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ミクロ経済、環境経済に関する質問です。理解できない範囲があったため質問いたします。
市場に 2 つの企業が存在し、各企業は財の生産に汚染物質を排出しているとする。今、各企業の限界削減費用が以下で与えられている。
MRC1 = 240 − 2X1
MRC2 = 120 − X2
(1) 政府が排出量市場を創設し、総排出量を 120 トンに設定したとする。各企業はどれだけの汚染物質を排出することになるか。また、1 トンあたりの排出許可証の価格はいくらになるか。
(2) 各企業の排出枠の初期保有量が一律 60 であるとする。排出量取引を行う前後で、各企業の限界削減費用、社会全体の限界削減費用はどれだけ異なるかを比較せよ。

どなたか分かる方はいらっしゃいませんか?

A 回答 (1件)

(1)社会全体の限界削減費用をMRCと書くと、MRCはMRC1とMRC2を横に加えることで、



MRC=160-(2/3)X

となる。ただし、X = X1+X2だ。X=120(トン)のときのMRCは
MRC=80
各企業は排出許可証の価格pが与えられると、企業1と2は、p=MRC1,p=MRC2とするところまで排出しようとするので、
p=MRC1=MRC2=MRC=80
つまり、許可証の価格は80となる。このとき企業1は
80=MRC1=240-2X1
よって
X1=80(トン)
同様に、
80=MRC2=120-X2
より
X2=40(トン)
となる。
(2)企業1と企業2の排出枠の初期保有量が60,60ならば、それぞれの企業の排出量取引前の限界削減費用はX1=60、X2=60をそれぞれのMRC1とMRC2式に代入して
MRC1=240-2×60=120
MRC2=120-60=60
だったのが、取引後には
MRC1=MRC2=80
となる。
(1)と(2)を合わせると、企業1は排出枠の60から排出削減を80を実行するため、80-60=20の排出許可証を購入する。一方、企業2は40の削減を実行するので排出枠60は余るので、60-40=20の排出許可証を売却することになる。
社会全体の限界削減費用は総排出量が同じなら、各企業への排出枠によっては影響を受けない。X=120なら
MRC=160-(2/3)×120=80
となる。
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