ベッドシーンにおけるヌードの必要性

ハリウッドでは、ヌード（乳首まで見せる完全ヌード）は敬遠される傾向にあり、ベッドシーンであってもヌードは見せない描写が主流になりつつあります。

しかしながら邦画界では、リアリズムか何か知りませんが、未だにベッドシーンやるなら完全ヌードが正しい描写の仕方、みたいなのがあると思うのですが、本当に正論だと思いますか？

結局のところ、上記の主張は男性の目線でしかないと思うんです。実際に映画界は男性社会だし。
ちなみに私は男性です。

去年公開された「海猫」という映画について、ある男性評論家が「伊藤美咲が諸般の事情でヌードになれなかった時点でこの映画は失敗した」の旨の評価をしてました。

正直、こういう評価の仕方の根拠がわかりません。

エマニュエル婦人のような映画なら、完全ヌードじゃないと表現が伝わらない、というのはわかるのですが。

乳首まで見せないと伝わらないベッドシーンが必要な映画なんて極々一部だと思うんです。
たいていはそこまでしなくても伝わるはずです。

例えば、映画版のプラトニックセックスや高校教師は、乳首まで見せてないと思いますが、ちゃんと原作のテーマや雰囲気やベッドシーンを表現して伝えてたと思います。

要は見せ方１つだと思うんです。
乳首まで見せたやり方は生々しくて重くベッタリした雰囲気になって、逆効果だと思うしそこまで必要だという根拠がわかりません。

みなさんはどう思いますか？
完全ヌードじゃないと伝わらない部分って、何だと思いますか？
乳首出す出さないで、作品の評価が決まるなんてあるのでしょうか？

No.1 回答者： hijyousyudan 回答日時： 2005/04/01 17:02

そもそも、そんな瑣末なことに拘るのがナンセンス。

その作品に必要な演出ならやるし、
必要なければやらないのが正しい方向でしょう。
ハリウッドの方針は、
アメリカで行う興行への影響を考えた結果です。
Ｒ指定を避けるためであり、
作品の出来を考えてのモノではありません。
ハリウッドは動機が不純ですよ（＾＾；
　　　　　　　

No.2 回答者： hyde19 回答日時： 2005/04/01 17:23

ロングエンゲージメント（フランスの監督で、配給元はアメリカ）を見ましたが、服を着ているシーンと服を脱いだ状態の濡れ場があり、どちらも腰を振ってました。

しっかりＲ１５なんですが、アメリカの映画ではここまで露骨にやりませんね。

表現方法は様々ですから、リアルな描写は決して必要ないと思います。
海猫の評論については、その人が期待をしてたけど外れただけでしょう。

作品にふさわしい演出方法というのはありますし、それも映画の批評をする上での影響を与えはしますが、どれが正しいとかいうようなことじゃないと思います。

No.3 回答者： marochan2 回答日時： 2005/04/01 17:26

こんにちは

質問者さんはずいぶんと乳首に拘りがあるように思えますが…。質問者さんの考え方では、乳首を見せる事＝完全ヌードと言う事かな？

私は、そもそもベッドシーンすら不必要だと思います。

＞完全ヌードじゃないと伝わらない部分
殿方ウケ狙いじゃないですか？

＞乳首出す出さないで、作品の評価が決まるまるなんてあるのでしょうか？
審査する人の評価が決まりそうですね。

No.4 回答者： gamasan 回答日時： 2005/04/01 17:48

日本人男性30代後半の目線で

それは今までの日本の映像の文化の歴史が
関係してきます。
今回は海猫が題材になっていますから
それについて考えましょうか
戦後のブルーフィルムとか　一部特殊な場所で
しかＨな動画が見られなかった時代から始まり
一般の青少年はアイドルの水着やちょっと
体のラインが出る服装で　妄想を膨らましていたんです
で　日活ロマンポルノというのができて　映画で
2～3作「本番行為」を売りにした物が作られ
ヘアヌード解禁
ＡＶ初めは擬似行為がほとんど　今は本番でないと
見向きもされない
そしてインターネットの普及による海外からの
無修正画像　動画の氾濫と　時代が流れています

つまり　裸はもう氾濫してるのです
となると　脱いだというコピーを流すということは
すなわちフルヌードなんです今の時代は
有名人のヌード見てみたいと思うのは男のサガでしょうね
で　話は戻りまして海猫ですが　大抵プロモーション用に
中味が小出し小出しで週刊誌に出て前評判を煽りますよね
そこで伊東美咲が脱いだ！と大々的に宣伝しておいて
試写後のトーンダウンはすごかったですよ
見せてないだの詐欺だの。瞬間でもいいんですよ
見えていれば　人によってそんなに違うものが
ついてるわけじゃないんですから

ただ女優（タレント）として見せることで伸びる人と
消えていく人がいることは確かです
いわゆる最後の一線の出し惜しみという事情なんでしょう
作品のレベルどうこうという話とは別次元ですよ
今の邦画はいかに話題になるかです
思いっきり純愛に走って泣かせるか
誰かのヌードで釣るか。まぁ他にも要素はあるでしょうが
ですから　無いなら期待するような宣伝をするな！
というのが究極の回答です。

No.5 回答者： S-Knight 回答日時： 2005/04/01 21:09

こんにちは。

すべてさらす事によって、
伝わる事の一番なのはインパクトだと思います。
そのシーンを印象づける事によって、
得られる効果があるのではないでしょうか。
あと、それこそ意図して、
生々しく重くベッタリとした雰囲気を表現したいって
場合もあるかもしれません。
いずれも、その映画のテーマに則して、
違和感無く入れてくれればいいのですが、
なんか男性に向けてのサービスっぽく見えちゃう事が
多いんですよね。そういうシーンって・・・。
実際に、あのシーンって必要だった？って思う事もしばしばです。
個人的には直接的なベッドシーンよりも、
雰囲気が伝わってくる感じがするので、
間接的な演出の方が好きです。

では、好みを抜きに考えてみると、
胸を隠すようにすると、やっぱり不自然になってしまいます。
ちゃんとそのシーンを見せたいのだったら、
そんなのを気にしないで、
すべて晒してしまった方がいいシーンになるかもしれません。
女優の都合で妥協してしまう事で、
表現しきれなかったシーンがあったのなら、
評価が下がるということはありえるかもしれませんね。

実のところ、オールヌードが絶対必要な映画って、
質問者さんと同じく、そんなに無いような気がします。
でも、実際にあるってことは、
それほどにウケる要素であるって事なんでしょうね。

No.6 回答者： neralies 回答日時： 2005/04/01 22:42

ヌードの必要性はないでしょう。

つまり、必要性ですよ。「必要性」

男の目線とか女の目線とか関係なし。

どうでもいいシーンを私物みたいにしている監督のオナニーにしらけるばかりなんですよ。

例えば、歩いている主人公のパンツの色を知らなくていいし。
酒に酔った男の汚物をわざわざ、写す必要もない。
お風呂場でシャンプーをしている時の女の裸を写す必要もない。
車に運転している主人公の臭い水虫の足元を写す必要もない。

リアリズムとかじゃなくて、観客ははっきり言うべきなんです。
「オナニーはやめてくれ。」
「ＡＶなら他にあるから」
と

No.7 回答者： noname#10784 回答日時： 2005/04/01 23:08

ヌードシーン、その映画の表現方法として必要と監督が踏んだのならばありなんじゃないですか

そのラブシーンで何を伝えたいのか？
場合によっては、ヌードじゃないくても良いかも知れないし、ヌードじゃないと駄目かもしれない
ヌード云々自体そんなに気にする事じゃないと思うけど

＞乳首まで見せないと伝わらないベッドシーンが必要な映画なんて極々一部だと思うんです。
たいていはそこまでしなくても伝わるはずです。
例えば、映画版のプラトニックセックスや高校教師は、乳首まで見せてないと思いますが、ちゃんと原作のテーマや雰囲気やベッドシーンを表現して伝えてたと思います。

これって、あくまでもあなたの主観ですよね？
自分は上の映画を一つも観てませんが、まるっきり逆の意見の人もいるはずです

個人的意見としては、ヌードや暴力シーンに最近のマスコミも風潮も、うるさすぎのような気がしますね

No.8 ベストアンサー 回答者： m-ito 回答日時： 2005/04/06 05:44

　いろいろな意見があって、じっくり読ませて頂きました。

私もひとつ。

　大事なのは『美しさ』だと思うんです。
映画がフレームで切り取られている芸術である以上、そのフレームの内側の構図は美しくあるべきだと思うんです。その内側にどう乳首が見えているのか
（少し品のない言い方をすれば、乳房の形、乳首の色、そんなものも美しさの対象です）
乳首がフレームの中で美しさを際立たせていれば、それは必要な『表現』になります。
逆に乳首を隠しているシーツのシワ、色、または男性の腕などが、『絵』を美しくする例もあります。

　更に、映画が時間芸術である以上、その時間の経過にも美しさがなくてはいけません。
たとえば明らかに乳首を見せまいと不自然な動きをすることで、時間的な美しさは失われてしまうのかもしれません。
乳首を見せることで鑑賞者に微妙な心理的ショックを与え、精神的な時間の流れを乱すことも美しさを失う要因になるかもしれません。
　映画や写真の不幸なところは、その完璧な再現力が
大きな武器であるゆえに、人々が下世話な興味から
好奇心をくすぐられる対象を流布することに使われて
しまったという点にあるでしょう。
下世話な興味でなく、正当に作品を評価するのであれば、乳首出す出さないでなく、それが美しいかどうかを論じるべきではないかと思います。


映画の表現について、下記サイトが参考になりましたら、参照ください。

参考URL：http://blog.livedoor.jp/masato491219/