
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
有るものと無いものと言ったばあい その有る無いは ふつう一般に経験事象について言うものです。
席に居るとか居ないとか。ヒトの存在が要素に分解されたかたちでは存続するがその人物としては亡くなるとか。
そして 人知を超え経験事象を超えたナゾたる神の場合にも 仮りの表現として《有る無い》という言葉を当てることがあります。
しかしながら 人知を超えているからには その有る無いはさだまりません。きちんとあきらかなかたちで規定できません。
それでも哲学は 貪欲に定義しようとします。
《有るか無いかについて知り得るか知り得ないかが知り得ないナゾ――非知 incomprehensible incomprehensibility と言う――》と。
ということは 生活日常においてざっくばらんに神は有るか無いかとか 神を信じる・信じないとかと表現する場合 げんみつに言ってそこで どういうことが起こっているのか これをはっきりさせる必要があります。
貪欲な哲学がたどりついたひとつの結論が いまの命題です。
非知なる神は 普遍神であり そのとき《〈有る神〉と〈無い神〉との二つのすがたが重ね合わせになった状態にある》と規定しました。
そのあとでは ひとが自由にそのどちらか一方のすがたの神をえらんで 自己の・神とのカカハリをあきらかにすればよいと。
★ 有るものと無いものとの重ね合わせは、どのような現象が現れるのですか?
☆ どちらか一つをえらぶという選択がおこなわれる・・・のみです。
もっとも 経験事象のばあいには 量子論でくわしくその現象が説かれているかと思います。あたっていただきたいと思います。
この回答へのお礼
お礼日時:2022/04/11 12:27
早速の御回答ありがとうございます。
<どちらか一つをえらぶという選択がおこなわれる>ですね。
両者はたんに並列に(並行して)存在しているだけで、「重ね合わせ」という意味が取れません。
No.11
- 回答日時:
★ (№4お礼欄) ~~~~~~~~~~~
<どちらか一つをえらぶという選択がおこなわれる>ですね。
両者はたんに並列に(並行して)存在しているだけで、「重ね合わせ」という意味が取れません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ たしかに。
つまり 《ふたつの姿が並んでいる》と言えばいいものをわざわざ なぜ《重ね合わせ》だと言うのか?
それは 理由があります。
なぜなら どちらか一つを自由にえらべばよいのですが その一つをえらんだあとも 《重ね合わせ》という規定が効いてくるからです。
すなわち えらんだあとも 重ね合わせ状態がついてまわるからです。
自分の選択した神像は それが成り立つのは もう一方の選択が同時に同等に成り立つという前提がついて回るからです。
いづれか一つの神のイメージをえらべばよいのですが もう一方の選択に無関心であってはならない となります。互いに重ね合わせだからです。
*
ふたつから一つを選び取ったのだから もうその一つだけの状態があらたに始まる――でいいではないか?
そこが 神のおもしろいところです。人知を超えた神のイマーゴ(像)のウルトラ作戦です。
《無限》というのは 二で割っても そのあとの姿は 元の無限のままなんです。
一つの神像をえらんだけれど それは ほんとうは元の《重ね合わせ》状態である普遍神でありつづけます。
(人間には 有る神は 無い神か いづれか一つに過ぎないと思っても構わないはずです。互いに互いをとうとぶならば)。
この回答へのお礼
お礼日時:2022/04/14 16:54
御回答ありがとうございます。
<えらんだあとも 重ね合わせ状態がついてまわる>ですか。
理性的に理解を無理やり強制しても、心情的に理解できません。
No.6
- 回答日時:
オマケ
神があるとないが重ね合わさっている
について
神があるとは何らかの神がある状態(世界)
神がないとは普遍神を含めいかなる神がない状態(世界)
が重ね合わさってそのいずれかを選択した場合にはその選択した世界が具現化します。
重要なのは絶対では無く相対であると言う事。個々が選択した世界が個々それぞれで具現化すると言う事です。
よって何らかの神が存在する世界と普遍神をいかなる神も存在していない世界とが共に具現化されていると言う事です
普遍神の提唱者は普遍神を含めいかなる神も存在していない世界が実在していることを認めたのです
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