
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは
私も混ぜてください。
まあ、あまり楽しくない回答ですが 涙
ポイントは、「実は元素は、何でもかんでも、隕石でやってきた。」
「金は隕石でやってきた」とは、なかなかロマンのある表現ですが、実は、学術的には当たり前のことで、 時折、ちょっと変わった学説と組み合わさっているに過ぎない・・・というところでしょうか。
その意味では、何と、「海の水も隕石でやってきた・・・」え?
まず、地球が永遠に昔からあるものではなく、ある時点で宇宙のチリともいえる、宇宙に浮かんでいた岩が集まったものであることは ご存じでしょう。
浮かんでいた岩が互いの小さな重力でじわじわと集まり、すると重力が大きくなってさらに集める力が強くなり・・・概ね45億年前に急速に大きくなった・・・。
でも、この現象、中途半端に大きくなった地球の卵からみると、どんどん「隕石が落ちてくる」というように見えますね。 (地球の重爆撃期・・とも呼ばれます)
現在の地球の成分は、ほとんどがこの隕石の中の物質だったものなので、金、プラチナ、鉄から水素・酸素(水)に至るまで、何でもかんでも「隕石でやってきた」と言えるので、「金は隕石でやってきた」というのはある意味で当然であるでしょう。
でも、なぜ、「金」は希少なのか・・・という点になるといろいろな学説が組み合わされますが、単純には次のようにいえます。
・金は重いから沈んでしまった
・金は、そもそも宇宙でも作られにくい。
・重いから沈んでしまった。
金はとても重い物質なのはご存じでしょう。そして、地球の重爆撃期、その衝突のエネルギーで地球全体がドロドロに溶けており、 今でも地下は高温です。このため、比重の大きな金・銀・プラチナ・ウランなどは、徐々に地下深くに沈んでしまい、地表では とても希少になっているという説はほとんど否定されないようです。(地球の中心部近くにはとても大きな貴金属の塊がある。手は出ないけど・・)
となれば、人間が掘り出せるような浅い部分にある金は「重爆撃期」より少々後の隕石によるものだろうだというのはある意味当然でしょうが、それにしても、「ずっと昔」(たぶん、億年単位)であるのは同じなので、まあ、とりたてて目新しいところではないかもしれません。 (むしろ、落ちてきた隕石の一部が特に金の含有量が大きかった(金の塊。鉄の塊の隕石は珍しくないので)・・・とか、沈みつつあった初期の金がマントルの対流で地表に出てきた・・・という理論が別の意味でロマンがあるかも 笑)
・そもそも宇宙でつくられにくい
実は宇宙には最初には水素しかありませんでした。元素ができるためにはどうしても核反応が必要ですが、水素同志が膨大に集まると 強力な圧力で核融合(太陽みたいなもの)が起き、ヘリウム、酸素、炭素など大きな原子が次々にできていきます。
ところが、この「集まっただけの核融合反応」の理論では原子の大きさは鉄まで。これ以上の大きな(重い)原子ができる仕組みは長い間謎でした。
ここで登場したのが「超新星爆発」の理論で、特別な星だけが爆発することができ、その際にだけ重い原子ができるため、鉄より重い原子は地球上でも存在比率が小さい・・・という点でもつじつまの合う学説となっています。
ところが・・・実際の超新星爆発の観測結果などからより深い研究をしていくと、実は超新星爆発では「金」はほとんどできない※らしいことがわかってきました(※できたとしても宇宙にバラまかれない)。この理論で説明すると「地球にある金はむしろ多すぎる・・・」笑
では、どんな現象が起きれば金ができて宇宙にバラまかれるか・・・についての最近の学説が#6さんの紹介されたものです。
この学説の目新しいところは、「金が宇宙からやってきた」ことではなく、そもそも宇宙に金が生成するようなメカニズムの新しい理論が 提唱されているところなので、ご認識いただければと思います。(ネット記事やタイトル付けの怖いところ)
なお、ご質問では「金は隕石でやって来たから人工的に作れない」というふうに読めて、他の方から少々ツッコミが入っていますが、 基本的には先に触れたように「元素」を作るためにはどうしても核反応が必要なので、例えば鉄でさえも人工的に作ることはとても難しいことはご理解いただけるでしょう。
(元素を組み合わせるだけの「化学反応」はたくさん行われていますが。なお、逆に言えば核反応を前提としてコストを無視するならあらゆる元素を作ることができようになってきており、地球上には存在しないような重元素も合成されています。もっとも、作られた次の瞬間には分解してしまうような寿命の短い元素で、だからこそ地球上には存在しないのですが)
さてさて、ちょっと楽しくなってすっかり長くなってしまいましたがいかがでしょうか。 お役に立てば幸いです。
No.8
- 回答日時:
まあ、金の分布を考えれば嘘っぽいですね。
それと、原子核の反応で異種の元素の原子に変わるのは起こりうることであり、それを利用して金を作ることもできると思いますよ。もちろん、効率は悪いので採算はあわないでしょうけどね。それと、#5で『「金は、安定した元素ゆえ、化合物を作りにくい」とも書かれています。』と書かれていますが、ここでの議論は化学反応の話ではないので、化合物を作りにくいかどうは関係のない話です。それと、#4はニホニウムを作ったのと同じ方法で・・・と述べているわけで、ニホニウムから作ったとは書いてありません。
No.6
- 回答日時:
これですか?
そういう学説が出た、ということですね。
検証はこれからです。
核分裂や中性子星の合体により
金を作ることは可能とか。
wikより
「金の生成」は、採算は合わないが現在では
可能とされている。
金よりも原子番号が一つ大きい水銀の同位体196Hgに
中性子線を照射すれば、
原子核崩壊によって197Auに変わる。
No.5
- 回答日時:
嘘つきが多いですね。
ニホニウムは原子番号30の亜鉛を同83のビスマスに光速の10分の1というスピードでぶつけたことにより人工的に作られた元素です。 ニホニウムを使って金を作ったなんてありえない話です。 「金や銀もニホニウムのように原子を衝突させれば、作れる可能性はなくはないでしょう。」と言う説は、以下のサイトにも書かれていますが、しかし「金は、安定した元素ゆえ、化合物を作りにくい」とも書かれています。 いずれにしてもニホニウムで金を作ったなどと言う事実は全くありません。https://www.inc-reliance.jp/science/66504
No.3
- 回答日時:
相変わらず、知ったかぶりの嘘回答が多いですが、金が人工的に製造されたことはありません。
ただし、人工的に作れない、金よりも貴重な貴金属は世の中にたくさんあります。No.1
- 回答日時:
そもそもはそうでしょうね。
地球が球形になる前とかには
あったかも。
基本的に金は
核融合が難しそうだからね。
鉄の分子数までは
宇宙でも簡単にできてるみたいですね。
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