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国際収支の天井問題の解放のためには何が必要か。
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わかる方いますか

A 回答 (1件)

国際収支の天井という考え方は固定為替制度のもとで生ずる。

日本経済も1960年代の1ドル=360円に固定されていた時代には、景気が拡大すると国際収支の天井にぶつかり、国際収支が赤字に転じ、日銀・政府がそれを解決するために引き締め政策(財政支出を抑えたり、政策金利をあげる政策)をとっていた。
1971年、ニクソン政権のときに米国は金とドル兌換の停止をとり、それまであった金とドルとの一定の関係の維持を放棄したことがきっかけとなって、世界はフロート(変動相場制)の時代にはいった。為替レートが自由に変動すると、国際収支の天井という問題はなくなる。国際収支の赤字・黒字はいわば自動的に為替相場の変動によって調整されるからだ。あなたの質問へ答えはおそらく固定為替レートから解放ということになるでしょう。
現在は、基本的に為替レートは市場でほぼ自由に決定される(変動相場制)ので、「国際収支の天井」という言葉も聞かれなくなった。
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