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こんにちは。
私はいろいろ哲学の本を読んでいるのですが未だに哲学というものが分かりません。岩波書店のゴルギアスを読んでも何を言っているのか分かりませんし、哲学が分かる本というのを読んでもいまいち納得できないのです。分かりやすく教えていただけると幸いです。

どなたかマーフィーの黄金律ゴールデンルールという本を読んだことはありますか。潜在意識の領域のものなんですが・・・。

A 回答 (12件中1~10件)

「哲学とは何か」ですね。



 ひとことで言えば「文化の領域について、もっとも根本的な原理を追求する人間の営み」に関する学問です。思想の学問、と解されます。

 ですから、人文分野であれ科学分野であれ、人間の思考が及ぶところすべてに哲学のテーマは存在します。

 たとえば歴史を記述する学問では「実証的な真理」=歴史的事実は自明の前提、つまり「あたりまえのこと」として研究がすすめられます。
 いっぽう哲学基礎文化学系の学問では、まず「実証とは何か」という問いが掲げられます。文献や遺物があるとして、果たしてそれが「実証」と言えるのか、そもそも歴史的事実が「存在する」とはどういうことか...

 通常の学問では「そんなこと言ってたらちっとも研究がすすまないやん!」というところ、当然の事実として処理される定義の根本の根本を考えるのが、俗に言う「哲学的思考」です。「1+1=2、しかし1と1を足すということはどういうことか」「美しい風景、だが美とはそもそも何か」「ここでこうして考えている私、しかし自分とはいったい何か」etc...

 そして、テーマをどこに求めるかによって、これまでのご回答にあるような、さまざまな哲学論が展開されてきたのです。

 したがって、系統だった正式な哲学のお勉強では、まず過去の哲学者たちがどういう分野にどういったテーマを求めて哲学論を展開してきたのか、これを学ぶことが重要になってきます。(非常に眠くとっつきにくいですが...)これらを押さえた上で、正統な哲学論を展開する、と。しかしそもそも「正統」とは...あわわ。

 ま、趣味の範囲でしたら、日常的に「常識」「あたりまえ」として見過ごしている物事を改めて問い直してみれば、十分哲学と言えると思います。「我思う、故に我あり」(^^)

 以上、ご参考になれば幸いです。--a_a
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小泉義之とか永井均あたりから手をつけられては?

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昨年、立花隆さんの「脳を鍛える」を読んで哲学とは何かということが、分かったように思います。



しっかり理解していないかも知れませんが私が感じたのは次のようです。
・現代の哲学は、細分化された分野に限られてきている。哲学本来の姿でなくなっている。
・哲学とは、人間の知の文化である。
・言語、数学、科学、音楽、社会科学すべてが哲学の領域である。
・現代科学も分からない人は現代の哲学者だとはいえない。

昨年この本を読んで愕然としました。まさにその通りです。脳科学も知らない人が、なぜ自分が考えるのかを考えていても、井の中の蛙です。
客観主義的な立花隆氏には不満もありましたが、今は私もその立場に立とうとしています。
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 いろんな見解があるでしょうが、私の考えを申し上げます。


 哲学というのは、要するに「思考の節約」です。毎回問題にぶち当たるたびに一から考えるのでは能率が悪いから、予めじっくり物事を考えて置いて、これを蓄積しておこう、という訳です。蓄積したものがなるべく広く応用できるようにするためには、一般化し、あるいは法則の形にまとめるのが理想的です。
 非常に精密な法則にまとめることができた、という一番成功した哲学は、多分、物理学です。そ。物理学も哲学の一分野です。理学部や工学部の博士号はPhDと言いますが、このPhは哲学のことなんですよ。もちろん今でも、宇宙とは何か、時間とは何か、という哲学の重要性に変わりはありません。
「美とは何か」(美学)のように、人間が物事を認識し、感じる仕組みの解明、というのがこれからますます重要になってくるでしょう。認知科学・脳科学と呼ばれる分野です。
 もっと基本的な哲学として、哲学自体、つまり思考とは何かを考えるのも極めて重要です。論理学や言語学、それに人工知能なんかもそうですね。
 また、自分の経験を何らかの法則にまとめたモノ、これが「人生訓」ですよね。あまり一般性はないけれど、小規模な哲学といえます。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶとかで、歴史上の人物の言行や、歴史的事件の解析をやるのも、哲学かもしれません。
 このように、仕組みを知ろう、何らかの法則を見つけだそう、という方向でものを考えるのは何でも哲学と言って差し支えないと思います。
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哲学は生きざまと実践に有り、理詰めで到達出来ないところに飛んでみる必要があるのだと、誰かが言った。

本に書いてあるのは昔の偉人の考え方や哲学を系統つけるための方法などで哲学は教える事が出来ないとも。
「1+1はなぜ2なんだ」「そもそも1とは想念であり実存しない」なんて漫才みたいに思えます。
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nutsさんやmasyuraさんと同趣旨ですが、私なりに。


まずjuryさんは次のような経験があるでしょうか。(1)意識をもつ私(juryさんのこと)という特別な存在がこの世界にあることが不思議でしょうがない(2)この世界がさまざまなモノで秩序だって構成されていることが不思議でしょうがない(3)「正しさ」の根拠は何か――。
もし「そんなことには関心はない」とおっしゃるのであれば、多分、「哲学」とはお付き合いなさらないほうがいいと思います。なぜなら「哲学」とは(ここからが直接の回答になります)、こうした常識ではだれも省みない問いや疑問にこだわり続ける「ほとんどビョーキ」の人々の苦闘の記述なのですから。
たぶんjuryさんの求めておられるのは、「人生哲学」か「宗教」のほうでしょう。それを「哲学」に求めるのは、八百屋に行って肉を求めるのに等しいと思えます。
こちらの方面であれば私は疎いのですが、知りえる限りでは、(すでにコメントされています)小泉吉宏の「ブッタとシッタカブッタ」(メディアファクトリー刊)シリーズがお奨めです。仏教の(おそらく)真髄をわかりやすくマンガで説いていて新鮮です。(^。^)
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nutsのおっしゃるように「同じ言葉が二種類の意味で使われていること」を確認したうえで、julyさんはそのどちらを求めているのか、を認識したほうが良いと思います。



学問としての哲学とは何か、を求めているのなら、巷にあふれている哲学の入門書を開けば、「ああ、そんなものか。」とだいたいの姿は見えてくるでしょう。

そこで「いまいち納得できない」という言葉が出てくるのは、それらの本によって得られる「知識」は、juryさんの求めるものと違っているからですよね。

julyさんの求めている「哲学」は人生論としてのそれではないかと推測します。第二の質問が「マーフィーの黄金律」であることあわせても、そのように推察できます。だとすれば「過去の哲学者がどのように思考してきたか」という「知識」では、即効性はないですよね。

知り合いが「マーフィーの黄金律」の大ファンです。が、彼の本を読むことで前向きなことをした気になってしまい、普段の考え方は後ろ向きなままです(^^;)。ということで、マーフィーの言ってることはもっともだとは思いますが金出してまで読む本ではないだろ、と個人的には思っています。

えらい人の書いた難しい本を読んで、なんか自分もえらくなったように勘違いするくらいなら、「シッタカブッタのそのままでいいよ」(正確な書名ではないかも)を読んだほうが良いと思います。ある意味、「学問としての哲学」と「人生論としての哲学」が無理なく1つに融合しているよな、そんな著作です。まず絵が多くて(って優香、ほとんど四コマ漫画)わかり易いです(^-^; とりあえず、万人におすすめ。
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他の方による回答への補足として。


哲学と(自然)科学を対立するものとして述べられている方が多いですが、本来的には同じものです。ニュートンが近代自然科学を確立した当時は、「自然哲学」と呼ばれていました。古代のアリストテレスが哲学・自然科学両方にまたがる巨人として存在していたり、使う道具に三段論法などの論理学が共通のものとしてあることをみてもわかるとおりです。
近代になって、自然科学が仮説・実験・検証という道具を手に入れたために表面的にはたいへん離れてしまいましたが、最終的な目標として「『ある』ことの理由」を求めるために、とりあえず人間の思索によるものが哲学、とりあえず自然物の研究によるものが自然科学というだけの違いです。
辞書で『哲学』を引くと「学問の一分野」「人生論」という二種類の説明がなされています。どちらも興味深い探求ですが、同じ言葉が二種類の意味で使われていることを踏まえた上で、たとえば人生論の哲学を求めているのなら学問としての哲学書を読みあさってもすぐには解決に結びつかない、といった認識が必要かと思います。
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>私はいろいろ哲学の本を読んでいるのですが


>未だに哲学というものが分かりません。
何故分からないのか、哲学とは一体何なのか、それを自分の中で考え掘り下げてゆく作業こそ哲学なのではないでしょうか。分からないということも掘り下げてゆけば、いろいろなことが分かる気がします。

私も哲学の定義など持っていませんし、哲学を理解しているわけではないので、ただ思いついたことを書かせていただきました。
あと「マーフィーの黄金律ゴールデンルール」も読んだことありません…。
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哲学とは世界や人間についての知恵や原理を自然科学的方法を用いないで探求する学問ですが、こう言っても漠然として分かりにくいかも知れませんね。

でもキエルケゴールやヤスパースなどの高尚な専門家だけが唱えているのが哲学ではないと思います。
あなた自身がご自分の人生経験などから得られた考え(人生観や世界観)もりっぱな哲学になり得ると考えて下さい。まさにそこから哲学が始まると考えた方が分かりやすいですよ。

マーフィーの黄金律ゴールデンルールは一言で言えば、「人生はその人が強く持続的にかつ具体的に願望した方向へ必ず向かう」というというもので、ある目標を持ったらそれがどんなに高い望みであっても常に具体的に思い続ければ必ず達成できるという一種の哲学であって、アメリカの故ジョセフ・マーフィー博士によって提唱されたものです。氏の理論には一理あると思うので是非読んでみて下さい。
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