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首相官邸や内閣府のHPを見る限り同じようなことをしているようなのですが、組織・人員の規模からいって役割に違いがあると思います。
単純に内閣(立案)、内閣官房(企画)、内閣府(実行)と考えていいのでしょうか?
それとも、上下関係のない並列的な関係なのでしょうか?

設置法の趣旨といった「建前」的な説明でかまいませんが、「役人の仕事を増やすため」などのミもフタもない回答は遠慮させていただきます。

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A 回答 (3件)

大ざっぱにいって、内閣府は「役所」であるのに対し、内閣官房は「ブレーン」的な役割を果たします。



どういうことかというと、内閣府が何か行動を起こすには法律上の授権、ないしは行政内部の意思形成がすでに行われていることが必要です(内閣府設置法第4条は制限列挙として内閣府の事務を掲げている)。その代わり、内閣府は行政各部や一般国民向けに、拘束力のある命令を発することが出来ます(同法7条)。要するに権限や任務を与えられないと動けないのが原則な訳です。

これに対し内閣官房は、未知の課題に対応できるように設けられた組織で、任務としても抽象的な文言が並んでいます(内閣法第12条)。その代わり、組織としての内閣官房は命令を発することが出来ません。例えば郵政民営化のようなことが政治課題になった場合、どうしたらいいのかをゼロから考えて政治家(内閣)に提議し、具体化していく作業を担当するわけです。だから命令を出す必要性がそもそもないということも言えますね。

その意味で、内閣府と内閣官房は並列的な関係で、どちらが上とか下とかはいいにくい間柄です。ただ、官僚の側から見れば、内閣府は自分たちと同じ「役所」であるのに対して、内閣官房はそうでなく、より政治家に近い立場にあるので「格上」だと感じることが多いでしょう。

ところで、一昔前までは内閣官房が法律案を作成して提出する、ということは出来なかったのに対して、現在は官房が作る法案というのがいろいろ出てきています(いわゆる有事法制の一部が代表例です)。その結果、内閣府と内閣官房の違いがあまりなくなってきているというのは事実でしょう。内閣官房にも、(政府部内の)コンピューターネットワークのセキュリティ確保といった特定な任務が与えられる場合があります。逆に郵政民営化の関連では、官房の準備室のほかに竹中担当大臣に近い内閣府の職員がいろいろと具体案を考えたり、ということもあるようです。現実に、官房と内閣府の職員は併任する場合が少なくないので(これは国家公務員の定員管理が厳しいためですが)、部署によっては、本人たちもあまり区別して考えることがなくなっている部分もありますね。例えば構造改革特区の推進室は組織上、内閣官房と内閣府それぞれにありますが、スタッフは同じですから、どの立場でやってもいいわけで、そうすることでいろいろ柔軟に対応できる部分も出てくる、ということでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「内閣官房」と「内閣府」が制度上別物なのはわかりました。

ですが、「内閣(=与党)」に充分な企画立案能力があるなら「内閣官房」は(ブレーン的な部署は)必要ないですよね?

こういう部署の存在すること自体日本が「行政国家」とされる所以なのかな、と思いました。

お礼日時:2005/03/27 23:33

〉内閣官房というのは内閣府の中の機関の1つです。


#1さん、間違ったことをいわないで……。内閣官房の方が格上ですよ……(内閣府設置法3条3項参照)。

無理矢理会社にあてはめると、「内閣」は「取締役会」、「内閣官房」は「秘書室」、「内閣府」は「総務部」というところでしょうか。

内閣は、憲法にある通り、行政権を司る機関、行政府の最高機関です。
内閣官房は、(戦前、内閣官房長官は「内閣秘書官長」という名前だったように)内閣の庶務を行い、内閣の重要政策について企画・立案・総合調整を行います(内閣法12条2項)。
内閣府は、他の省庁が担当しない事項(統計とか勲章とか北方領土とか)を担当するほか、複数の省庁にまたがる事項について総合調整をします(内閣府設置法3・4条)。

内閣が方針を決めるときの調整は内閣官房、決まったことを遂行する過程の総合調整は内閣府、という感じでしょうか(←関係者が聞いたら怒られそうな要約かも知れない)。
実際には、参事官レベルでは、両者の役職を兼任している人も少なからずおられるようですが……。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
会社のたとえはわかり易くて助かりました。

「内閣官房」は兎も角、「内閣府」は別の名前の方がいい気がしました。
もっとも「官房」という呼称自体が既に時代懸かっているのですが。

お礼日時:2005/03/27 23:22

内閣というのは、いろいろ意味があるとは思いますが大きくとれば国家の最高行政機関のことです。

そして、内閣府というのは、言ってみれば省庁のひとつです。防衛庁・国家公安委員会などの元締めでもあります。また、内閣官房というのは内閣府の中の機関の1つです。閣議に関する情報の整理や議題決定を行います。違いがわかっていただければ幸いです。

この回答への補足

内閣官房は内閣府の中にあるとのことですが、首相官邸HPでは人事院、内閣法制局ともども1府10省並の扱いをされているようです。
立場上は内閣府の内部組織ながら、仕事は内閣直属ということなんでしょうか?

内閣(閣議)の決定を受けて情報などの整理・分析を行うのが内閣官房。
内閣官房の報告を受けた内閣(閣議)が具体的な作業を命じる相手が各省庁。
そのうち、どこのの省庁にも属さないような事案を担当するのが内閣府。

という理解でいいのでしょうか?

補足日時:2005/03/26 22:53
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