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私の解釈が合ってるかどうか教えてください!
①感性によって、時間と空間の枠組みで「『今』『ここに』何かものがある」と素材を受容する(=直感)
②悟性によって、①を通して得られた「赤い」「丸い」「甘い」などの情報を整理して、素材を「りんご」として把握する(=思惟)
③「ものがある」と言う現象の認識が成立

あと量とか質とか様相とかのカテゴリーっていうのがよく分かりません…
「たくさん」とか「ツヤツヤ」とか「赤い」「丸い」とかのことですかね????

A 回答 (2件)

量とか質とか様相とかのカテゴリーっていうのが万人に共通にあることによって、万人が現象を共通に認識できると、カントは考えた。



だから、この「量とか質とか様相とか」を純粋悟性概念と呼んで、万人に共通の物だとカントは考えた。

カテゴリーというカタカナ語がカント哲学の文脈で正しく理解されないと、ここがわからなくなる。

だから、カテゴリーという多義語を使わず、日本語でカント哲学を論ずるときには純粋悟性概念という術語を使うのが良いと思う。
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この回答へのお礼

分かりやすかったです!ありがとうございました

お礼日時:2022/06/11 05:26

1. 図式を こちらのカント理解に即してしめします。



2. まづ ひとは 身と心とから成る自然本性として生まれて来ていると見ます。

【心(精神)】:考える:思考の緑野
【身(身体)】:感じる:感性の原野

3. 次に この身(感性)と心(悟性および理性)それぞれのハタラキが 互いのあいだにおいても どのように成り立っていると見るかです。カントは アプリオリ(先験性ないし純粋直観)を言います。

記号(①②・・・)が質問者さんのそれと入り組みますが 宥恕を!

○ アプリオリ性とは? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【思考の緑野】理性:認識を統一 ←⑤―― 悟性:知覚したものを概念認識④
                    ↓       ↑   
               アプリオリにはたらく    ↑
               純粋悟性としての直観    ↑
                     ↓②       ↑
【感性の原野】感性:対象との出会い①・・・・・・・③知覚(視覚・聴覚 etc.)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

4. すなわち――わたしは カント説に賛成しませんが―― アプリオリなたとえば時間や空間の直観は 《先験的》と言うごとく感性による知覚という経験行為に先行してはたらいているというものです。


5. 
★ 「赤い」「丸い」「甘い」など
☆ の認識にかんしては 《② アプリオリにはたらく純粋悟性としての直観》は ありません。①→③→④→⑤の過程で推移します。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました!

お礼日時:2022/06/11 05:27

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