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天文学と経済

私は、ちゃんと学んではいませんが、天文学が大好きです。ロマンのある学問だと思います。

しかし、その反面、「天文学って経済的にペイするのかな?」という疑問もあります。
もちろん、私個人としては「考古学、哲学、天文学、カネにならない学問はたくさんある。しかし、カネでは計れない尊い学問もあるのだ」と考えています。

これを、政府の立場で考えると、「研究費は税金で賄われている。一般市民から預かった血税を、一般市民に経済的に還元することのない学問に支出することに合理性はあるのか?」ということにはならないでしょうか?

天文学の場合、例えば月や小惑星、火星くらいまでは将来の資源開発などの名目で予算要求ができると思います。
しかし、人類がどう頑張っても到達できそうもない遠い星々やブラックホールの研究など、「わかってもどうしょうもないけど、ただ知りたい」というような研究に対する研究費は、どんな理論武装をして予算要求しているのでしょうか?

A 回答 (2件)

私は中学の時は 天文気象班 でしたので天文観測や 流星観測や 天気図を書いたりしたものです。



天文学って 役に立たない と思っていると
思わぬところで役にたってたりする。
ひょっとすると、未来の発電(というかエネルギー元)はブラックホールに放り込む星屑になるかも。 一日に月の2個分もあればいいのでかるいもんだね。 そういう研究は今からやっておかないと、いつまでたっても実現できないね。
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この回答へのお礼

そうですね。本当にそうだと思います。
科学というのは積み重ねです。かつて、「基礎科学はカネにならん」と予算をカットしたところ、基礎が弱いと結局長期的には国際競争力が低下し、優秀な人材が海外に流れたという苦い経験を日本はしています(まだ反省が足りんみたいですが)。何事も目先のカネだけに囚われるのではなく、長期展望が必要なんですよね。

千里の道も一歩から。宇宙開発という長大なテーマも、今できる研究を積み重ねていかねば永遠に到達できませんよね。

お礼日時:2022/07/20 15:50

率直に「研究は文化だ。

それ自体、価値があるんだ」と堂々と言い切れば良い筈ですよね。それが理解できんほどのアホばかりの国には(まだ)なっていないと思います。ですが、木っ端公務員は(本物の研究なんかやったことがないもんだから)研究の意義が理解できない。「ワタクシタチは有能だから理解できても、コクミンの理解は到底得られないでしょう」と要らぬ心配をする。
 そこで、どう説明するか。研究成果が社会に直接還元される見込みがないとしても、研究のために大規模な実験設備や観測機器を建設する。それには最先端の新規技術を開発し、製造装置や建設機器を開発し、実際に製造、建設を行う。その過程で得られる新技術や経験や設備が経済に大きな波及効果を生じるんだ。だから社会の役に立つんだ、と説明します。
 でも、そういう言い訳は大きな弊害を伴う。一番の問題は研究者の人件費と雇用の安定です。大学では大学院生を(無償のドレイどころか)授業料を取った上で労働力として使う。しかし研究を主導すべき有給の研究者の人件費はそうはいかない。「人材の流動化」などと言っちゃって(地道な研究や専門性の価値をバカにしてるんですね)期限付き研究費しか付けないもんだから期限付き雇用(「特任」ってやつ)ということになり、マトモな研究者が腰を据えて研鑽し集中して仕事をする、ということができない。外国にスカウトされたらすぐ行っちゃいます。
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この回答へのお礼

そうなんですよね。
日本人には昔から「滅私奉公」という考え方があって、社会に貢献している人ほど自己犠牲を暗黙に強いられるという悪弊があります。こういうアホ体質は本当に撲滅しなくてはならない。
スタンドプレーで目立った学者ばかりチヤホヤするけど、その基礎を作ったのは誰なんだという話だと思います。

どこの世界に、来年我が身の振り方がわからないのに腰を据えた息の長い研究ができる学者がおるか。そら海外ににげるわ、ということですね。

お礼日時:2022/07/20 15:57

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