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MMTの特徴を、貨幣固定説、財政政策による景気対策、雇用保証プログラム、国際金融的な枠組みでの従来の経済学との対比などを含めて説明しなさい。という課題が訳分からないのですが分かる方いらっしゃいますか?

A 回答 (1件)

MMTの特に大きな特徴は、貨幣の起源や制度に焦点を当て、管理通貨制度の下で政府が独自に法定通貨を発行している国家を前提としている点である。



政府に通貨発行権があれば、政府の決定に基づき通貨発行で支出ができる。政府が通貨発行で支出できるのだから、政府が自国通貨財源の不足や枯渇に直面することはありえない。さらに財源のために徴税が必要という理屈も成立しない。MMTは税の役割を財源として捉えておらず、これは主流派経済学の見方に挑戦するものである[10][11][9]。MMTにおける税の役割は、法定通貨での納税義務を国民や企業に課すことで、法定通貨の基盤的な通用力と流動性を確保し、さらに経済の調整弁としてインフレや格差を調整する手段である[12]。

また自国通貨建てであれば、政府債務がどれだけ増加しても、政府は通貨発行で当該債務の償還が可能なため債務不履行(デフォルト)には陥らない。この構造によって政府債務の償還能力に対する市場の信認も磐石なため、政府債務の拡大が信用リスクの拡大や通貨の信認の失墜につながることもない。したがって、適切な財政収支は税収や自国通貨建て債務の多寡とは無関係である。ゆえに政府は自国通貨建て財政収支の帳尻を合わせる事を政策目標にしたり、財源を問題にする必要がなく、税収や債務残高に制約されずに財政拡大や減税が可能である。
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