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なぜ50年前は採算が取れない田舎でも日本鉄道建設公団は積極的に建設し、結局赤字になり国鉄が崩壊したのですか?
車社会に対抗してか、高架やトンネルなどが多くほぼ直線的なルートで建設されている、実際、ローカル線で遅いイメージがあるのに110キロで運転してますし。
しかも開通せず事業凍結になり、長大なトンネルや橋梁などが遺跡だけが残ってる路線もあります。
なぜそんなことができたのですか?

A 回答 (12件中1~10件)

「なぜ」というより、そもそも日本鉄道建設公団がそういう目的のために作られた組織だからだ、というのが答えだと思います。



不採算路線だろうがなんだろうが無理くり建設させる理由が、我田引鉄こと政治家の選挙区サービスであることは論を待ちませんが。それでも国鉄という国営企業は、企業として採算性を意識していました。

当時の国鉄は既に赤字に陥っていて新線を造る余力がない、だから良く言えば新線建設の部分を国が肩代わりしてやる、悪く言えば採算性の劣るローカル線を造っては国鉄に押し付けるというスキームを、当時の政府が列島改造論を掲げる田中角栄の影響力の下でひねり出したのです。

で、どんどん国鉄の経営が悪くなるからこのスキームも長続きせず、国鉄再建法による不採算路線の廃線や第三セクター化、さらに国鉄の分割民営化へと進んでいくことになります。
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国営だったし、今ほど交通手段が選択できなかったので地方にとっては公共性がものすごく高かったんですよね。

だから経済原則だけでは判断ができず、赤字とわかっても路線を開拓しなきゃならんところもあった。
 赤字になって破綻したのは単純に赤字路線のせいだけではないと思います。今だって稼げる路線で稼げば全体はなんとかなる。そうならなかったのは、親方日の丸で労組がデカくなりすぎて無駄が積み重なったって部分も多いんじゃないかなと思います。昔の一部労組員なんてびっくりするぐらい働かなかったですよ。
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国鉄も日本鉄道建設公団も、官僚が支配する国営の組織だったからです。

 行政学でよく出てくる「パーキンソンの法則」をご存知でしょうか? 英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則で、「役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続ける」というものです。 そして、役人はライバルよりも部下が増えることを好み、お互いに仕事を作り合い、組織を膨張させます。 この法則通り、国鉄も日本鉄道建設公団も組織を膨張させ、増えた官僚に仕事を与えるため、必要もない路線をどんどん作り続けて行ったのです。 もともとパーキンソンの法則は、英国の官僚制を幅広く観察した結果に基づくもので、たとえば、イギリス帝国が縮小していたにもかかわらず殖民地省の職員数は増加していたと言う事実がありました。 「官僚」と言う連中は、どこの国でも同じような生き物なのです。
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高度成長と云う神話が日本に芽生えたからです、、



今の日本は公明党のおかげで、、途上国に降格ですが、、、
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50年前はやっとモータリゼーションが始まった頃です。

それ以前は車なんか走ってませんでしたよ。
うちの近所では、市長の庄屋が乗用車を、材木屋さんがオート3輪を持ってただけです。うちはバタバタ、バイクでしたね。2桁国道は半分砂利道。市道ならただの土か砂利道が当たり前。どうせ歩くだけだからそれで立派です。
そういう時代ですから、鉄道は輸送の根幹だったのです。
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日本の明治維新と、前後している、アメリカ南北戦争、そんなところでも鉄道は大活躍だったとあるような。


 そんなダイヤだったのではないでしょうか。 なにかしら、運びたいものがあった。  年長者のおはなしでは、町、村に電気が灯った日とか、ヒンデングルグ号が飛んで行った等、エキゾチックな風景がたくさんあった。
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国や県など公共のインフラは利益を考えて作るものでは


ありません
国民が安全で便利に使うことを目的にしています

民営化で全国の赤字路線(路線バスも含め)を廃止したら
地方に住む人がいなくなってしまい
東京など都市部に一極集中してしまいました

無駄で無責任な計画もありましたが
それは日本が貧しくなったからだと思います
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政治です。



鉄道を通せば、利権が手に入ります。

地元の票が入ります。

だから、結構露骨にやっていました。

例えば大野伴睦という政治家が
おり、強引に新幹線を、ということで
騒がれたことがあります。



☆ wik

地元岐阜県に東海道新幹線岐阜羽島駅を誘致したとされ、政治駅と騒がれた。駅前には大野夫妻の銅像が立つ。

産経新聞の『戦後史開封』によると、

岐阜県は岐阜市または大垣市への新幹線駅設置を要望するが、両市付近の地盤は弱く、また路線を大幅に迂回させなくてはならないために建設予算や名古屋駅以西の所要時間が増える関係上、日本国有鉄道(国鉄)は難色を示した。

これに地元は激しく反発し、一時国鉄は岐阜県内での測量ができない状態になった。そこで国鉄が大野に斡旋を依頼し、結局、新幹線路線を迂回させることの無い岐阜羽島駅の設置となった。

これは大野自身が地元の利権に絡んで国鉄に圧力をかけたわけではなく、むしろ地元の利益よりも新幹線の速達性を優先した結果であった。

岐阜羽島駅が今日、政治利権の権化とされるのは、地元の利益の代弁を装い、地元の利益誘導をでっちあげたことに由来する。

なお、国鉄樽見線(現・樽見鉄道樽見線)の建設にも関与している。

「海なし県」の岐阜県を海に直結する「中部横断運河」計画の強力な推進者であった。

国道293号の国道指定に尽力したため、この道の栃木 - 茨城県境の峠は「伴睦峠」と名付けられている。

向田邦子が岐阜の味噌カツについて語ったエッセイの書き出しで、
「東海道新幹線で岐阜羽島駅をおりると、
嫌でも駅前広場の某政治家夫妻の銅像が目に入ってくる」
という一文がある。
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> なぜ50年前は採算が取れない田舎でも日本鉄道建設公団


> は積極的に建設し、結局赤字になり国鉄が崩壊したのですか?

赤字という設定で崩壊させたからですね〜。

例えば 警察組織を日本鉄道建設公団と同じ定義で運営すると、「警察は即赤字で崩壊」ですね。自衛隊も即崩壊、国会も即崩壊、医療インフラも即崩壊
ですね。

> なぜそんなことができたのですか?

道路インフラを隅々まで行うためですね。でその定義が面倒になったので損益採算や民営化ベースの運営にしたのですね。
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鉄道こそは、国力のバロメータと大声を上げる議員さんだらけだったからです。

採算など最初から無視でした。いまだに、長崎みたいに新幹線にすれば在来線よりも15分早く着くと、採算無視での建設はあります。
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