プロが教えるわが家の防犯対策術!

69歳、男性、糖尿病予備群、hba1cがギリギリ引っかかったそうです。
予防教室ではカロリー制限というか適度な食事を薦められたそうです。ただ、本人のBMIは現在20です。これ以上痩せるのは良くない気がしています。
https://toyokeizai.net/articles/-/477331
や周りの95歳を超えるような老人を見ると肉や天ぷら、お酒など食べる量がすごい人が多く、元気な人は食べている。そういったイメージが有り、実際の所、どうなのか気になっています。

教えて!goo グレード

A 回答 (6件)

質問者さんが知りたかったことはズレたかもしれません。


一部繰り返しになりますが、整理します。

>なぜ予備軍になったかはそう簡にわかるものなのでしょうか?

Hba1cは血糖値が高くなると上昇します。血糖値が高いというのは、血液中のブドウ糖が多くなることです。Hba1cは過去1~2ヶ月の血糖値が反映されます。ですから、前日や当日にたくさん甘いものを食べたなどの一時的な血糖値の上昇の影響は受けません。ずっと血糖値が高い場合にHba1cは上昇します。血糖値を低く保っている限りHba1cも基準値を超えません。したがって糖尿病予備軍と診断されることもありません。
問題はHba1cが高いことではなく血糖値が高いことです。Hba1cは血糖値を確認するためのマーカーです。

インスリンとは血液中のブドウ糖を筋肉や脂肪に運んで、血糖値を下げるホルモンです。本来なら、糖質を摂取して血糖値が上がっても、膵臓からインスリンが分泌され、速やかに血糖値は下がります。しかし、何らかの原因でインスリンが正常に作用しなくなる場合があります。「インスリン抵抗性」と「インスリン分泌低下」です。

1.肝臓や筋肉がインスリンの働きに対して鈍感になると、インスリンが十分に分泌されていてもブドウ糖を取り込めず、血糖値を下げられなくなります。「インスリン抵抗性」とか「インスリン感受性が低い」などと言います。

2.膵臓の働きが弱くなり、インスリンの分泌量が低下する状態です。
インスリン感受性が低い状態が続くと、膵臓はインスリンを過剰に分泌しなければなりません。この状態が続くとインスリンの分泌機能自体が低下し、ほとんど出せなくなります。それを「II型糖尿病」と言います。

Hba1cが基準値ギリギリ、つまり糖尿病予備軍なら、インスリンの明らかな分泌低下までは行ってないが、インスリン抵抗性が高くて血糖値を十分に下げられなくなってる状態だと思います。

なぜインスリン抵抗性をきたしたのか?
質問者さんが知りたいのはここだと思います。

・遺伝
・加齢
・肥満
・運動不足
・高脂肪食
・ストレス

以上の要因だと言われています。

これらは全部絡み合っています。最初に「インスリン抵抗性」をきたすのは、肝臓や筋肉がインスリンに対して鈍感になる状態だと書きましした。「加齢」や「運動不足」で筋肉量が低下したり、「肥満」や「高脂肪食」で肝機能が低下したりするのがよくないわけです。「ストレス」については全部に影響します。

特に遺伝が一番影響する言われています。親や血縁に糖尿病や糖尿病予備軍の人がいれば、糖尿病にはなりやすくなります。
しかし遺伝はどうしようもないので、2つ目以降のリスク要因を解決していくことになります。予防教室でアドバイスされるのもこれらのを改善する内容のはずです。

Hba1cを下げること自体は簡単です。血糖値を安定させること。血糖値が急上昇する物を食べなければ血糖値は上がりません。あるいは食物繊維や調理方法で、血糖値が急上昇しない食べ方を徹底して心がけること。そして運動すること。運動すると速やかに血糖値は下がります。
どんな食べ物、どんな食べ方が良いかは、本やネットで調べます。実際に効果が出ているかどうかは、血液検査や先述のFreestyleリブレなどで確認します。

血糖値が一定の状態を維持できていたらHba1cが上がることはないし、糖尿病予備軍と診断されることもありません。今更エビデンスが要るような奇抜な意見ではありません。

特に糖質の摂取量自体を減らせば血糖値は上がらなくなります。したがって、すぐに血糖値は安定するし、膵臓がインスリンを分泌する負担も軽減できるため、糖尿病の進行はしなくなります。
ただし、糖質を極端に制限し続けると、また食べ始めてしまった時に反動で血糖値が上がりやすく、インスリンの過剰分泌も起こりやすくなると言われています。つまり、続けているうちはよくても、場合によっては糖尿病になりやすくなるという批判があります。さらに、糖質制限は高脂肪食セットで行われる場合が多いので、それもインスリン抵抗性の改善には良くないという指摘もあります。だから、糖質制限するならずっと続けること。もしくは、あまり過度にやるべきではないという話になります。

必ず問題が起こるわけでは無いし、回避できる問題ですが、知識がない人に勧めてはいけないのかもしれません。そういうわけで、予防教室では、従来のリスク要因を減らす指導がされているのだと思います。

ただ、予防教室の指導だって、自分で考えて実行する必要はあるでしょう。
例えば「肥満」が糖尿病になりやすいのは確かでも、痩せてる人も糖尿病になります。その人には、痩せるようなアドバイスは的外れになりますね。あるいは、脂肪は取り過ぎておらず、糖質のほうが多くて肥満になっていたりインスリンの過剰分泌を招いている人も現実にはいます。その人に脂肪を減らせと言うのは的外れですね。

それに、これらの要因は繋がっています。例えば「運動不足」という1つだけアウトだったら、肥満になるし、加齢も加速するし、筋肉量も低下するし、ストレスも蓄積される。全部がアウトになりますね。
見方を変えると、ジム行って運動不足を解決するだけで、ほとんど全部のリスクを潰せる場合もあります。多少甘いものを食べても血糖値は下げられるし、カロリー制限どころか、よく食べて筋トレして、ガッチリ体重を増やしながら改善することもできます。

そういうわけで、血糖値が高い理由も人それぞれ。解決の優先順位も道のりも人それぞれ。マス向けの予防と、実際に個人が行うべき方法は違って当たり前なんですよね。仕組みをよく勉強して、考えるべきですよね。それが無理なら、普段からきちんと病院に行って、気の合う医師を見つけて、アドバイスを貰える関係を作っておくこと。

医師の一般向けの指導や治療は、目の前の病気を改善する効果があっても、別な問題が起こることを無視してる事は多々あります。

例えばうつ病の薬は太る場合があります。肥満は糖尿病の原因になります。しかし、うつ病の治療を任された医師は、肥満や糖尿病のことなど気にしません。それはそれで、そっちの専門医に相談しなきゃいけません。

内科がウォーキングしろと指導したことがきっかけで、膝を壊す患者がいたとします。それはその内科ではなく、整形外科に相談しなきゃいけません。ウォーキングを指導した内科は、その患者が運動神経が鈍いことも知らないし、膝を怪我することまで想定していません。

糖尿病予備軍に、カロリー制限させて痩せたとします。それでしばらくして、老後に筋力が低下して寝たきりになっても、カロリー制限を指導した医師のせいではありません。その時点では糖尿病予防が最優先だったわけだし、後々の別なリスクまで対応しきれません。そっちの問題が出て初めて、筋トレもしましょう!って提案してくれるかもしれませんが。

中性脂肪が高いのを相談して、高脂血症の薬を処方されたとします。一部の高脂血症の薬は体内のコエンザイムQ10を減少させます。そのせいで代謝が落ちたり老化が進んだりするかもしれません。でも、その薬を処方した医師は、中性脂肪値を下げるのが一番優先順位が高いのであって、他の些細な問題まで気にしません。患者ひとりひとりの好みや悩みまで考慮する余裕はありませんからね。

そういうものです。
医師は相談された内容に対して対処療法を提案してくれますが、健康管理は自分で勉強して、自分で行う必要があるわけです。自分に合った内容を聞いたり、踏み込んだ相談ができるのは、かかりつけの信頼できる医師だけです。ずっと世話になってれば、その人の既往症や体質も理解してくれているので、より適切なアドバイスをくれる可能性が高くなりますが、予防教室にそれを求めることはできません。

難しく聞こえたかもしれませんが、やることはいたってシンプル。
・「バランスの良い食事」というのをよく勉強して、実践。
・効果的な運動を勉強して、運動すること。
・どこか体調悪くなったらすぐ病院に行って大げさに伝えて検査する。そして自分の状態を確認する。医療費払ってるのに使わなければ勿体ない。軽い体調不良で病院にかかるのはもったいないと思うかもしれませんが、それは大きな病気の予防になります。透析や手術で多額の医療費を使うよりは安上がりです。

糖尿病にならなくても、糖尿病予備軍の時点で様々な病気のリスクがあがります。血液中に増えすぎたブドウ糖は血管を傷つけます。その血管を修復するために悪玉コレステロールの分泌量が増える脂質異常症(高脂血症)の原因にもなります。ブドウ糖は血管の細胞と結びつき、動脈硬化も引き起こします。脳梗塞、心筋梗塞、認知症、統合失調症、うつなど様々。
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>そもそも、なぜ予備軍になったかはそう簡にわかるものなのでしょうか?エビデンスとまで言わなくても、何かしら、確かな根拠はありますでしょうか?



僕は自分の身体なのでわかります。というか、そんなに難しいことに感じますか?ここでエビデンスや根拠というお話が出るというのは、どこか認識に食い違いがあるように思います。

詳しく説明します。
まず
>医師の指導を受けるのは、すでに健康管理に失敗したからです。

このように書きましたが、ここがわかりにくかったのかもしれません。もう少し丁寧に書くと、どこが悪かったのか検証したり、生活習慣を改めたりしないまま、ただ薬の処方や治療を受けるのは、健康管理とは言わないという意味です。

健康管理は、その成果も把握する習慣が無ければいけません。例えば具体的には、頻繁な血液検査です。健康で、何の病気の兆候も見られない時でも、他の人より頻繁に病院に足を運ぶ必要があります。

つまり、病院に頼るのは良くないという意味ではなく、むしろ頻繁に病院に行くべき。医師に従って出される薬を飲むかどうかは別として、日頃から医師の意見を聞いたり、検査したりする機会は多めにしておくんですよ。異常があってからではなく、健康な時に病院に行く習慣を持つんです。病院嫌いでは健康管理は難しい。検査頻度も落ちるし、知識も助言も得られませんからね。

僕の場合は多い時は年に3~4回ほど血液検査を行いますが、食事や運動に合わせて、血液検査の結果は肝機能も血糖値も腎機能も、わりと頻繁に上がったり下がったりします。

血糖値の推移を含め自分の状態把握が効果的だというのはエビデンスだの根拠だのが要るような難しい話ではありません。当たり前のことです。

HbA1cは、基本的に血糖値が高い状態が続くと上昇します。過去1~2ヶ月の血糖値を反映します。これは根拠を説明しろと言われると困ります。そういうものだとしか僕は知りませんし、HbA1cを上げない(糖尿病にならない)ためには、血糖値を上げないようにコントロールするのが基本だと理解しています。そこに疑問があるとしたら、僕はそれ以上アドバイスする知識はありません。

>本人は、健康を気をつけており毎年人間ドックを受けて、

最初の回答でも書いたように、それは健康に気を付けているとは言わないんです。年1回の人間ドックで引っかかるのは、健康管理が上手くいかず、異常値が出たり、病気になった後です。つまり、病気の早期発見・早期治療のためにやるものであって、予防でも健康管理でもありません。

病気を早期発見することはできますが、いつから血糖値が上がり始めたのか、どんな生活習慣の変化が影響したのか、原因と結果を紐づけて考えることができません。したがって、予防や日頃の健康管理の指針にするのは難しい。

例えば、真面目に運動すると、2ヶ月も立たずに中性脂肪値やhba1cは改善したりするし、3ヶ月運動不足なだけで肝機能は低下したりします。それは、頻繁に検査している人にしかわかりません。
血糖値は、ある日突然高くなるわけではありません。ゆっくり何年もかかって上がっていきます。人間ドックでhba1cが引っかかり、本人はいきなり悪化したように見えても、その前からずーっと血糖値が高くなりがちな、不健康な生活を続けていた可能性がありますよね。

もしかすると基準値内だから指摘を受けなかっただけで、実は一昨年ぐらいの人間ドックでも、少しずつhba1cは上昇し続けていたのかもしれません。あるいはここ2ヶ月だけ不健康だったという可能性さえある。

本人が今まで健康に気を付けていたと思っていても、その成果を確認しつつやってきたわけじゃないのなら、気を付けていたとは言い難い。実はバランスが良いと思ってた食生活がバランスが悪かったとか、運動していたつもりでも足りなかったとか、成果を確認しながらづづけていない人は気づかないわけです。
逆に本人しか気づくことができません。日頃から、できるだけ検査なども受けながら健康管理していれば、もっと効果的な食生活や運動習慣を模索していくことはできるんです。

ちなみに、確証はありませんが、その男性のhba1cが基準値ギリギリまで上昇したのは、コロナ禍における長い緊急事態宣言や外出自粛によって、外出や運動量が低下したせいかもしれません。前回の回答でも、痩せてるのに糖尿病になる場合は運動不足を疑うという情報がありましたね。
実際この2年間のうちに、体重増加、血糖値の上昇、脂質異常、肝機能低下など、様々な異常が増加しているという情報が散見されています。心不全による死亡率も上がっています。質問者さんもきっとニュースやネット記事などで目にしている情報だと思います。

僕もコロナでジムに通いにくくなり運動不足な期間があった後の血液検査では、中性脂肪値が少し悪くなっていました。検査をしていない人にわかりませんが、中高年過ぎると、わりとシビアに生活習慣は血液検査に出てしまいます。

したがって、食生活は、そんなに悪くない可能性もあるんです。カロリー制限も、糖質制限も、決定的な対策ではないかもしれない。
仮にその男性が予備軍になったのが外出自粛の影響だったとしても、予防教室での指導内容にそれが速やかに反映されているとは限らないわけです。

情報が出揃っていないコロナ禍の影響を考慮に入れて、すぐプログラムを作り直せるほど、医療現場は迅速には動いていません。

そういう意味でも、病院の指導に丸ごと健康管理を委ねるわけには行きません。専門家の指導を参考にしつつも、自分自身で心当たりのある原因究明や、改善を試みるべきなのです。

病気で、医師の助けが必要な場合でも、何を食べてどんな運動をしているか、体を壊す心当たりがあるかどうか、自分のやってきたことを詳しく情報提供できるか否かで、受けられる治療の精度は変わります。
医師は探偵ではないので、大雑把な患者には大雑把な治療方針しか提案できないし、細かく情報提供する患者には細やかな提案をします。病気の予防や健康管理とは、そういうものだと考えています。これは、エビデンスや根拠が必要になる話ではありません。

ちょっと大げさな書き方をしてしまいました。

それほど難しいことでは無いんですよ。昔はカロリー計算などは、分厚いカロリーブックを買って、食べるものをノートに書いて電卓でカロリーを計算して、、、という感じで手間がかかりました。

最近は、「あすけん」などのスマホアプリで、食べたものを入力すれば簡単にカロリー・タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル・塩分が自動的に計算され、どこが悪いとかどこを直せとかアドバイスが表示される便利な世の中です。
運動もネット上にも情報が増えましたし、ジムやフィットネスも盛んになり、自分に合った運動を選択する敷居もだいぶ下がったと思います。
血液検査についても、昔は項目なんてわからないし、医師に聞いてもすぐ忘れちゃうので意味が分かりませんでしたよね。今は、それぞれの項目が何を示しているのか、どんな影響で上下するのか、ネットで調べることができます。

以上のように、やろうと思えば丁寧に健康管理はできます。そういう状況だと、なかなかII型糖尿病になるのは難しいです。年一回の検査任せでは、さすがに健康管理は難しい。

血糖値については、「フリースタイルリブレ」というすごいツールが出ています。自宅で、腕に貼り付けたセンサーに読み取り機械をかざすだけで、血糖値をリアルタイムで測定できるツールです。最近の仕様では、スマホで1日の決闘変動をグラフで確認することもできます。

朝食で血糖値が上がり過ぎたとか、昼食では安定していたとか、ジムに行ってきたら下がったとか、自分の食事や行動と血糖値の変化を結び付けて把握することができます。

本体が約1万3千円、センサーが2週間使い捨てで約8,000円。センサーが高いので、365日いつも使えるわけではありませんが、自費で血液検査に行くよりは頻繁に詳細に血糖変動を把握できますね。僕は糖尿病ではありませんが、知人に借りて試したところ面白くてハマったことがあります。1日中自分の血糖値ばかり見ていました。

本来は病院で購入し、医師や看護師に指導を受けて使用するものですが、2018年から、医師の処方箋無しで調剤薬局などで購入できるようになったとのことです。FreeStyleリブレについて、いくつかURLを張っておきますので参考にしてください。



FreeStyleリブレ
https://www.myfreestyle.jp/patient/

FreeStyleリブレLink
https://www.myfreestyle.jp/patient/freestyle-lib …

持続血糖測定器(FreeStyleリブレ)が使用できます。
https://bit.ly/3en3g5a

【店頭販売】針のいらない付けっぱなし血糖測定器「FreeStyleリブレ」
https://bit.ly/3FvXQ3Q

このように、経過観察を含めて健康管理する方法はあります。むしろ糖尿病進行させるほうが難しいのではないでしょうか。

ちなみに僕の70代の父は糖尿病です。脳梗塞もやっており、体に麻痺が残っています。食生活を見ていて、糖尿病になりそうだな~と思っていたら、やっぱりなりました。お年寄りは、病気になってからじゃないと病院に行かない・・・。
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ご返信確認しました。


もちろん、賛否両論ありますね。

自らも糖尿病を克服した、糖質制限の第一人者である江部康二氏は、日本糖尿病学会の提言に対してすでに反論しています。ただし、江部氏が全て正しいとも言い切れません。
氏が指導する糖質制限の程度や中身が、ちょっとずつ変わってきていますし、多方面から批判も多いです。最初の回答で僕も注意したように、しばらく糖質制限を続けていると、耐糖能が低下し、また食べ始めた時にむしろ糖尿病になりやすくなるという指摘もあります。僕もしばらく糖質制限していますが、たまにごはんを食べた時、昔より食後のだるさや眠気が増している感覚がありますね。

江部氏が正しいのか?
日本糖尿病学会が正しいのか?
糖質制限界隈ではこの議論が盛んですが、二元論で考えると、答えは出なくなるように思います。もっと深く考えてみるべきでしょう。

まず、カロリー制限について考えてみます。
糖質だけでなく、脂質もタンパク質も減らせということですよね。しかし、太ってもいないのにカロリー制限したら痩せてしまいます。まして肉や魚など、減らす必要のないタンパク質を減らしたら、筋力の衰えは加速し、老後の健康上のリスクは上がるでしょう。
それに統計では、中高年以降の死亡率はBMI23~24.9が最も低いです。太り過ぎても死亡率は上がりますが、BMI23未満でも死亡率は上がります。むしろ男性の場合BMI20以下の人は肥満よりも死亡率が高くなります。これ以上、痩せて欲しくは無いですよね・・・。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22943310R …

一方、糖質制限のリスクを考えてみます。
先に書いた通り、過度な糖質制限を続けると、糖耐能が低下するリスクがあります。また、ある研究では、炭水化物摂取量と平均寿命にはU字型の関係があり、1日のPFCバランス(タンパク質、脂質、炭水化物)の比率のうち、炭水化物のエネルギー比率が40%未満でも、70%以上でも50~55%と比べて寿命が短くなるという報告があります。炭水化物の摂取量が70%以上の場合、特に脳梗塞や心筋梗塞など、血管の病気の死亡リスクが高くなります。
少なすぎるとなぜ死亡リスクが上がったのかまでは明らかにされていません。

以上のように、どっちにもリスクがあります。
ここで多くの人が見落とすのは、統計や論文は大雑把な「傾向」しか示していないという点です。カロリー制限した全員が筋肉量が落ちて寝たきりになるわけでもないし、糖質制限した全員が寿命が短くなったわけでもありません。まして糖質制限のほうは、対象の年齢も広く、どのぐらい続けると危険なのかもわからない。

人それぞれ体格も他の基礎疾患も運動習慣も違います。別な要因によって、結果の良し悪しが分かれるのです。

そこで、それぞれの健康状態や体格や数値、何が悪くて健康を害しているのか把握して、その人に合うように生活を改善すべきだという話になります。どっちが良いとかではないのです。
大事なのはカロリー制限派と糖質制限派の主張を見比べるよりまず、その人が、なんで糖尿病予備軍になったのか考えるべきでしょう。そして、糖尿病予備軍になるような生活習慣を改めることが、スマートな解決策になるはずです。

日本人の多く、特に昔の世代の方々は、健康に気を付けるというのを「病院に行って医師のいう事を聞く」ことだと思っています。まだ、「予防教室」も近いかも知れません。

でも、医師の指導を受けるのは、すでに健康管理に失敗したからです。どうすればいいですか?と聞く以外に、まずどこが悪かったか考えるのが先。その発想が無ければいけません。69歳の方がその発想を持つのは難しいので、家族が手伝ってもいいでしょう。

例えば、自分自身で1日に食べるものを飴玉1個も見逃さずに数日間メモし、総カロリー、タンパク質量、脂質量、糖質量を「見える化」して、手本になるPFCバランスやカロリーと照らし合わせれば、何を食べ過ぎて何が足りなくて糖尿病予備軍になったのか、普通はわかります。

特にII型糖尿病は、がんと違って、その人の食生活と運動習慣がそのまま反映されます。「水をこぼしたら床が濡れる」というぐらい、因果関係がハッキリしている病気です。日頃からアンテナを張ってれば、自分がなぜhba1cが高いのか容易にわかります。というか、自分以外にはわからないんです。

医師や栄養士は、その人の普段の生活を知りません。お菓子のせいなのか、遺伝なのか、ごはんのせいなのか、運動不足なのか、本人しかわからない。
医師や栄養士は、多くの人を観察してきた経験則に基づいて、「きっとこうだろう」と、最大多数に当てはまりそうなアドバイスしかできないのです。そのため、効果が低い場合や、的外れな場合も多く、正解にたどり着くまで無駄に時間がかかります。場合によっては逆効果な指導を受けることもあるでしょう。
医師や栄養士には、詳しく食事内容を聞き取ってチェックする時間もありません。食事チェックするぐらいなら、入院させて管理された食事食わせるほうが早い。でも入院するほど重症になったらもう手遅れな人です。
だから、中学の家庭科の授業から復習して、丁度いい栄養バランスを改めて学んで、自分で管理する。健康管理とはそういうものです。

少し話が飛びましたが、その方がなんで糖尿病予備軍になったのか?それを踏まえて、その人に合った食事制限と運動を探す必要があるはずです。

ちなみに、僕がカロリー制限ではなく糖質制限を勧めたのには、ある程度根拠があります。単純に、日本人のほとんどは平均的に糖質を摂り過ぎているからです。1日3食、週7日、365日、ずっと欠かさずコメやパンなどの主食を必ず食べる偏った食生活をしています。イモや天ぷらや餃子など、糖質をおかずに糖質を食べますね。しかも調味料にまで砂糖やみりんを使う。
人によってはさらに菓子類を食べます。栄養バランスを考えるとかなり異常なのに、昔の人はそれがバランスが良いと思い込んでいます。

特に栄養の知識がない60~70代の方ほど、炭水化物を摂り過ぎている意識がありません。大幅に炭水化物を制限して初めて、バランスの良い食生活になると考えられるため、糖質制限を提案しました。
前提が糖質を食べ過ぎている場合、糖質制限することで結果的にバランスの良いカロリー制限と同じ内容になる可能性もあります。

実際、2014年に行われた、医師2263人を対象にしたアンケートでは、6割以上の医師が糖質制限ダイエットを支持しています。また医師の3人に1人は自ら実行しているという結果になっています。
日本糖尿病学会の提言よりも後ですが、医師たちの大半は糖質制限自体は支持する側に回っているようです。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/seri …

このことから、糖尿病や糖尿病予備軍ではなく、健康な人も含めて糖質制限は有効。少なくとも昔ながらの白米やパンをメインとした食事が体に悪いという点においては、ほぼコンセンサスが取れていると考えられます。

糖質を減らしたほうが良いのは疑いようのないことで、議論は、どの程度の糖質制限をすべきかという次のステージに移っているはずです。

具体的に糖質制限と言っても程度は様々。
限りなく糖質ゼロにするのもあれば、100~130g程度に制限するのが丁度良いという、ロカボ(低糖質)を推奨する意見もあります。
さらには、白米、小麦粉、砂糖という精製糖質をやめ、五穀米、オートミール、全粒粉パスタ、全粒粉パンなど、未精製の茶色の穀物のみ食べるべきだという主張もあります。

僕は20代後半の15年以上前から糖質制限していますが、程度や内容は何度も微調整を繰り返しています。現在は結果的に精製糖質のみ制限する糖質制限に落ち着いています。
具体的には、砂糖はまったく摂らない。白米、小麦粉も基本的に食べない。ただし、厳しい糖質制限はせず、オートミールを主食にして1日100~150g程度の糖質をとる生活。ジャガイモも、多少は食べる、という生活です。

いくつかの論文や、メタ分析を参考にして、さらに自分の体調や便の状態などいろいろな要因を考慮して出した結論です。他に食べているものも違うので、誰にでも当てはまるとは限りません。

その男性の食生活を、調べてください。

https://dm-net.co.jp/calendar/2010/010829.php
糖尿病ネットワークでは、「白米をとりすぎると糖尿病発症のリスクが上昇、バランスが大切」と書いていますが、具体的に1日3膳から(女性の場合ですが)糖尿病リスクが上がると警鐘を鳴らしていますよね。

糖尿病ネットワークはためになるサイトです。「痩せていても運動不足だと糖尿病リスクが高い」という記事もでています。質問者さんの心配なさっている方も、当てはまるかもしれません。
https://dm-net.co.jp/calendar/
その人に一番優先順位が高いのは、運動だったりする可能性もあります。

僕は全く糖尿病ではないのですが、糖というのは非常に面白い。人類と糖の歴史にはロマンがあって、好奇心でついつい読みふけってしまいます。

糖尿病専門医の「糖キング」というコラムも面白いです。
http://meinohama.futata-cl.jp/doctor/nomiyama_03 …
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この回答へのお礼

再度、丁寧な回答いただきありがとうございます!

本人は、健康を気をつけており毎年人間ドックを受けて、そこで判定があり、市役所からの案内に従い予防教室(医師は居ないが看護師がいるらしい)に通っているという経過になります。また、どちらかと言えば病院嫌いでなんとか努力で結構維持を考えているようです。予防教室での判断がカロリー制限だったのですが、これ以上BMIを下げるのは体力が落ちるので不安になり質問した感じです。

賛否両論があったり、また、統計が確かに全体の傾向しか示しておらず議論が二元論になりがちで糖尿病にならないという目的から外れているのは良くないですね。なお、以下のことは、見える化するとそんなにあっさりと分かるものでしょうか?

>でも、医師の指導を受けるのは、すでに健康管理に失敗したからです。どうすればいいですか?と聞く以外に、まずどこが悪かったか考えるのが先。その発想が無ければいけません。69歳の方がその発想を持つのは難しいので、家族が手伝ってもいいでしょう。
>例えば、自分自身で1日に食べるものを飴玉1個も見逃さずに数日間メモし、総カロリー、タンパク質量、脂質量、糖質量を「見える化」して、手本になるPFCバランスやカロリーと照らし合わせれば、何を食べ過ぎて何が足りなくて糖尿病予備軍になったのか、普通はわかります。


これは、糖尿病予防教室や医者、人間ドックでも求められたことがありませんが、そこまではっきりわかるのでしょうか?
また、ベストな食事や運動などを当てはめて分析するようなホームページサービス(フローチャート図みたいなものでも)などあれば良さそうな気がしますが、そもそも、なぜ予備軍になったかはそう簡にわかるものなのでしょうか?エビデンスとまで言わなくても、何かしら、確かな根拠はありますでしょうか?

お礼日時:2021/12/26 19:56

一般的に糖尿病になる人は太っている人が多いので、カロリー制限を指導されることも多いです。

特に昔は肉や油物もぜんぶ含めてカロリー制限を指導するのが普通でした。

でも、最近はそれは間違いだという医者が多い。最近の医師なら、糖質だけ控えるようにして、肉はどんどん食べろと言うはずです。血糖値を上げるのは糖質であって、肉や油はほとんど関係ありません。

糖質とは穀物、イモ類、砂糖などに多く含まれています。具体的には、ごはん、もち、団子、パン、うどん、そうめん、パスタ、せんべい、菓子類、ジュース(野菜ジュースもNG)など。
これらの原料である白米、小麦粉、砂糖の3つは、精製糖質といって血糖値を急激に上げてしまい、様々な病気を引き起こします。

実際、白米を1日1膳しか食べない人に比べて、1日3膳食べる人は糖尿病リスクが1.5倍になります。さらに1膳増えるごとに、糖尿病リスクはどんどん上昇していきます。
昔は野菜を食べろとか、玄米にしろという指導も多かったですが、効果は小さいです。そもそもコメをなるべく減らすのが正解です。

怖いのは糖尿病だけではありません。主食をよく食べる人は、認知症になるリスクも上がります。心筋梗塞や脳梗塞など、血管の病気の死亡率も上がります。若い人の場合は、花粉症やアトピーなどのアレルギーの原因にもなります。主食を食べるのをやめるだけで花粉症が治ってしまう人も多い。

そして、糖質を控える代わりに、肉や魚や卵など腹いっぱい食べたほうがいい。特にBMI20というのは男性なら太ってませんし、カロリー制限したら痩せてしまうでしょう。痩せて筋肉量が落ちると、サルコペニアやフレイルなどと言って、転んで怪我しやすくなったり、力が出ないから疲れやすくなって活動量が減り、寝たきりや認知症に繋がっていきます。

とくに卵はバランスの良い食材。昔の人は卵は1日1個とか守ってる人が多いですが、老後の健康を考えたら、毎日3個~5個食べるべき。ごはんを減らす代わりに、肉やたまごや魚を増やして補わなければ、痩せてしまいます。

また、油は血糖値を上げないので、特に他の病気が無いなら控える必要は無いです。天ぷらやフライは小麦粉が多いのでダメですが、炒め物や、肉の脂身は血糖値を上げません。
酒も、種類に気を付ければ控える必要はありません。
例えば、日本酒、ビール、白ワインは糖質が多いのでダメですが、焼酎、ウォッカ、ウィスキー、ジンなど蒸留酒は血糖値を上げないので、常識の範囲なら特に害になることは無いと思います。

2つ、注意点があります。

朝だけごはん食べないとか、昼だけ食べないというのはNG。ごはんを抜いて次の食事でたくさん食べると、血糖値が爆発的に上がって糖尿病にかかりやすくなります。だから、均等に全部の食事から減らすのが大切です。

また、血糖値が正常になったからと言って、またもとのように食べていいわけではありません。糖質を控える生活をしばらく続けたのに、また食べる生活に戻ると、前より血糖値が上がりやすくなります。

例えば、ダイエット目的で一時的に糖質制限したり、痩せたらまたご飯をたくさん食べる生活に戻ったりする人がいますが、どんどん糖尿病になりやすい体質になります。

ごはんを控える生活は一生続けるのが大切。

運動するのも糖尿病予防に効果が大きい。運動不足が続くとインスリン抵抗性と言って、糖尿病になりやすい体質になっていきます。
痩せるほど運動する必要はありません。1万歩も歩く必要はありません。週4日以上、1週間で合計3時間運動できれば理想的です。週2回程度、ジムなどで質の高い運動を指導して貰えればさらに効果的です。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。

私もあなたと同じ様に考えていた時期があります。ただ、全く別の受診で看護婦さんに何気なく聞いた時に、糖質制限は本当は良くないんだよね~みたいな話をされました。この病院の看護婦さんではありませんが、同じようなコメントが有ったので引用します。どの様に思われますか?
また、そこまでリスクがあれば、医療学会などから糖質を減らすような提言があったもいいと思うのですがなぜないのでしょうか?

世間の危険な風潮を受けて、日本糖尿病学会が2013年に「提言」を発表しました。その提言の中には、「体重の適正化を図るためには、運動療法とともに積極的な食事療法を指導すべきであり、総エネルギー摂取量の制限を最優先とする」と書かれており、「炭水化物のみを極端に制限して体重の減量を図ることは薦められない」
https://www.miyake-naika.jp/column/column01.html

お礼日時:2021/12/26 12:47

糖尿病予備群に重要なことは、カロリー制限でも痩せることでもなく、食後血糖値を上げないことだけです。

ただ糖尿病予備群は往々にして高血圧・脂質異常症・肥満などの生活習慣病を併発しているだけです。食後血糖値を上げない為には、もち麦・高野豆腐・酒粕・海藻類・きのこ類・ナッツ類がオススメです。食物繊維・レジスタントスターチ・レジスタントプロテインを摂ることで食後血糖値を上げにくくします。無論、それだけを食べろとはいってないし、それだけで必要な栄養素を取れる訳ではない。食後血糖値を上げまくる白米をもち麦に変えろと言っているのです。
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薬局に「エレンタール」というものが売っています・・



個人でも買えるが 一応医師に相談して処方箋を受け取ってから服用した方がイイ
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