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SRに乗ってるんですが、エアクリーナーボックスをはずしてフィルターとかファンネルにしたいんですが、雨の時とか問題ないんですか?特にファンネルなんてゴミとか入りまくりじゃないんですか?
皆さん問題なく走ってますか?
また、トラブルがあった人教えて下さい。

A 回答 (3件)

SRとか、バイクの車種にこだわらず、一般論でお答えいたします。



まずはファンネルから。
エアクリーナーをはずして、ファンネル状態にしてあるバイクの場合、確かにごみなど入ります。その昔CRやTMキャブでは購入すると、バイクを動かしていない時=駐車している時にファンネルの入口付近に埃がたまり、始動時にその埃をエンジン内部に一気に吸い込まないようにする為に、ファンネル用にキャップを付けてきたり、もしくは別売りでありました。
今でもメーカー純正ではないけれど、ファンネルの大きさに合わせてキャップが売られています。
土砂降りの雨の中、ファンネルを剥き出しにしてアイドリングをしていると、水滴を吸い込む事もあります。

ただ、乗っている時はどうか。
確かに大気中の埃=空気の流れでファンネル付近に舞い込んできた埃については吸い込みやすくなりますが、雨についてはそれほどではありません。
もちろん、100%ではありませんが、キャブレターの上はガソリンタンク、横は両膝によってカバーされていますから。
ただし、後輪のタイヤハウスカバーをはずしているバイク(最近の、FTRを改造してあるようなバイク乗りの方など…呼び方は知りませんが…)の場合は、雨の時に後輪が跳ね上げる泥を吸い込む恐れがあります。これは致命的です。

以上のことは、V型エンジンの場合ではV型の角度によって違いますので、当てはまらない事もあります。

エンジンを人間の身体に例えると、人間は何のフィルターも使わないで埃だらけの中にいて呼吸をしていますよね。例えばグランドでの大人数で行う運動会などではスゴイ埃の中でやるわけです。でも、呼吸をしていて平気でしょ?まぁ、多少は口の中に砂が残る感じがしますけど。
これは人間の体が、抗体と排出機能を持っているから平気なんです。
エンジンのシリンダーとピストンの精度もかなりデリケートなんですけど、人間の体のように抗体や排出機能は持っていません。
ではどうするか。
それは所有者である乗り手がきちんとメンテナンスする事で対処します。

埃を吸えば当然、エンジンオイルの汚れ方が半端じゃありません。
それこそ、10000キロくらい全く交換していないオイルくらいに汚れています。
例えばあなたが通常のオイル交換を5000キロ程度を目処としてやっていたら、フィルター無しの状態でこれをやるとエンジンの調子は滅茶苦茶悪くなります。
それこそ1000キロ~3000キロを目処に交換しなければなりません。
また、キャブのジェット類の目詰まりも起こしやすくなりますから、最低限、吸入口からキャブ・クリーナーを吹き付けるなどのメンテナンスが必要です。
場合によっては、キャブをばらして組み立てられるだけの技術も必要となります。毎回お店でやっていたら、お金がいくらあっても足りませんから。

続いてパワーフィルターの時の場合。
一応、フィルターがついていますから、埃は平気ですし、走行中の雨も先ほどと同様の理由で殆ど問題になりません。
しかし洗車する時や、大雨の時に剥き出し状態でのアイドリングの時など、『水』はダメです。
フィルター本体に水がつくと、走行した時に空気の吸入量が変化して、エンジンの吹け上がりが悪くなったり、大量の水がついている時にはそのまま水を吸い込んでしまったりする時があります。
しかし、洗車の時には対策方法もあります。
ビニール袋をかぶせて、輪ゴムで閉じれば良いのです。これで普通に洗車できます。

ファンネル仕様とクリーナー(パワーフィルターを含む)仕様の違いについて。
市販車段階では、『オールマイティー』に使えるようにクリーナーがついています。
また、車検制度で『雑音』を発生するものは不可とされている(ファンネル仕様では、カタカタとエア・バルブのブレる音がする)から、クリーナーで塞いじゃって音漏れを防いでいます。
クリーナーがついていると、一定の吸入量を設定できる事により、気温や湿度、気圧による変化が出にくいため、ジェット類の設定(=セッティング)が比較的やさしくなります。その代わり、『クセ』のあるエンジンとはならず、面白みにも欠ける場合があります。
さらに、全くメンテナンスをしない人など、ユーザーとなる人には色々な人がいますから、ある程度最低レベルのメンテナンスレベルを対象としているので、この方法がとられているといわれています。

ファンネル仕様では、気温や湿度、気圧の変化でエンジン性能が変化します。極端な例では、キャブレターの両サイドをニー・グリップしている状態からハング・オンに移ると、それだけで両サイドのキャブで吸入量が変わるとさえ言われるくらい変化します。
それだけセッティングが難しいものですから、きちんとメンテナンス出来るレベルにある人や、いじる事が好きな人向けとも言えます。

私は現在、TMRをファンネル仕様で付けていますが、オイル交換はメーカー純正の、1リットルあたり量販店で800円程度のものを3000キロ程度で交換するようにしていますが、既に10年前のバイクですけど、エンジンに全く問題はありません。
ちなみに2年前に、走行距離7万キロの時点で、一度エンジンをオーバーホールしていますが、シリンダー内部などにキズなど全くありませんでしたし、その時のパーツ交換も、ピストン・リングなどの必要最低限で終わりました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。きちんと整備できれば問題ないようですね。とても参考になりました。

お礼日時:2001/09/03 11:31

>エアクリーナーボックスをはずしてフィルターとかファンネルにしたいんですが


やめといた方が身のため財布の為です(笑
>雨の時とか問題ないんですか?
問題大有りです。混合気の中に水が入る訳ですからセッティングが無茶苦茶になります。
>特にファンネルなんてゴミとか入りまくりじゃないんですか?
入りまくりです。シリンダー室に埃が入ってピストン、シリンダー共に傷だらけになります。
>皆さん問題なく走ってますか?
あの方々は、バイクをファッションに使ってますからピストンに傷が入ってもセッティング変わって乗り難くなっても平気なのでしょう。
何の為のエアクリか考えるとおのずと答えは出ます。もしも、あなたが、エアクリ外すとしたら、それは「吸気系」だけのチューン(?)な訳です。でも、吸う方ばっかり、大きくしても、吐く方は、ノーマルでは寸詰まりな訳です。深呼吸でもそうでしょ?で、今度は排気側のチューンアップとなります。もちろん、エアクリ無い訳ですから、半端な抜け方じゃぁ駄目、で、スーパートラップでディスク限りなく増やしたりするわけです。もー500M先からでもわかる爆音!
・・・・世間の為、財布の為、人の迷惑となる様な改造はやめましょう。
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この回答へのお礼

なるほどファッション性が強い改造なんですね。ほとんどメリットないですね。吸気量を増やすには口径でかくするしかないですかね?FCR買おうかな?

お礼日時:2001/08/30 00:50

ゴミも入りますし、水も入ります。

パワーフィルターは水をかぶればパワーが落ちます。エンジンも確実に寿命が縮みます。もちろん吸入抵抗が減った分セッティングも変わります。

チューンした分だけ扱いはデリケートになるのです。そんなに心配なら改造しない方がよいと思います。

私は改造を否定しません。が、命を載せるモノですからやるなら知識を付けてから行って下さい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。そんな状態になるのになんで皆やるんでしょう?とりあえずやめときます。

お礼日時:2001/08/30 00:46

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