
日本語は、直接的ではない表現を使うハイコンテクストな言語であり、英語は、形式的な言葉や飾り立てた表現を使わず、問題とその解決策を端的に表現するローコンテクストな言語です。
「"I ate all."が間違いである理由について」という私の質問で、複数の回答者様から、"I ate all."が成立しない理由として、"I ate all."では、何の「全部」か分からず、情報が不十分であり、 "I ate it all."の"it"等の情報を含めなければならないという主旨のご回答を頂きました。
つきましては、次の点ご教示願います。
●会話ではなく文章において、"all"の指す内容が話題に挙がっており、読み手が何の全部か分かっている場合でも、一文のなかに"it"を入れる必要があるのでしょうか。あるいは、これまでの文章で何の"all"かが理解できる場合は、"all"単独も可能ということでしょうか。
※会話であれば、ザックバランに"all"単独もありだとは思うのですが、文章の場合は、相手に誤解なく端的に伝えるローコンテクストの言語である英文法上厳格なルールがありそうな気もしています。
分かりくくて申し訳ないので、この質問を更に他の例に置き換えてみます。
最上級を表現する場合、何の一番かを示すために、例えば、"in my class"や"of five cars"等は必要だと昔授業で習いました。
今回の質問を、最上級に置き換えると、「クラス」や「5台の車」の話をしていて、読み手がその認識がある場合に、"in my class"や"of five cars"を省いて最上級を次のように表現することが英文法上可能なのかと同じかなと思っています。
Mike is the tallest student.(非文?)
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
>この質問も、"all"だけでは、英語のルールに従っておらず、ネイティブからするとitが無いよと心では思われていたり、
はい、Nativeに聞いてみました。I ate all. だけで文脈やそれまでのやりとりがないと、All of what?という疑問が起きると言っています。
もともとAllは、「すべて」という意味ですから、厳密に言えば、太陽から何から全部ひっくるめての「すべて」です。ですから、それらにLimitationsを加えないときちんと伝わらないとのことでした。I ate everything. なら違和感はないそうです。Everything にはおそらく共通したLimitationsがあるのだと思います。現に、I did everything. には、「(できることは)全部した。」というニュアンスがありますよね。
私たちは、All is fine. All is good. All is done.などと会話でよく使いますが、それはお互いの間で了解しているAll(自分に関わっているものはすべてうまく行っているという意味)なので、I ate all. とはちょっと違いますね。
この辺で、All is well that ends well. (終わりよければすべてよし)にしませんか?
ご回答有難うございます。
いつもいつも確認頂き有難うございます。
英語ネイティブは世界に無数におられますが、非ネイティブは一生追いつくことのできない神ですね。違う質問でもお話したとおり、そんな言い方しないよの一言でどんなに筋が通っていても却下なのですから。
今回も非常に参考になりました。
お気付きかもしれませんが、様々な回答者様からのどんな情報も私にとって、英語の根底に流れる真理につながるものがある時があるので、質問は期限がくるまでは、クローズしていません。
申しわけありませんが、このままこの質問はオープンにさせてください。
重ねて感謝感謝申し上げます。
No.8
- 回答日時:
こんにちは。
Chicago243さんへの下のお礼を見て、ちょっと横から口出ししたくなってしまったので、一言だけ(と言いながら、長くなりそう:笑)
>"I ate all."は使わず、"I ate it all."等、何かで限定しないといけないみたいですね。ネイティブは、どんな幼かろうが学校を出ていなかろうが、この論理だった思考が言語によって身についていると思うと、恐ろしいですね。
これはもはやDNAみたいなもので、我々日本人にはこの論理的思考は及ばないような気もします。
これなんですけど、その顕著たるものが、靴やパンツや手袋だと日頃から思っているんですよ!
なんでそういうもの(二つで一対)を、Where is my jeans?でなく、Where are my jeans? They are on your bed. と必ず複数形で出てくるんだろう?! パジャマも然り。日本人の頭では、パジャマも靴もベッドもおんなじじゃないですか?! これは子供でも、耳から学んだ英語だからですね。
それと同じことが日本語にも言えるというエピソードを一つ。
長女が4歳ぐらいのとき、私達は日本に住んでいて、ある日3人で出かける準備をしていたときのことです。日本語を学んで覚えたアメリカ人の夫と日本生まれの娘の玄関での会話:
夫:「○○ちゃん、早く靴を着なさい」
娘(私に向かって):「ママ、靴は着るじゃなくて、履くっていうんだよね?」
ズッコケ(歳がばれる)ながら内心「娘よ、よくやった!」と夫の顔色を窺った私。。。
考えてみたら、私達日本語のNative Speaker は、
服を着る、ズボンを履く、眼鏡をかける、指輪をはめる、イアリングを付ける、などと自然に使い分けているのですが、英語ではすべてPut onなんですよ。
これで、子供のときから耳で覚えてきたNative Speaker と勉強して学んできた私達の間に大きなギャップがあること、そしてそれはもうどうにもならないことを、分かってもらえたかな?私はもう諦めている、というか、開き直って暮らしています(笑)。
ご回答有難うございます。
>これなんですけど、その顕著たるものが、靴やパンツや手袋だと日頃から思っているんですよ!
~中略~
考えてみたら、私達日本語のNative Speaker は、服を着る、ズボンを履く、眼鏡をかける、指輪をはめる、イアリングを付ける、などと自然に使い分けているのですが、英語ではすべてPut onなんですよ。
仰るとおり、我々日本人は、ジーンスが二つで一対の認識が全くなく、一本としか思わないです。それを彼らは二つに(おそらく実際に!)見えてるという点が面白いですよね。
反対に日本語では、着る、はく、かける表現を使い分けますが、英語は"put on"と共通の表現になるところが実に合理的ですが、日本人としては何か物足りなさも感じてしまいますよね。やはり日本語は情緒的で文学に向いている気がします。
HollyNoahDaisyさんの体験談は、普段日本に住む英語学習者からすると体験できないネイティブの物の見方等が肌感覚で分かるので非常に貴重です。
今後も、私というだけでなく多くの英語学習者もこのサイトを見ていますので、ご回答の中に体験談を交えていただければ、ヴァーチャルですが体感でき非常に有り難いです。
No.7
- 回答日時:
No.5と同じような解説を本当はしようかと思ってました。
辞書などを見るとそういうことが感じ取れましたので。でもネイティブでないので本当のネイティブな感覚というわけではないので、、、ある意味助かりました。ご回答有難うございます。
本当にネイティブの感覚にできる限り近づきたいです。
日本語とはあらゆる点で対照的なので、いつも感心しますが、それ以上に不思議だなぁと思ってます。
No.6
- 回答日時:
all を辞書で調べて例文を探っても、I ate all.という使い方(単独で動詞の目的語になっているようなもの)は見当たらないです。
Corpus of Contemporary American English データーベースでate allで検索すると370件弱見つかり(TVなど由来のものもあるので多分口語も含まれている)、その中の約270件見てもallが単独でateの目的語になっているものらしき文が3件ほど。その中の2つは関係詞節を導いていて、残りの一つはManeki Nekoというワードが入っていてネイティブなのかなぁとちょっと思える。
That day Bertony played, swam and ate all he wanted.
#Maneki Neko opened the cages using their control pads, ate all but five of the mice, then dropped the remaining ones in front
They ate all I had gathered and urged me to find more wherever I could.
こうやって見てみると、やはりI ate all.は違和感があり(間違えとか、文法とかいう視点以前に)、殆ど使われないと思えます。もちろんわかりきっているなら省かれる傾向があるのも事実ですから(主語ですら省いてしまう事もあるし)、全く使わないとまでは言えませんけど。
>Mike is the tallest student.(非文?)
非文と言うよりは舌足らず何じゃないでしょうか。
ご回答有難うございます。
"I ate all."は使わず、"I ate it all."等、何かで限定しないといけないみたいですね。
ネイティブは、どんな幼かろうが学校を出ていなかろうが、この論理だった思考が言語によって身についていると思うと、恐ろしいですね。
これはもはやDNAみたいなもので、我々日本人にはこの論理的思考は及ばないような気もします。
かといって日本語は情緒的で文学等の表現には向いていて、素晴らしい言語であることは間違いないですが。
No.4
- 回答日時:
エッセイは一文のみでは成立しません。
ですから、必ずそこには「何のAll」なのかを示唆する文が前か後にでてくるし、読み手も文脈から理解できるはずです。質問ですが、どうしてこのことにそんなにこだわるのですか?
いつも言ってますが、言語はコミュニケーションのツールです。I ate it all.のitがあろうがなかろうが、話は通じていると思うのですが。。。
ご回答有難うございます。
ご質問有難うございます。
この質問をさせていただいた意図を端的に言うと、英語に流れる真理が知りたかったためです。
これまで、未熟ながら勉強させて頂き、英語は、名詞が数えられるかや何に所属しているか、一度話題に登り聞き手や読み手と共通認識があるか、そして修飾することで、限定するのか、叙述で説明しているだけなのか等のルールが厳密で、日本語ネイティブである私からすると未知の領域で、毎日驚かされているのですが、皆様のお助けもあり徐々に理解できてきました。
その理解で、これまで何気に話したり書いていた内容が間違っていたことに痛いほど気付かされています。
この質問も、"all"だけでは、英語のルールに従っておらず、ネイティブからするとitが無いよと心では思われていたり、採点者がまだまだだなと思って修正したりする不自然な英語かもしれず、ほんの取るに足らない質問ですが、これまで私は意識していなかったルールが存在するとすれば、根本的に私のライティングや会話の表現を変えてしまうものかもしれないと思ったからです。
おそらく、英語圏にお住まいのHollyNoahDaisyさんは、このルールも身についているのだろうと思いますが。私は日本住まいでその感覚が分かりません。
以上のような意図で質問させていただいた次第です。
HollyNoahDaisyさんは、いつも実践の英語をお教え頂き大きく助けられています。あなたが私にとってどれほど貴重かは、上記の内容でも分かっていただいたかと思います。
これに懲りず今後ともお助けいただければ幸甚です。
No.3
- 回答日時:
①その英文法において、成立するのでしょうか。
現在の英文法(?)では、all は形容詞が多いようです。[I ate all.] は無いとされています。「お菓子を全部食べた。」で [I ate them all.] は OK。この場合の all は代名詞。
all を名詞として使う場合は、所有格が伴います。He lost his all for love. または、世界の「森羅万象」を表す時に大文字から始める [All] 。
②プログラムを例に挙げられている、その意味ではどうでしょうか。
プログラムの世界は、極端には0(ゼロ)か1で論理が作られます。中間のあいまい性は許されません。
人間同士の会話では文脈や腹芸があるのは先に述べた通りです。阿吽の呼吸というのですね。
(ところで、量子コンピュータになると、また違ってきますがね。省略。)
ご回答有難うございます。
>現在の英文法(?)では、all は形容詞が多いようです。[I ate all.] は無いとされています。「お菓子を全部食べた。」で [I ate them all.] は OK。この場合の all は代名詞。
確認ですが、お菓子の話題が先に挙がっており読み手や聞き手がお菓子と認識していたとしても、"I ate all."は使えず、一文内で"I ate them all."と何の全部なのかを明示しなければならないということですね。
>私も大学時代地震解析していました。その時も思ったのですが、プログラムを組む時、英語の論理性の高さに驚いていました。
①も"them"が一文内に必要ということであれば、やはり論理性が高いなぁ感嘆してしまいます。
量子コンピュータは、0、1重ね合わせることができるので、曖昧といえば曖昧かもしれませんね。
No.1
- 回答日時:
英文法上可能か、という疑問の設定はいかがかと思います。
現実に使われているとか、様々な経緯があって、話されるようになった英語を、ある時点で整理したものが英文法だという意味においてです。英文法がまずあって、それに従って英語が話されているということではないはずです。ということは、整理しきれない例外となる表現も無数にあるはずです。
たとえば、文脈上で言えば、お示しの最後の例では、Mike is. でもMike. でもあり得ることで、間違いとかの問題ではありません。
日本語の場合でも、いわゆる腹と腹の会話というのがあり、「ん」だけで意図が通じることがあります。さらに身振り・手振り等の身体表現が加わります。
具体的な例では、プログラミングでは主語述語を明確に定義しないと論理が成立しませんから、動かないプログラムになります。この例のような場合では、日本語より英語の方が論理的なプログラムには向いていると言われています。
そういう意味でしょうか?
ちなみに、"I ate all." の話題ですが、all が名詞の場合は成立します。
例)He lost his all for love. 「彼は愛のためにすべてを失った。」
ただし、「何の」all かは示していますね。日本語では訳す必要がありませんが。
ご回答有難うございます。
分かりにくい質問ですみません。
>現実に使われているとか、様々な経緯があって、話されるようになった英語を、ある時点で整理したものが英文法だという意味においてです。
仰るとおり、ある時点で整理したルールです。また、つじつまが合わないことなどを英文法学者が整理し極力例外を少なくしたり、完璧ではないにせよある程度筋の通ったルールを構築しています。
①その英文法において、成立するのでしょうか。
②私の解釈が間違っているのであれば、申し訳ないですが、プログラムを例に挙げられている、その意味ではどうでしょうか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
-
プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術
中・小規模の店舗やオフィスのセキュリティセキュリティ対策について、プロにどう対策すべきか 何を注意すべきかを教えていただきました!
-
「be+of+普通名詞」について
英語
-
提示文で同じ総称表現のうち「不定冠詞+単数名詞」を使う理由について
英語
-
some little"が「かなりの」や「相当な」という意味になる理由について"
英語
-
4
省略のルールについて
英語
-
5
They are all asleep"と"They all are asleep"の違いについて"
英語
-
6
不可算名詞を限定するsome"の意味について"
英語
-
7
英語で「夕食を食べずにいられた」はどういうのか教えてください
英語
-
8
程度を聞く疑問文「How much~?」と「How 形容詞/副詞 ~?」の違いについて
英語
-
9
提示文の誤りについて
英語
-
10
ネイティブのbe going to"の感覚について"
英語
-
11
How"の直後に形容詞や副詞がなく、主語が来る感嘆文について"
英語
-
12
仮定法で、表現したい効果が半減する場合の表現法について
英語
-
13
thinking の使い方について教えてください。 例えばこのような場合、 「ケーキを食べようと思っ
英語
-
14
I ate all."が間違いである理由について"
英語
-
15
「不定代名詞」と「不定冠詞+名詞(不定代名詞に対応した名詞)」の違いについて
英語
-
16
生活費living costs"と"cost of living"で単複異なる理由について"
英語
-
17
提示文のisn't"の否定の影響範囲について"
英語
-
18
「~のみ…する」と表現する場合のonly"の位置について"
英語
-
19
提示文のthe"の必要性とその効果について"
英語
-
20
Listen your way と listen on your way はどう違いますか?
英語
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
人気Q&Aランキング
-
4
日本に生まれたことで、
-
5
「毎」の読み方
-
6
同じを表す「〃」や「々」は英...
-
7
またご一緒できたら嬉しいです...
-
8
日本語で注意を意味する※の記号...
-
9
英語で括弧を使いますか? 「...
-
10
《再投稿》google日本語入力が...
-
11
日本語が下手過ぎてもう生きる...
-
12
メーラー サンダーバード
-
13
日本語文献の英語論文における...
-
14
リセッションの反対語は?
-
15
日本語と英語の切り替えってど...
-
16
「ピンポイント」という日本語...
-
17
会計用語の「AP or/and AR」...
-
18
物事の傾向やその根拠が書かれ...
-
19
どうしたらよかったのでしょう...
-
20
英語で何と書きますか?
おすすめ情報
公式facebook
公式twitter
英文法上という表現が適切でないかもしれませんので、言い換えると、
英語圏のエッセイで、現地の先生が、生徒のエッセイに質問のような文章が合った場合、修正するかどうかでご判断いただけるでしょうか。