FRP防水のベランダの床に亀裂が入ったため、防水工事をしてもらいました。
約10㎡のベランダに、サラセーヌというものを使用した絶縁工法(おそらく通気緩衝工法というものだと思います)を行うとの説明を受けました。
費用は約20万円です。
実際に緩衝マットが入っているのは目視で確認できるのですが、立ち上がり部分のメッシュシートなどはなさそうです。
また、工期は2日で初日の夜にはほぼ終わっていました。
(2日とも不在だったので、まだ詳細な説明を受けていません)
色々と調べているのですが、脱気盤と呼ばれるものも見当たりません。
一昨日に降った雨もはけず、ベランダには水玉が無数にある状態です。
週末に施工業者に確認する予定ですが、施工不備の可能性はあるのでしょうか?
ネットで調べた感じだと立ち上がりはメッシュシートがあり、脱気盤もあるものと理解しました。
また工期も3-7日と書かれていることが多かったのですが、天候次第で短くなることもあるのでしょうか?
新築で購入して5年目の建売住宅です。
説明が足りないかもしれませんが、この情報だけでも詳しい方からの見解が聞ければと思い質問しました。
宜しくお願い致します。
No.5
- 回答日時:
既存のFRP防水層に亀裂が入っていたのですから、そこから雨水が侵入してしまっていた可能性が高いです。
つまり下地に水分が含まれた状態と言えます。
密着工法で改修した場合、下地に含まれた水分の影響で将来的に膨れ等の不具合が発生することが予想されます。
それを防止する目的で、通気緩衝工法を選択することは間違っていないと考えます。
脱気盤が見当たらないとのことですが、歩行の邪魔にならない箇所に設置することが多いため、分かりづらいかもしれません。業者に確認してください。
2日間の工期についてですが、たしかに通常のウレタン防水工法ですと、樹脂の硬化時間が遅いため3日以上かかることが当たり前です。
ただし、速硬型のウレタン樹脂を採用した工法ならば数時間で次工程へ進めるので不可能ではありません。
初日夜にどのような状態を見て「ほとんど終わっている」との感想を持たれたのか不明ですが、全面に樹脂が塗布された状態であればそれがどの工程が完了した状態なのか判断することは難しいでしょう。
立ち上がりにメッシュシートが確認出来ないのは、適切に施工されたものであればそれが当たり前です。
シートが目視で確認できるようであれば膜厚不足です。
目視でわからないほどしっかりと塗り込むことで正常な防水効果が得られます。
ここまで業者側の言い訳のような回答をしてきましたが、中には残念な業者がいるのも事実です。
本来2回に分けて塗布すべき樹脂を1回で済ませて工期を短縮したり、メッシュシートの設置を省いてしまったりと手抜きをされてしまった可能性は否定できません。
また、脱気盤の設置が本当にされていないとしたら通気緩衝効果は得られませんのでやり直し必至ですね。
気になったことは全て業者に確認し、納得できなければ再改修もしくは工事費の支払いを保留するなども検討されてはいかがでしょうか。
最後に違法建築の可能性ですが、指摘のあった項目は新たにFRP防水を施す場合に検討するものであり、今回は既存FRPの上にウレタンですから該当しません。
新築時に確認申請等、適切な手続きを踏んで建築されたものであれば心配はありません。
No.4
- 回答日時:
補足を拝見。
例えば↓
http://www.fbk-bousui.jp/bouka.html
リンク先はあくまで参考ですが、FRP(繊維強化プラスチック)は不燃材料ではないため、屋根防水で建築基準法第22条(その他、防火地域、準防火地域を含む)の規制をクリアするためには仕上げ材まで含めての国土交通省の大臣認定が必要なんですよ。
つまり、全体での認定ネ。
ここにウレタン防水は含まれないはず。
1つでもメーカー指定外の材料を組み合わせることはトータルでの認定を外れていまう。
そこらへんは新築の際に設計者と施工者が配慮している。
(メーカーを指定して、交付された大臣認定の写しを確認申請書に添付しないとダメ、完了検査では申請時の材料で認定の手順で施工されたことを証明する)
例えば途中で真っ二つにして、その断面を見た場合、仕上げ材だけの問題ではない。
FRP自体は不燃材料ではないためにベランダが普通の屋根材の瓦やガルバリウム鋼板などと同等になるよう考えるわけ。
今回の業者は下が居室、つまりベランダは屋根であり22条の規制を受けることを見落としている可能性がある。
設計の時点でも図面への書き漏らしがあるくらいだし。
認定材料で手直しをして、その上に他のものを塗ったり敷くのは構わない。
(表面のみが燃えたり溶けても下地が火勢をブロックしてくれるので)
指定外区域であれば失礼、みんな無視してくだされ。
No.3
- 回答日時:
無関係なことだったら失礼、スルーしてくだされ。
「ベランダ」はおよそ10㎡とのこと、けっこう広めですよね。
そこの下に部屋はありません?
つまり、ベランダは下階の屋根を兼ねていません?
もしそうなら、22条指定区域ならFRPの場合は仕上げ材に制限を受けますよ。
お手元に確認済証があるなら内容を確かめたら?
補修やリフォームでは法に対する適合性を無視する傾向にあるので、カネを払って違反建築になったり近所の火災でもらい火をして燃えたりしないよう、老婆心ながら。
No.2
- 回答日時:
素人ですが。
https://www.tosouyasan13.net/faq/tsukikanshokoho …
によれば、通気緩衝工法は既存下地がコンクリートに使用する工法です。下地がコンクリートの場合、密着工法で防水工事を行うと、コンクリートが発する蒸気によって、防水層に内部から膨れを発生させてしまいます。
この膨れを防ぐ為に通気性能がある通気緩衝シートと脱気塔を設けるこてで蒸気を逃がし、膨れを解消します。
密着工法とは狭小部位や既存下地がウレタン防水の場合に使用する工法です。
とあります。約10㎡のベランダの場合は密着工法かも知れないと思います。「緩衝マットが入っているのは目視で確認できる」とありますが、施工後は目視できないのではないかと思います。脱気盤もないということですので、疑問です。
施工手順や施工途中の様子については、
https://bousuikouji.info/chishiki/uretan-zetuen/
に詳しいですが、比較してみてはいかがでしょうか。
「雨もはけず、ベランダには水玉が無数にある状態」とありますが、雨滴が通気(吸水)層に入るわけでは無いと思いますので、防水効果としては問題ないものと思います。
http://bosui-meister.jp/bosuikoji-cost-134
では価格、工法 施工単価(1㎡) 耐用年数
密着工法 3,000~ 10~12年
通気緩衝工法 5,200~ 10~12年
という情報もあります。
https://bousuikouji.info/chishiki/urethane/
ウレタン防水は他の防水工事の工法よりも安価です。全体の工事金額で見ると、他の工法よりも50万円ほどは安くなります。
【工事金額例】
・ウレタン防水100㎡:50万円
・塩ビシート100㎡:120万円
というのもあります。
10㎡で20万円では、少し高いのではないかと思います。
業者と施工方法や効果、水玉の原因などについて良く説明を受けるべきだと思います。
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コメントありがとうございます。
業者さんからの説明では、「今回の地震で合板の継ぎ目が下から突き上げられたことでクラックが入った。
今後のことも考えて、サラセーヌを使って絶縁工法にします。」といった感じでした。
いただいた資料を見ても、おそらくは通気緩衝という方法ではないかと思います。
また、排水溝の手前まで緩衝マットが敷かれており、端をテープで留めているのが目視で分かります。
今回も含めてメンテナンスをお願いしているのは建売の販売メーカーの親会社さんで、費用は相場よりも割高でしたがしっかりとした仕事をしてくださっていました。
(実際にやるのは下請けの業者さんですが、丁寧な施工の業者さんばかりでした)
いずれにせよ、一度こちらの考えをお伝えしてみようと思います。
ただ素人なので今の施工方法が適切か否かも判断が難しく、詳しい方の意見も参考に聞ければと思い質問しました。
コメントありがとうございます。
ベランダは1階リビングの軒天になっています(図面上、水上側は15cm程度はリビングの天井上に位置している感じだったと思います)。
FRP防水の上からウレタン防水をするというのが、建築基準法に違反する可能性があるということでしょうか?
リフォーム屋さんではなく、HMなのでそのあたりは詳しいと思うのですが・・・今度、確認に来てもらえることになったので聞いてみます。
ローンはたっぷり残っていますが夫婦の財産なので、お金を払う分は適切に施工してもらえればそれで良いのですが・・・。
コメントありがとうございます。
通気緩衝QV工法自体は私も納得しています。
ただ思っていた以上に水はけが悪い(撥水が強く水玉になって残っている)のが気になっていたのですが、そこは少し時間経過を見てみることにしました。
脱気盤については、元々がコンクリートではなくFRPなので、設置しなかったのかなとも思っています(亀裂には地震発生後間もなく防水シートを貼り付けてありました)。
初日夜の状態を見てほぼ終わっていると感じたのは、初日夜と二日目夜と何箇所か写真に撮っておき比較したからです。
シートの見え方など、目視した限りは変わらない(ウレタンの厚みに変化がない)ことでそう判断しました。
立ち上がりのメッシュシートについては、打音が施工前とほぼかわらず乾質性の高い音であることや、爪を立てた感じでウレタン塗膜のすぐ下に固い材質があるのが分かります。
続きです。
メッシュシートを省略することがあるのは分かりますが、その場合は膜圧が十分にあることが条件になるとAGCポリマーさんから回答をいただいております。
なので、現状で十分な膜圧があるのなら良いのですが、見た目には少ない印象(QVシートを止めているテープも目視で確認できるほど)です。
あとは見た目の問題(QVシートの切断面が波を打っている)なので、その点はまた業者さんに相談して補修してもらおうと思います。
回答ありがとうございました。