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前に人の目の画素数はどれぐらいに相当する?
という質問がありまたが、人の目の秒間フレーム数はどれぐらいに相当するのでしょうか?

実際に見た動きは速く見えたのにビデオで見るとあまり速く見えないときがあります。
人間の目は30フレーム以上で見てるからそう見えるのでしょうか?

だとしたらもっと多いフレーム数で録画できる機材は存在するのでしょうか?

A 回答 (4件)

人間の眼が、動きを認識するシステムと、映画や映像でのシステムが違うので、なんともいえないでは、と思います。



動く映像をどう知覚しているか、を中心に解説しますと、動く映像は人間の眼の残像を利用して、動きを作り出しています(仮現運動といいます)。ご存知のとおり、映画やテレビは静止画が明滅しており、大雑把に言えば、この明滅を動きと知覚しています。しかし、明滅の速さ(フレームレート)が遅すぎると、フリッカー(ちらつき)として認識されてしまいます。この明滅が認識できないようにする(つまり、人間の肉眼に近づけると考えることができると思います)ためには、明滅を速くすればよい、ということになります。

しかし、映画や映像はフィルムやデータを機械や電子機器で扱うという物理的な制約があるため、フレームレートを無制限に上げることはできません。
映画で秒24コマ(初期には秒16コマ)が選択されたのはこのフリッカーが知覚できないギリギリのフレームレートであり、技術的な限界でもあったからです。

このフリッカーを認識できない明滅の速さは秒50回以下がよいとされています。

映画の場合、秒24コマが技術的な限界であったため、実際にはシャッターを2回や3回切り、短い投射に分けることで、見かけ上、フリッカーをほとんどなくしています(見かけ上秒48コマ映写になっている)。

テレビの場合、秒30コマといわれますが、2回のフィールドにわけて一枚の静止画を構成するいわゆるインターレース方式であり、明滅としては約60HZ(1秒間に60回)の明滅です。

映像のフレームレートを中心に解説すると、以上のような差異がありますが、残像ではなく、「動き」そのものの認識を考えると、肉眼と映像のなかでの「大きさ」や「時間の認識」の差異もあると思います(質問は上記のフレームレートのほかに、この後者のことにも関わると思います)。

爆発やアクションシーンで高速度撮影(スローモーション)を使うのは、現実の速度よりも、ゆっくりと見せることで臨場感を高めています。これはある意味で、短い瞬間でも知覚できる人間の感覚のシミュレーションといえるかもしれません。

(高速度撮影は、一般的な映写速度、秒24コマよりも速い撮影速度、秒240コマや500コマなどで撮影し、秒24コマで映写するとスローモーションになる撮影方法です。たとえば、10倍の撮影速度なら、1秒は10秒のシーンになります)


映画の上映方式でフレームレートの高いものは、秒60コマ映写の70mm映画である「ショースキャン」があります。ダグラス・トランブルが開発したものですが、これはフレームレートと画面サイズを向上させたことで、臨場感を高めることを狙った方式です(USJ「バックトゥザフューチャー・ザ・ライド」など)。

ほかに、フレームレートの高い機器としては、パソコンなどのフリッカーレスとされるリフレッシュレートは72HZ(一秒間に72回)であり、比較的高いフレームレートということができるかもしれません(しかし、これは動画の再生の際のフレームレートではないですが)。
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この回答へのお礼

大変勉強になる詳細なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/26 16:45

大画面での映画での実験ですが、秒30フレーム程度と60フレーム程度とでは差があるけれど、更に100フレーム程度に上げてもあまり差はない、という結果があるそうです。


つまり、映画では秒100フレームは過剰、ということになるようですね。
でも、条件によってはまた違ってくると思います。
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この回答へのお礼

貴重な情報ありがとうございました。
大変参考になりました。

お礼日時:2005/03/27 00:22

秒このフリッカーを認識できない明滅の速さは秒50回以下が



ではなく、

秒50回以上

でした
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よほど 目がよい人が見ると1/30で1コマだけ違う映像が判る位です



 テレビで見ると遠近が出にくい
 見る大きさが違う

 などの理由によりビデオで見るとあまり速く見えないと思います

 さて世界最速高速度ビデオカメラHyperVision HPV-1は撮影速度100万コマ/秒 まで取れます

 これは、人間では見えない短い時間の変化を見るために使用します。もっぱら科学解析が目的ですね

 下記のHPに撮影された例が見れます
 
 

参考URL:http://www.shimadzu.co.jp/products/test/products …
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この回答へのお礼

貴重な情報ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/26 16:44

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