか知りたいです。弟子入りして鍛えて貰おうかな?たぶん生きてきた人生の密度が違うのかしら?にゃんさんは修羅場をくぐってきたのかしら?それとも生まれつきですかね?
キサラギXさんとのやり取りは凄かったですね。あのお二人の対談は愉しみだったのにキサラギXさん、どっか行っちゃって・・・
戻ってきて欲しいですよ。(>,<)/
こんなに褒められると、この人何か企んでいるな、と思いますね(笑)。
それなりに修羅場もくぐっているとも言えるし、ひねくれているとも言えますね。
キサラギさんは、私がズバズバモノを言いすぎたので、イヤになっちゃったのかなとも思いますが、あまり気にしていません。勿論、戻ってきてほしいですけどね。
そうですね、長所は思い切り自由にさせ、短所は補強する、といったところですか。

No.13
- 回答日時:
黒人も白人も最高のヴォーカリストと別格扱いするビリーホリデイの"strange fruits"ですね。
私も昔LPは持っていましたが(名曲中の名曲なので)、「これを聴いていたらメンタルやられる」と思って、いまはまったく聴きませんね。ビリーホリデイだけは。モーガナ・キングとかカルメン・マクレイとかは好きですが。
音楽はプラトンの芸術論によれば、最高の芸術だそうですね。次が詩です。
より主観性の高い順にランキングされておりました。
>黒人も白人も最高のヴォーカリストと別格扱いするビリーホリデイ
そうだったのですね?
メンタルやられますか?
主観性が高いほど良い芸術であるとの説には、賛同できます。
No.11
- 回答日時:
物理学者アルベルト・アインシュタインは、
メニューイン少年の演奏に、感動のあまり舞台に駆け寄り、
彼を抱き締めて、こう語ったという。
「きょう、君は証明してくれた。天上に神が存在することを」
理屈なし、と言いたいのです
音楽は「内側から」人々を解放するのです
権力は「外から」人を抑えこもうとする。正反対なのです。
音楽には「人」と「人」をつなぐ力があるのです
音楽は「美の世界」「旭日の世界」「朝日の世界」に導いてくれます。
音楽を含めた芸術が、文化の「心」を養い、広げていくことができます
まさに音楽とは
文化人としての心を磨くための素養だと思います
平和と文化は一体です。文化国家は平和国家になれるし、
平和国家は文化国家になれるのです
音楽は五感を通して情報を認識し思いを巡らし
脳が確認し美を想像し共鳴します
雑音は認識しずらく脳が拒否し、醜さを想像させます
又、同じ音楽でも
感受性の低い人と高い人で違うし
深い哲学のある人や知識と経験のある人と、
ただ無意味に生きてる人と、感じ方は違うのです
更に最高の芸術は、音楽は
人を育て、自分を育て、独創性を育むのです
勇気や希望を心に灯し、或いは清澄な心を引き出すのです、
その意味から、哲学のない音楽や芸術はクズです
クズに感動するのはクズだけです
「芸術は私たちの中にある『聖なるもの』の表現なのです」
(ユッタ・ウンカルト=サイフェルト女史)
の言葉です
アインシュタインが、ユーディ・メニューインの演奏を聴いて、何を感じたのか、興味の尽きないところです。
好きな音楽を聴けば、心が「良い方向」に向かうことは誰しもが経験していることでしょう。
「悪い方向」、攻撃的になるとか独善的になるなどの悪い影響を受けてしまう音楽も有り得ると思います。
ただ、よく思うことは、音楽の影響は「その時だけ」だということです。聴き終わって余韻が過ぎればたちまち元に戻ってしまう。
私の聴き方が甘いのかどうか分かりませんし、「そんなもの」だと人は言うでしょうけれど、また、それが何故なのかなどと考えてしまいます。
>「芸術は私たちの中にある『聖なるもの』の表現なのです」
「音楽は宇宙のリズムだ」と言った人もいます。
私達の中にあり、宇宙を貫く「聖なるもの」・・・
No.10
- 回答日時:
・音楽とは、何でしょうか?
↑
人間を環境適合性へと導く
ツールの一つです。
視覚の場合は美になり、聴覚の
場合が魂を揺さぶる音になる訳です。
(放送大学 音楽、情報、脳 より)
・音楽を聴いて人は何故心が揺さぶられるのでしょうか?
↑
環境適合性へと導く為です。
揺さぶられないと、導くことが出来ません。
子供に対する飴、
馬に対するニンジンみたいなモノです。
・その時に人の心の何が揺れるのでしょうか?
↑
生命感情が揺れます。
(カント)
などなど、直感的、経験的でなければ
答えづらい質問だとは思いますが、
↑
最近の脳科学の発達により
かなり解明されています。
「環境適合性」という概念を創出し、その枠の中に入れ込もうというのが、サイエンスのやり方でしょう。
その定義は細かく規定されているのでしょうが、素人にはよくわかりません。
カントが言う「生命感情」とは、「純粋理性批判」に書いてあるのでしょうか?
いや、最近古本で購入したもので。
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