A 回答 (8件)
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No.8
- 回答日時:
補足、拝見しました。
前回の回答は、当然ながら命中精度を考慮しての判断です。
命中率については団栗の背比べなのであえて述べませんでしたが、
気にされているようなので追記しておきます。
以前、「龍の歯医者」というアニメの冒頭で艦隊戦が描かれました。
それなりにリアルな描写だったのですが、戦艦の遠距離砲撃で
初弾命中させていますが、実際はそんなことはなかなかありません。
レーダー射撃といっても、当時は現在のようにレーダーと連動して
自動で計算し弾道も自分で修正してくれるというものではありません。
双方のレーダーを比較すると、大和型は2号2型電波探信儀で
当初設置された対空用の2号1型の性能が思ったより有効なので
調整改良されたもの。戦艦なら35km、駆逐艦は16kmで探知可能。
測距精度100m/測角0.5度で光学測距儀の制度を上回ります。
実際はレーダーと光学測距儀の双方の情報を併用しています。
アイオワ級は 戦時中にはMk.3 Fire Control Radarで、
戦艦なら4万yd(約36km)、駆逐艦は3.1万yd(約28km)で
戦艦同士ならレーダーの性能としてはほぼ互角です。
アイオワ級はMk.38 GFCS(砲射撃式装置)を使用していましたが、
これはGFCSという装置ではなくレーダーと測距儀と方位盤を
組み合わせたものですが、測距儀は大和級の方が高性能でした。
ちなみに、アイオワ級のMk.3 Fire Control Radaは信頼性が低く
その後Mk.13 Fire Control Radarに交換されています。
レーダーで位置を把握しても遠距離で砲撃すれば命中率は低く
敵艦の位置だけでなく進行方向や速度、風向き、風力、気温、天候
地球の自転による影響などなど様々な因子が影響します。
どちらも三連装砲ですが、同時に発射すると双方の衝撃波が
弾道に影響するので大和級は98式発砲遅延装置がついていました。
それほどデリケートなので、初弾命中どころか至近弾でも至難の業。
そこで中~遠距離の場合は公算射撃といって一斉射撃で着弾点を
分散することで散布界で夾叉させることで修正して命中させます。
大和級はサマール島沖海戦においてレーダー射撃で30kmから
数斉射で(自己申告では)有効弾を与えています。
そのほかにも、大和級はアイオワ級より短く幅広なので安定性がよく
自分が動くことによる不利が少ない点や、日本の91式徹甲弾は
水中弾効果を考慮した構造(ただし効果は非常に限定的)、
砲弾の初速も大和級が速いうえに砲弾も重いので
慣性飛行中は風の影響も大和型が有利です。
そもそも装甲が大和級は16インチ砲を考慮したものに対し
アイオワ級は大和級の18インチ砲対策をしていませんから
アイオワ級が先制しても反撃の機会は多いと思われます。
これらの点から、大和級はアイオワ級と遜色ない性能と考えます。
実際に、第一次ソロモン海戦ではレーダーが十分機能せず
日本の圧勝でしたし、キスカ撤退戦では虚像に砲撃しています。
太平洋での戦艦同士の砲撃戦は、第三次ソロモン海戦(第2夜)と
スリガオ海峡海戦ですが、第三次ソロモン海戦ではワシントンが
霧島にレーダー射撃で第一斉射で至近弾、第二斉射で命中弾を
与えていますが、この時の距離は約8kmの近距離。
しかも、その発砲前には霧島が光学による夜間砲撃で
先行するサウスダコタに命中弾を与えて損傷させています。
スリガオ海峡は約18kmの中距離ですが狭い海峡で航路が限定され
戦艦6隻をはじめとする10倍近い戦力差によるもので
日本側はほとんど反撃できませんでしたので参考になりません。
このような事情を考慮して大和型が有利と述べました。
いちいち解説しているとどんどん長くなりますから
あえて述べていなかったのですが、
それでもご納得いきませんでしょうか?
No.7
- 回答日時:
以前、ツクダ社というところから、第二次世界大戦の大西洋における艦艇の砲撃戦を再現するゲームがあって、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの艦艇がデーター化されていました。
各艦艇の船体の各所、主砲塔などの装甲が設定されていて、射撃によって何発の命中弾を与えたか、その命中弾は敵艦の装甲を貫いたかなど詳細に再現していきます。
https://aucview.com/yahoo/k518074452/
このゲームのオプションデーターとして、太平洋方面の日本海軍とアメリカ海軍のデーターが、同社のゲーム解説誌に掲載されました。
そのデーターを利用すると、戦艦大和.VS.戦艦ビスマルクなど、史実ではあり得ない戦闘も再現できますし、史実では起こらなかった戦艦大和.VS.戦艦アイオワの戦闘も再現できました。
実際に、天候は快晴で見晴らしが良く、海面も大きな波は無い、互いに同時に敵を発見したという条件で、戦艦大和と戦艦アイオワの戦闘を再現すると
・距離が25km程度までの間、当然敵味方どちらにとっても手法の命中率は低いのですが、運良く大和の46サンチ砲の砲弾がアイオワの甲板に命中すると装甲を貫いて一撃で爆沈させる可能性があります。
・距離が縮まるにつれて、主砲も水平射撃に近くなっていき、命中するのは互いに分厚い側面装甲になっていきます。
・距離が近づくにつれて、互いの命中弾も増えます。大和が重装甲とはいえ、艦橋やその上の射撃指揮装置、甲板上の副砲、艦首や艦尾の装甲の薄い部分はアイオワの主砲に装甲を貫かれて大きな被害を被るようになります。もちろん、アイオワ側も同じです。運が悪ければ、大和も家事などに被害を被って自由な航行が出来なるなる可能性もあります。
・更に距離が縮まってゆくと、大和の主砲弾はアイオワの主砲塔や船体の重要部分(バイタルパート)の装甲を貫いて、アイオワを撃沈する可能性も出てきます。
・その距離を保って撃ち合っても、アイオワの砲弾は大和を誘爆させることは出来ず、大和の装甲の薄い部分を破壊し尽くして航行不能や浸水でじわじわ沈む状態に持って行く感じになります。
No.6
- 回答日時:
No.5
- 回答日時:
性能だけで見れば大和です。
主砲の威力と射程、船体の防御力で勝ります。
速度は大和級が27ノットでアイオワ級が32ノットなので
全力で逃げられたらアイオワに逃げられますが、
旋回性能ではアイオワ級が30ktで740mに対して
大和は27ktで640mです。
ちなみに、大きさで言うなら大和級が全長約263mで、
アイオワ級が約270mと、大和より大きなマトなんですよ?
ただし、実戦では世界最強といわれたフッドがビスマルク追撃戦で
1発で轟沈したりしたこともあるので、やってみないとわかりません。
大和はレイテ沖海戦と坊ノ岬沖海戦の2回の実戦を経験しています。
レイテ沖では距離約30キロから斉射し、至近弾を与えています。
当時の溶接はリベットが主流で、電気溶接では剝がれやすく
リベットのほうが重くなるので速度に影響を及ぼしますが、
電気溶接を主張する技師のほうが非常識でした。
実際に武蔵は魚雷20発、大和も13発を受けるまで沈まず、
イギリス自慢のプリンスオブウェールズは7本でした。
リベットでもそう簡単に剥がれないでしょ?
アイオワ級といっても16インチ砲なので砲弾は約1トン。
それをチェーンブロックで運んだら一発打つのに何分かかるやら。
(当然、アイオワ級もエレベーターで給弾してました)
当たり前ですが、初速で800m/sにもなる約1トンの砲弾を
ファランクスで墜とせるはずがありません。
大和は最大で27ノットですが、アイオワ級は当時で約32ノット。
(戦後の改修では35ノット)で異例の高速ではありません。
ちなみに機関出力の比較だと大和級が15万hpで翔鶴級は16万hp
日本で一番高出力というわけではありません。
みんな知らずに適当なこと言っているでしょ?
有効射程距離と破壊力では大和級が世界一と言われますが、問題は命中精度です(敵艦に当たらなきゃ意味ありません)。帝国海軍も末期には射撃管制電探を搭載していたと聞きますが、その辺はどうなんでしょうね。
No.3
- 回答日時:
大和の設計目的はパナマ運河を通れないような、大きな戦艦でした。
主砲は大和が46cm、ミズーリが40㎝なので、大和が優位なのですが、
20Km先の動く標的に両方とも、命中させる事は至難の業でしょう。
造られた時点で、戦艦自体が、無用の長物で税金の無駄使いでした。
ミズリーは硫黄島の艦砲射撃で主砲を発射しましたが、大和と武蔵は
実戦で主砲を発射する事無く、海の藻屑となりました。
どちらが優秀でしたかと問われると、ミズーリでしょう。
構造的には、溶接の技術が未熟だったので、大和は装甲の鋼板はリベット
による、接続でした、魚雷が命中すると、そこから、鋼板が剥がれて行き
ます、この事を進言した技術将校がいましたが、黙殺されました。
弾薬庫からの運搬はエレベーター式だったので、船が傾くと、運搬不能
になりました。
ミズーリは歯車とチェーンを使っていたようです(未確認です)
主砲の46cmに拘る余り、大和は欠陥船だったのです。
大和は球形艦首としたので、時速27ノット(50Km/H)の速度が、
出ました、巨体としては異例のスピードです、球形艦首の技術は、
現在50万トン級のタンカーに生きてます。
大和の美しさは、ぴかいちで、その昔、プラモデルを組み立てた時、
楽しくて、惚れ惚れしましたね。
やはり総合的にはミズーリ級が世界最強だったのですね。もちろん戦艦は一兵器に過ぎませんから、使い方次第で結果は異なるでしょうけれど。
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